ユニベット・ローズ・ロケッツがワウト・プールス(オランダ)との契約更新を発表した。2016年のリエージュ覇者は今年XDSアスタナから同チームに加入し、プロ19年目となる2027年が現役最後のシーズンとなると明言した。



ユニベット・ローズ・ロケッツとの契約を延長したワウト・プールス(オランダ) photo:CorVos

「自らの経験を活かしてチームが次の一歩を踏み出す手助けをしながら、いまなおこの競技を楽しめていることは素晴らしいことだ」と、プールスは契約更新のリリースで語った。また母国オランダで行なわれたイベントでは、40歳となる2027年が「(現役)最後の年となる」と明かしている。

2009年にオランダのプロコンチネンタルチーム(当時)、ヴァカンソレイユでプロデビューしたプールスは、オメガファーマ・クイックステップ(現スーダル・クイックステップ)を経て、チームスカイ(現ネットカンパニー・イネオス)に加入した。クリストファー・フルーム(イギリス)の3大ツール(ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャ)総合優勝を山岳アシストとして支え、またゲラント・トーマス(イギリス)、エガン・ベルナル(コロンビア)のツール総合優勝にも力を貸した。

バーレーン・ヴィクトリアスでは長らく新城幸也とチームメイトだったワウト・プールス(オランダ) photo:CorVos

自身の成績では2016年にモニュメント(5大クラシック)の一つであるリエージュ〜バストーニュ〜リエージュで優勝。バーレーン・ヴィクトリアスに加入してからも2023年にはツールとブエルタで区間優勝を飾り、XDSアスタナを経て今年ユニベット・ローズ・ロケッツに移籍した。チーム初のグランツールとなったジロ・デ・イタリアでは逃げから区間勝利に迫った。

スポーツディレクターを統括するエールコ・メーンホルスト氏は、「ワウトのような経験を持つ選手がチームにいることは貴重であり、特に我々のような若い組織にとってはなおさらだ」と評価する。プールスとの契約延長によって来季の所属人数は26名となり、一部報道ではこれで来季のロースターが確定したと言われている。また、今季のUCIチームランキングではプロチーム5位となる全体22位に入っており、チームの掲げる目標であるツール出場の行方にも注目が集まる。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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