キャノンデールの新モデルが一堂に会する販売店向け新製品発表会が、今年も山梨県北杜市にて開催された。SUPERSIX EVO Hi-MODのディスク仕様や弟分の新型EVO CARBON、新たなロード入門機CAAD OPTIMO、27.5+のセミファットMTBに復活したフルサスXCバイクSCALPEL-Si、洗練されたクロスバイク群などなど。注目車種が目白押しの2017モデルを全6ページに渡って紹介していこう。

「乗りたくなる世界」を造る 全てのライダーに向けたキャノンデールの2017モデル

ホテルの大広間で行われたキャノンデール2017年モデルのプレゼンテーションホテルの大広間で行われたキャノンデール2017年モデルのプレゼンテーション
2016年を折り返したばかりだというのに、国内の自転車業界は既に2017年に向けて動きはじめている。そんな7月中頃、山梨県・小淵沢のリゾートホテルと、八ヶ岳を臨む周辺一帯を舞台に、キャノンデール2017モデルのディーラー向け発表&試乗会は開催された。

全国各地のディーラーや国内メディアの間ではすっかりお馴染みとなったキャノンデール夏の一大イベントは、ワンブランドの新製品発表会としては国内でも屈指の規模を誇り、スケジュールの中には新製品のセミナーやテストライドなどが詰め込まれている。

本国プロダクトマネージャーのヘニング・シュローダー氏が来日。ショップ関係者と交流を深めた本国プロダクトマネージャーのヘニング・シュローダー氏が来日。ショップ関係者と交流を深めた 鹿屋体育大学の3選手がロードライドのガイド役として参加鹿屋体育大学の3選手がロードライドのガイド役として参加

テストライドへと繰り出すテストライドへと繰り出す 約200台ものテストバイクが用意された約200台ものテストバイクが用意された


イベントの最初に行われたプレゼンテーションでは、キャノンデール・ジャパン代表の池田新氏と本国プロダクトマネージャーのヘニング・シュローダー氏が登壇。「For All Riders」を2017年ラインナップのテーマとして打ち出した。キャノンデール・ジャパンが社是とする「ノリタクナルセカイツクル」を実現するべく、老若男女や用途、予算、スポーツバイク歴を問わず、全てのライダーにマッチする多種多様なバイクを取り揃えた。その中で、新型は10車種以上にもなる。

また、メルセデス・ベンツとのコラボレーションや、スポーツバイク購入のハードルを下げる「分割払い」と「下取り」の両サービスなど、「ノリタクナルセカイツクル」を叶えるためのキャノンデール・ジャパン独自の取り組みについても改めて紹介があった。世界に先駆けて日本でいち早くローンチされたオーダーシステム「CUSTOM LAB」はカラーやコンポーネントの選択肢が増え、更なる注目を集めていた。こちらについては、別ページにて詳細を解説する。

八ヶ岳の麓に一挙集結 充実の2017モデルをプレビュー

ここからは、キャノンデール2017モデルの概要について解説していこう。ロードバイクにおける最大のトピックは、昨年フルモデルチェンジを果たした「SUPERSIX EVO Hi-MOD」に、ディスクブレーキ仕様が登場したこと。剛性バランスを徹底的に追求したリムブレーキ仕様の乗り味を維持しながら、ディスクブレーキの持ち味を最大限発揮できるよう設計が施されているという。また、キャノンデールプロサイクリングのフィードバックにより、リアをQR仕様とした点も興味深い。

SUPERSIX EVOシリーズが拡充。Hi-MODのディスク仕様と弟分の新型CARBONが登場したSUPERSIX EVOシリーズが拡充。Hi-MODのディスク仕様と弟分の新型CARBONが登場した
CAAD12には、専用ジオメトリー&アッセンブル採用の女性モデルが登場CAAD12には、専用ジオメトリー&アッセンブル採用の女性モデルが登場 キャノンデールのお家芸が光るアルミ製の新型入門機CAAD OPTIMOキャノンデールのお家芸が光るアルミ製の新型入門機CAAD OPTIMO


そして、「SUPERSIX EVO Hi-MOD」の弟分にあたり、カーボンのグレードをスタンダードMODとした「EVO CARBON」が刷新。価格と重量増を抑えながらも、剛性をHi-MODと同等まで高めることで、上位モデルゆずりの走行性能を手に入れた。

