アンテルマルシェ・ワンティをサポートするスマートデバイスブランドのブライトンが、新たなサイクルコンピューター”Rider 650”をリリース。フルカラータッチスクリーンなど高性能ながら手の届きやすい価格に設定されたミッドレンジだ。



ブライトン Rider 650 (c)フカヤ

ブライトンが発表した新型サイクルコンピューター”Rider 650”は、エントリーモデルと上位のSシリーズの間を繋ぐミッドレンジモデル。サミュエル・ワンCEOが「ライダーが最も重視する主要機能に重点を置くことで、無駄な複雑さを排除し、信頼性の高いパフォーマンスを提供するデバイスとして開発した」と言う一台だ。

Rider 650の大きな特徴は、2.8インチのフルカラータッチスクリーンを採用することで、従来の白黒ディスプレイよりも情報の視認性が大幅に向上したこと。ヒルクライムの情報をわかりやすく表現する「Climb Challenge」機能では、登り坂の勾配を色分けして表示することで、これから挑む区間の難易度を直感的に把握可能となった。

2.8インチのフルカラータッチスクリーンを採用する (c)フカヤ

環境光に応じて画面の明るさが自動調整される (c)フカヤ

また環境光センサーの搭載により、周囲の明るさに応じて画面の明るさが自動調整される。朝から晩まで楽しむサイクリングでも常に最適な視認性を提供してくれるのはありがたい。もちろん手動でも調整でき、最大33時間のランタイムを備えるバッテリーの残量マネジメントも行いやすい。

またタッチスクリーンによって直感的な操作が可能となったことで、扱いやすいサイクルコンピューターを実現。さらにカスタマイズ可能なファンクションキーが搭載されており、ホーム画面に戻る、最新の通知に戻る、長押しでアクティビティを保存するといった機能を割り当てられ、ユーザーが使いやすいデバイスに設定することが可能だ。

扱いやすさが増すファンクションキーが搭載されている (c)フカヤ

ナビゲーション機能では地域別地図がプリロードされているため、購入直後から使いこなしやすくなっている。世界地図も無料でダウンロードでき、海外をサイクリングするユーザーにも対応。加えてナビルートから外れた場合でもBryton Activeアプリと連携して自動的にルートを修正を行う機能も搭載される。

Rider 650にはルートエクスプローラー機能も備えられている。この機能は任意の距離を設定するだけで、デバイスが現在位置から最大3つの独自ルートを生成するもので、ナビゲーションのハードルを下げてくれる。知らない土地でのサイクリングや、いつものコースに飽きたときに新しい発見をもたらしてくれる機能だ。

ナビゲーションシステムも搭載している (c)フカヤ

グループライド機能でサイクリングの充実度を高めている (c)フカヤ

クイックステータスメニューやワークアウト機能なども網羅。グループライド機能ではアプリを介して、友人とルートのシェアや走行中の状況をデバイスに表示。メッセージなども送ることができ、ライドの充実度を高めてくれるだろう。自宅にいる友人や家族に位置情報を共有するライブトラックにも対応可能。

また対応するリアビューレーダーをペアリングすることで、後方から接近する車両を検知して画面に表示する機能も魅力的。危険度に応じて色分けされた帯で表示されるため、直感的に状況を把握することが可能だ。ビープ音でも接近を知らせてくれるため、前方に集中したまま接近車両を気がつくこともできる。

リアビューレーダーとの連携も可能 (c)フカヤ

E-bikeシステムとの連携も充実している。Shimano StepsやANT+ LEV対応のE-BIKEでは、アシストレベルやバッテリー残量、ギアポジションをリアルタイムで確認できる。E-BIKEの情報もサイコンに集約できて、一覧できるのはE-BIKEの利便性を高めてくれるだろう。

Rider 650は2つのパッケージで展開される。基本セットの「E」は本体とマウント、充電ケーブル、ストラップが付属して24,750円。「T」はこれに加えて速度、心拍数、ケイデンスセンサーが付属して34,650円となっている。

ブライトン Rider 650 (c)フカヤ

マウント部は交換可能だ (c)フカヤ



ブライトン Rider 650
本体サイズ:84.5 x 56.8 x 16
画面サイズ:2.8インチ
重量:92g
衛星測位システム:GPS、Glonass、Galileo、Beidou、QZSS
充電:USB-C
バッテリー稼働時間:33時間
価格:基本セット24,750円(税込)、トリプルセンサーキット34,650円(税込)

リンク

最新ニュース(全ジャンル)