2024年から年々戦力を増すリドル・トレックの2027年ロースターが確定した。30名の所属枠には元TT世界王者フィリッポ・ガンナ(イタリア)と、今年はジロで総合2位、ブエルタで総合3位に入ったフェリックス・ガル(オーストリア)らが加わり、大幅な戦力アップを果たした。

ジロの最終日スプリントを制したジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) photo:CorVos
2025年はチーム46勝と、創設以来最多の勝利数を叩き出したリドル・トレック。2026年は33勝と前年に並ぶには至らず、UCIチームランキングでも3位から5位に後退したものの、間違いなく世界トップレベルのチームとしての存在感を示したシーズンとなった。
その中心となるのはもちろん、今季12勝を積み上げたエーススプリンターのジョナタン・ミラン(イタリア)だ。2月のUAEツアーで区間3勝、ティレーノ~アドリアティコでも区間1勝を挙げ、ジロ・デ・イタリアでは最終日の1勝に留まったものの、直後のイタリア選手権を制覇。イタリア王者ジャージを着て臨んだツール・ド・ポローニュでは初日から3日連続勝利と、その強さを示した。

ステージとマイヨヴェールを掴んだマッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック) photo:CorVos
またもう1人のエースであるマッズ・ピーダスン(デンマーク)は、ツール・ド・フランスで区間1勝とポイント賞を獲得し、史上6人目となる3大グランツールでのポイント賞制覇を達成した。さらに、宇都宮ジャパンカップサイクルロードレースをアメリカ王者ジャージで勝利したクイン・シモンズの姿も記憶に新しい。
長らくチームの中心選手だったバウケ・モレマ(オランダ)が引退し、ジュリオ・チッコーネ(イタリア)はピナレロQ36.5プロサイクリングへ移籍するなど、チームの転換点となる来季。新戦力には2020年、21年のタイムトライアル世界王者であるフィリッポ・ガンナ(イタリア)がネットカンパニー・イネオスから加わり、今年のジロ・デ・イタリアで総合2位、ブエルタ・ア・エスパーニャで総合3位に入ったフェリックス・ガル(オーストリア)がデカトロンCMA CGMから移籍する。

フィリッポ・ガンナ(イタリア) photo:CorVos

ブエルタで総合3位に入ったフェリックス・ガル(オーストリア) photo:CorVos
チームとしての課題はグランツールでの総合争いにある。今年加入した24歳の若きエース、フアン・アユソ(スペイン)はツールで総合7位と期待されたほどの結果を残せず、ダブルエースだったマティアス・スケルモース(デンマーク)が総合6位で上回った。そのためガル、そしてツールで2年連続総合10位に入ったジョルダン・ジェガット(フランス、トタルエネルジー)を獲得。そこに今年加入のデレク・ジーウェスト(カナダ)も控え、厚みのあるクライマー陣となった。
さらにスプリントでは、ミランのアシストに加え自らもエースとして戦えるヨルディ・メーウス(ベルギー)が加入。育成チームからは、今年トップチームに帯同してトップ3を連発し、ヨーロッパ選手権ではU23ロードレースとTTの2冠を達成、さらにU23のパリ〜トゥールでも優勝した19歳、エクトル・アルバレス(スペイン)が昇格するなど、新戦力の活躍に注目が集まる。

2025年はチーム46勝と、創設以来最多の勝利数を叩き出したリドル・トレック。2026年は33勝と前年に並ぶには至らず、UCIチームランキングでも3位から5位に後退したものの、間違いなく世界トップレベルのチームとしての存在感を示したシーズンとなった。
その中心となるのはもちろん、今季12勝を積み上げたエーススプリンターのジョナタン・ミラン(イタリア)だ。2月のUAEツアーで区間3勝、ティレーノ~アドリアティコでも区間1勝を挙げ、ジロ・デ・イタリアでは最終日の1勝に留まったものの、直後のイタリア選手権を制覇。イタリア王者ジャージを着て臨んだツール・ド・ポローニュでは初日から3日連続勝利と、その強さを示した。