古くからのキャノンデールファンには懐かしい「CAAD OPTIMO」の名前が復活。「CAAD8」後継のロード入門機としてカムバックを果たす。入門機に求められる性能を再検証し、お家芸ともいうべきアルミ加工技術を活用することで、ロードレーサーに求められるシャープさと快適性を兼ね備えることに成功した。この他、シクロクロスバイクの「SUPER X」と「CAAD X」も刷新され、新機軸のアドベンチャーバイク「SLATE」にはリジット仕様のLeftyフォーク搭載で低価格化を実現したバリューモデルが登場している。

さらに激化するW杯コースに合わせて、フルサスXCモデルSCALPELが新型にさらに激化するW杯コースに合わせて、フルサスXCモデルSCALPELが新型に
27.5+規格採用のセミファットMTBが3車種登場27.5+規格採用のセミファットMTBが3車種登場 27.5+のリジットバイクBEAST OF THE EAST。ヘッドチューブでは猛獣が睨みを利かす27.5+のリジットバイクBEAST OF THE EAST。ヘッドチューブでは猛獣が睨みを利かす


MTBでは、フルサス仕様のXCバイク「SCALPEL-Si」が名前を新たに復活。リアリジット仕様のF-Siと同じく、ドライブトレインの位置を右側へとオフセットさせホイールのおちょこ量を減らす「Aiデザイン」により、コントロール性とトラクション性能を向上。ファンライド系では、27.5+規格のセミファットタイヤにより安全安心かつ楽しいトレイルライドを実現するフルサスの「BAD HABIT」、リアリジットの「BEAST OF THE EAST」、その弟分「CUJO」の3車種がラインアップに加わった。

ロードやMTBと同様に、クロスバイクにも定評のあるキャノンデールだが、2017モデルによって、その地位は更に確固たるものとなるだろう。先行発表されたフィットネス指向の「Quick」シリーズは、ロードのテクノロジーを多く取り入れ、ジャンルの域を越えた軽快な走りを実現している。

フィットネス指向のクロスバイクQuickがリニューアル。ロードに比肩する軽さを手に入れたフィットネス指向のクロスバイクQuickがリニューアル。ロードに比肩する軽さを手に入れた
SUGOI、キャノンデール共にウェアバリエーションは一気に向上したSUGOI、キャノンデール共にウェアバリエーションは一気に向上した 急速に人気を高めているファブリック。2017モデルとしてハンディツールやポンプなどが登場する急速に人気を高めているファブリック。2017モデルとしてハンディツールやポンプなどが登場する


系列ブランドのファブリックは、同社の看板商品であるサドルの国内展開モデルがさらに充実。前照灯として尾灯としても使えるバーサタイルなライト、使いやすさとデザイン性を融合させたポンプ、シリコン製バーテープが新たに登場した。

SUGOiは、ドット状リフレクティブプリントで安全性を高めた「ZAP」シリーズが、ウィンドブレーカーに加えてヘルメットカバー、グローブ、シューズカバーにまで波及。キャノンデールのアクセサリーラインは、ヘルメットに、他社ブランドのバイクとも相性の良いロゴ少なめの新カラーが加わっている。

インプレッション担当ライダー プロフィール

恒次智(サイクルショップフリーダム)恒次智(サイクルショップフリーダム) 恒次智(サイクルショップフリーダム)

岡山県岡山市にあるサイクルショップフリーダムの代表を務める。山遊びの一環で始めたMTBにどっぷりとはまり、自転車歴は20年ほど。レース参加にも積極的で、ロードの実業団ではE2クラスで走る。様々なモデルを所有してきた大のキャノンデールフリークで、SUPERSIXシリーズは現行に至るまで歴代モデルを乗り継いでいる。

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サイクルショップフリーダム
高野浩平(B-shop OCHI)高野浩平(B-shop OCHI) 高野浩平(B-shop OCHI)

四国最大級の規模を誇る愛媛県のサイクルショップB-shop OCHIの店長。片道40kmの自転車通勤をこなす実走派で、県内のヒルクライムに年数回出場する。登りの軽快さと下りの安定性を兼ね備えたバランスの良いバイクが好み。キャノンデールフリークでCAAD10→SUPERSIX EVO Black inc.と乗り継いできた。

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提供:キャノンデール・ジャパン 製作:シクロワイアード編集部