2026年シーズン最後の大一番「ツール・ド・おきなわ 男子チャンピオンロードレース」が、11月8日午前6時45分にスタートする。18年ぶり出場の新城幸也を含むソリューションテックNIPPOラーリなど出場チームとコースをプレビューする。



日の出と共にスタートするツール・ド・おきなわ男子チャンピオンレース photo:Satoru Kato

「ツール・ド・おきなわ」の最上位カテゴリーとなる男子チャンピオンレースは、今年もUCI1.2クラスのレースとして開催される。翌週に「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」を控えているとは言え、実質的には2026年シーズンの国内最終戦と言って良いだろう。

今回は海外6チーム、国内7チームに、沖縄選抜チームを加えた計14チームが出場する。チーム一覧は以下表の通り。
ツール・ド・おきなわ2026 男子チャンピオンレース出場チーム
海外チーム
ソリューションテック・NIPPO・ラーリ(イタリア)
スワットクラブ(イタリア)
セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム(オーストラリア)
チャイニーズタイペイナショナルチーム(台湾)
ソウル・サイクリングチーム(韓国)
LXサイクリングチーム(韓国)
国内チーム
キナンレーシングチーム
VC福岡
Astemo宇都宮ブリッツェン
ヴィクトワール広島
愛三工業レーシングチーム
シマノレーシング
群馬マンモスレーシング
沖縄選抜
ツール・ド・おきなわ2008チャンピオンレースで清水都貴との逃げ切り優勝を決めた新城幸也(梅丹本舗GDRエキップアサダ) photo:Makoto AYANO

今大会最大の注目点は、新城幸也が18年ぶりに出場することだろう。2008年、梅丹本舗GDRエキップアサダに所属していた新城は、当時クリテリウムとロードレースの2日間開催だったツール・ド・おきなわで総合優勝。その翌年にブイグテレコムに移籍してからの活躍は周知の通り。今回はソリューションテック・NIPPO・ラーリの一員として出場するが、どのような走りを見せるか?

2025年初出場のスワットクラブはクラブチームながら終始レースをコントロールした photo:Satoru Kato

その他海外チームでは、コンチネンタルチームとなったイタリアのスワットクラブや、オーストラリアのセントジョージコンチネンタルサイクリングチーム、チャイニーズタイペイナショナルチーム(台湾)韓国のソウルサイクリングチームが昨年に続き出場。韓国からはLXサイクリングチームも出場し、日本では珍しく韓国の2チームが揃う。

昨年大会優勝の岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)は今季好調な選手の1人 photo:Satoru Kato

昨年大会山岳賞の孫崎大樹(ヴィクトワール広島) photo:Satoru Kato
先日のジャパンカップでは日本人最上位となった留目夕陽(愛三工業レーシングチーム) photo:Makoto AYANO


対する国内チームは、新城雄大や草場啓吾ら今季好調な日本人選手が揃うキナンレーシングチーム、地元開催のツール・ド・九州で活躍を見せたVC福岡、昨年大会覇者であり、今年Jプロツアーチャンピオンとなった岡篤志を擁するAstemo宇都宮ブリッツェン、Jクリテリウムツアー連覇を達成した孫崎大樹擁するヴィクトワール広島、留目夕陽を日本チャンピオンにした愛三工業レーシングチーム、チームタイムトライアルの初代日本チャンピオンとなったシマノレーシングなど、国内コンチネンタルチームが揃う。

加えて、群馬マンモスレーシングが今シーズン好調な島崎将男や大室佑らを揃えて初出場。そして沖縄選抜は佐藤光、玉城翔太ら沖縄出身選手に加え、台湾のリー・アールンを加えたメンバーで臨む。

初出場の群馬マンモスレーシングチームから出場する島崎将男 photo:Makoto AYANO
ジャパンカップ・オープンレースでレースを動かした佐藤光(チームサイクラーズスネル)は沖縄選抜から出場 photo:Satoru Kato


ツール・ド・おきなわ コース図 ©︎TOUR DE OKINAWA

コースは名護市をスタートして沖縄本島北部をぐるっと巡り、名護市にフィニッシュする200km。細かな変更は加えられているものの、38回目の開催となる今年も国内最長距離のレースの伝統を維持する。

近年はレース中盤の普久川ダムへの登り2回をこなしたのち本格的にレースが動き出し、残り15km付近から始まる羽地への登り区間で抜け出した者での勝負となる傾向にある。昨年は天候に恵まれたこともあって史上最速となる平均時速42kmを超えを記録したが、今年は今大会唯一のプロチームであるソリューションテック・NIPPO・ラーリの出場によりさらにハイペースな展開も予想される。

昨年は先行した4名による残り10kmを切ってからのアタック合戦となった photo:Satoru Kato

あるいは、2回目の普久川ダムへの登りより前からレースが動くのではないかとの見方もあるが、沖縄はこの時期としては珍しく強風が吹き続けており、8日のレース当日も風は止まない予報が出ている。レース前半の沖縄本島を北上する際は向かい風、後半は追い風になると見られ、レースに影響を及ぼすのか気になるところだ。



女子国際ロードレース、ジュニア国際ロードレース

昨年大会では2位と山岳賞獲得となった金子広美(三重県自転車競技連盟) photo:Satoru Kato

今年6月の全日本選手権 3位でフィニッシュする木下友梨菜(鈴なり妖怪) photo:Satoru Kato
U23日本チャンピオンの田中麗奈(IGNTZONE Racing Team) photo:Makoto AYANO


100kmで行われる女子国際レースは、昨年2位の金子広美(三重県自転車競技連盟&ゆいまーる)と、今年の全日本選手権3位の木下友梨菜(鈴なり妖怪 鈴オハヨウカイッ)、同5位でU23チャンピオンの田中麗奈(IGNTZONE Racing Team)らが出場。残念ながら昨年覇者の手塚悦子は出場しないため、この3名での勝負となるか。

新城幸也らソリューションテックNIPPOラーリのメンバーと畑中勇介コーチによるライド企画に参加したジュニア選手達 photo:Satoru Kato
ソリューションテックNIPPOラーリのメンバーらと走るジュニア選手 photo:Satoru Kato


また、ジュニア国際ロードレースには38名がエントリー。女子と同じく100kmのレースが行われる。このレースに出場する選手らを対象としたライド企画が7日に行われ、新城幸也らソリューションテックNIPPOラーリのメンバーとキナンレーシングチームの畑中勇介コーチが参加して50kmコースを走った。



レースの模様はYouTubeでライブ中継

ツール・ド・おきなわのレースは琉球放送(RBC)のYouTubeチャンネルでライブ配信される予定。ツール・ド・おきなわのYouTubeチャンネルでもライブ枠が出ているので、下記リンクよりご参照を。


text&photo:Satoru Kato
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