またもう1人のエースであるマッズ・ピーダスン(デンマーク)は、ツール・ド・フランスで区間1勝とポイント賞を獲得し、史上6人目となる3大グランツールでのポイント賞制覇を達成した。さらに、宇都宮ジャパンカップサイクルロードレースをアメリカ王者ジャージで勝利したクイン・シモンズの姿も記憶に新しい。
長らくチームの中心選手だったバウケ・モレマ(オランダ)が引退し、ジュリオ・チッコーネ(イタリア)はピナレロQ36.5プロサイクリングへ移籍するなど、チームの転換点となる来季。新戦力には2020年、21年のタイムトライアル世界王者であるフィリッポ・ガンナ(イタリア)がネットカンパニー・イネオスから加わり、今年のジロ・デ・イタリアで総合2位、ブエルタ・ア・エスパーニャで総合3位に入ったフェリックス・ガル(オーストリア)がデカトロンCMA CGMから移籍する。


チームとしての課題はグランツールでの総合争いにある。今年加入した24歳の若きエース、フアン・アユソ(スペイン)はツールで総合7位と期待されたほどの結果を残せず、ダブルエースだったマティアス・スケルモース(デンマーク)が総合6位で上回った。そのためガル、そしてツールで2年連続総合10位に入ったジョルダン・ジェガット(フランス、トタルエネルジー)を獲得。そこに今年加入のデレク・ジーウェスト(カナダ)も控え、厚みのあるクライマー陣となった。
さらにスプリントでは、ミランのアシストに加え自らもエースとして戦えるヨルディ・メーウス(ベルギー)が加入。育成チームからは、今年トップチームに帯同してトップ3を連発し、ヨーロッパ選手権ではU23ロードレースとTTの2冠を達成、さらにU23のパリ〜トゥールでも優勝した19歳、エクトル・アルバレス(スペイン)が昇格するなど、新戦力の活躍に注目が集まる。
リドル・トレック2027年ロースター
| 既存選手 |
| フアン・アユソ(スペイン) |
| ジュリアン・ベルナール(フランス) |
| シモーネ・コンソンニ(イタリア) |
| デレク・ジーウェスト(カナダ) |
| アマヌエル・ゲブレイグザビエル(エリトリア) |
| レナード・ケムナ(ドイツ) |
| パトリック・コンラッド(オーストリア) |
| セーアン・クラーウアナスン(デンマーク) |
| ジョナタン・ミラン(イタリア) |
| ティボー・ネイス(ベルギー) |
| マッズ・ピーダスン(デンマーク) |
| クイン・シモンズ(アメリカ) |
| マティアス・スケルモース(デンマーク) |
| トムス・スクインシュ(ラトビア) |
| マッテオ・ソブレロ(イタリア) |
| ヤコブ・セーデルクヴィスト(スウェーデン) |
| マティアス・ノルスゴー(デンマーク) |
| エドワルト・トゥーンス(ベルギー) |
| マティアス・ヴァチェク(チェコ) |
| オット・フェルハールデ(ベルギー) |
| カルロス・ベローナ(スペイン) |
| アルバート・ウィゼンフィリプセン(デンマーク) |
| 新加入 |
| エクトル・アルバレス(スペイン)←リドル・トレック・フューチャーレーシング |
| イゴール・アリエタ(スペイン)←UAEチームエミレーツXRG |
| フェリックス・ガル(オーストリア)←デカトロンCMA CGM |
| フィリッポ・ガンナ(イタリア)←ネットカンパニー・イネオス |
| ジョルダン・ジェガット(フランス)←トタルエネルジー |
| ヨルディ・メーウス(ベルギー)←レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ |
| グレゴール・ミュールベルガー(オーストリア)←デカトロンCMA CGM |
| ゲオルク・ツィマーマン(ドイツ)←ロット・アンテルマルシェ |
| 退団 |
| バウケ・モレマ(オランダ)→引退 |
| ジュリオ・チッコーネ(イタリア)→ピナレロQ36.5プロサイクリング |
| テイオ・ゲイガンハート(イギリス)→EFエデュケーション・イージーポスト |
| マキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ)→引退 |
| サム・オーメン(オランダ) |
| アンドレア・バジオーリ(イタリア)→XDSアスタナ |
| ジャコポ・モスカ(イタリア)→引退 |
| ティムトーン・トイテンベルク(ドイツ)→スーダル・セーフティジョガー |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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