ガーミンから軽量かつ高耐久の新型サイクルコンピューター、EDGE MTBが登場。1秒間に5回信号を捕捉する高精度GPSを搭載し、ライン取りを後から分析できるほど正確なログ取得を実現した。



ガーミン EDGE MTB (c)ガーミンジャパン

GPS機器のリーディングカンパニーであるガーミン。サイクリストにとっては高機能で高精度なEDGEシリーズでおなじみのブランドだ。そのEDGEシリーズに、オフロードに主眼を置いたモデルが登場した。

EDGE MTB最大の特徴は、EDGEシリーズ初となる5HZのマルチバンドGNSS(GPS)を搭載したこと。このチップにより1秒間に5回という高精度な位置情報記録を可能とすることで、コースのどこをどう走ったのか、コーナーのライン取りまで手に取るようにわかるようになった。

泥まみれになっても安定して動作するタフなサイクルコンピューターだ (c)ガーミンジャパン

走行後の軌跡を見返し、タイムや速度と合わせて分析することで、ダウンヒル時のパフォーマンスを改善していくサイクルを多くのライダーが回せるようになる。

オフロードモデルとして、高い耐久性を実現していることも特徴の一つ。優れた耐久性と高い視認性をもつゴリラガラスをディスプレイに採用。更に防塵カプセルボタンとIPX7の防水等級を備え、泥だらけになるMTBライドでも気兼ねなく使えるサイクルコンピューターとされている。

ガーミン EDGE MTB (c)ガーミンジャパン

また58gと軽量に仕上げられており、万が一落下した際のダメージも少なくなっている。更に、落下リスクを低減するためにトップチューブマウントも用意されていることも大きなトピックだ。

また設定したポイント(タイミングゲート)を通過するたびに自動でタイム計測を開始する機能も搭載されている。エンデューロの計測区間を設定しておいたり、普段走るコースの難関セクションを設定して攻略のカギとしたり、使い方は様々だ。

左から、ホーム画面、ライド中画面、ClimbPro、ナビゲーション機能、グループライド機能 (c)ガーミンジャパン

高精度な計測を行う一方で、ランタイムの長さも確保している。5HZのGPSモードで約14時間、バッテリー節約モードなら約26時間の駆動時間を実現しており、エピックなアドベンチャーライドでも活躍してくれるだろう。

もちろん、これまでのEDGEシリーズに搭載されてきたMTBダイナミクスも利用できる。ジャンプカウント、ジャンプ距離、ハング時間など、最新のMTBメトリックを記録可能だ。

ジャンプの距離や滞空時間を計測できるMTBダイナミクスも搭載 (c)ガーミンジャパン

よりパフォーマンスを高めたいMTBライダーにとって、新たな武器となるだろうEDGE MTB。また、58gという現行EDGEシリーズの中でも最軽量となる重量はクライマーにとっても魅力的に映るだろう。価格は64,900円(税込)。



EDGE MTB
ディスプレイ素材:ゴリラガラス
ディスプレイサイズ:2.13インチ・フルカラー(240 x 320 pixels)
インターフェース: ボタン
内蔵メモリストレージ:32GB
稼働時間: GPSモード(5Hz) 約14時間
バッテリー節約モード 約26時間
防水: IPX7
接続機能: ANT+、Bluetooth
衛星測位: 5HzマルチバンドGNSS(GPS、GLONASS、Galileo)
センサー: 気圧高度計、加速度計、ジャイロスコープ、磁力計など
トレーニングサポート機能:トレーニングプランとワークアウト、VO2 Max、FTP自動計測※、リカバリータイム、MTBダイナミクス、ClimbPro、ナビゲーション機能、デバイス上のPOI検索 等
※対応するパワーセンサーおよび心拍センサーとのペアリングが必要
内蔵地図: 日本詳細道路地図(City Navigator Plus)自転車道入り
安全サポート機能: 事故検出/援助要請機能※
その他の機能: LiveTrack※、GroupTrack※、ライダー間メッセージ※、Connect IQ、Variaレーダー対応、Di2/eTap/EPS対応、ANT+インドアトレーナー対応
※Bluetooth対応スマートフォンとの接続が必要
価格:64,900円(税込)
リンク

最新ニュース(全ジャンル)