関東 › 千葉

バイシクルセオ 新松戸店

圧倒的な品数は一見の価値あり ビギナーからマニアまで納得の奥深さ
2021年2月のリニューアルで黒と黄色にイメージチェンジを果たした
圧倒的なボリュームを誇る1階のパーツ/用品コーナー
ピナレロをはじめとするイタリアンブランドたち
アメリカンブランドはキャノンデールとトレックを扱う
人気のビアンキは多数ラインナップ。店舗でも売れ筋だという
クロスバイクやキッズバイクといったラインナップも充実
入口左側の階段を上がった先はタイヤコーナー
店舗再奥はアパレルコーナーだ
流行のグラベルロードを紹介する展示も
貴重な金属フレームのデローザもラインナップ
このオールドデローザ2台は、かつて森井マネージャーが駆った愛機
ここにもデローザ...!
シマノのフィッティングマシンを常備。フィッティングステージは1/2
ライト類はキャットアイを中心にラインナップ
各種バルブやバルブコアツールですらこの量!
珍品?タンデムバイクも用意
5アーム時代のカンパニョーロも在庫として用意する
このオールドカンパは森井マネージャーのコレクション
セマス新松戸を巣立っていった選手のジャージが飾られていた
リニューアルで一般車部門が加わった。在庫量も豊富だ
スポーツバイクと比べて整備に手間のかかる一般車。テキパキと作業が進んでいた
クラブチームの缶バッジを発見
上野駅から常磐線各駅停車で30分、武蔵野線と流鉄流山線が乗り入れる新松戸駅から徒歩10分の距離にあるプロショップが、バイシクルセオ新松戸店。千葉県船橋市をルーツに、現在130店舗以上を持つ関東の一大グループ企業、セオサイクルの中でも最大規模を誇るスポーツバイク専門店だ。なおセオグループの中で一般車を扱う店舗は「セオサイクル」、スポーツバイクを専門的に扱う店舗は「バイシクルセオ」と呼び分けられている。

ドアをくぐって圧倒されるのが、その広さと圧倒的な在庫商品の数々。1階と2階合わせて160坪という売り場には、ロードバイクはもちろん、クロスバイクやMTB、ミニベロなど常時250台もの在庫が用意され、パーツ、消耗品、アパレル、ヘルメット、シューズ、アクセサリー、そしてトレーニング機材やバイクラックまで、ありとあらゆる製品がフルボリュームで準備されている。よく目を凝らせば絶版パーツや、オールドカンパといったコレクションの数々もあって、その規模は首都圏ではあまり類を見ない。

関東のホビーレーサーであれば「セマス新松戸」というショップクラブを一度は聞いたことがあるかもしれない。ただし店舗に競技色は一切なく、あくまでスポーツバイクビギナーが入りやすく、フレンドリーであることに重点を置いている。だから低価格帯のバイクもあれば、それを修理するための補修パーツも完備する。2021年2月には近隣の「セオサイクル」を併合したものの、スポーツバイクの在庫量は熱量は一切薄れておらず、むしろ一般車を求めに来たユーザーがスポーツサイクルを目にするチャンスを生み出している。

「お客様にとって、常に新しいものに触れられる、楽しい店でありたいんです」と笑うエリアマネージャーの森井恒一さんは、店長の西口展人さんと共にバイシクルセオ新松戸店を盛り上げる中心人物だ。セオサイクルは関東を代表する一大チェーンながら、各店舗ごとに特色を持つことが面白い。森井さんと西口さんという親しみやすいキャラクターが、スタッフを、ショップを、そしてユーザーを引っ張っていると感じる。
高さ、奥行き広い空間に、たっぷりのバイク、パーツ、用品類が詰め込まれる
1階はパーツや用品コーナー。細かい補修部品まで揃う
階段を上がった2階は完成車コーナーが広がる
バイシクルセオ新松戸店を盛り上げるスタッフたち
2011年11月にオープンしたバイシクルセオ新松戸店だが、それ以前にも20年間に渡って、ボリュームアップと移転を繰り返しつつ、ここ新松戸で地域に根ざした営業を続けてきた。現店舗のオープン前は狭小店舗で長年営業を続け、その頃には全国に先駆けたアパレル専門館もスタートさせている。グループとしては60年以上にも及ぶ歴史を持つが、新しいアイディアを積極的に取り入れる姿勢は一切崩していない。

ヨーロッパブランド、アメリカンブランド、アジアンブランドなど、様々なブランドを取り扱い、店舗にディスプレイするバイシクルセオ新松戸店が最も得意とするのはデローザとコルナゴ。それは森井さんがデローザを、西口店長がコルナゴを心から愛してやまないからだ。愛すること以上に、理解を深める術はなし。古いものから新しいものまで、その知識と経験は広く深い。店内に飾られているビンテージデローザはかつて森井さんが乗っていたものだし、先の店舗リニューアルで店先の看板についた「デローザ」のロゴも、一途なデローザ愛を表現するメッセージなのかもしれない。

在籍するスタッフは、スポーツバイク部門と一般車部門を合わせて8名。全員が自転車を楽しみ、接客やメカ作業も行うマルチプレーヤーだ。学生時代は競技に情熱を燃やしていた人、ツーリング派、サイクルデザイン専門学校でフレーム作りを学んできた人など、得意分野の違う様々な人材がバイシクルセオ新松戸店には揃っている。

ここ最近、スタッフ間で流行っているのはグラベルライドや、バイクパッキングでのソロキャンプだそう。「セオ新松戸イコール走り系」というイメージは古いのだ。ビギナーから玄人まで、誰しもを納得させるこのできる頼れるスタッフがあなたの来店を待っている。
Mマネこと森井マネージャー。デローザに対する愛は深く広い
デローザ愛は店舗外の看板をも飲み込んでしまった模様
デローザやチネリの定番金属フレームたち。常に10本程度用意されているという
店舗を率いる西口店長はコルナゴ派。愛車を見せてもらった
さて、店舗を見渡せば、カウンターの奥側にある、4〜5名が同時作業できるほど広いメカニックスペースに気づくだろう。壁やツールボックスにはあらゆる作業に対応できるよう無数の工具が用意され、緊急の駆け込み需要に対応できるよう、シマノ、カンパニョーロ、スラム関連の補修パーツ類も非常に多い。

完成車が入荷してきた場合は、当然各部のチェックを怠らず、ワイヤー長を適正値に調節し、グリスアップと増し締め、当たり調整を行ってからユーザーの手に渡る。金属フレームの場合はBBやヘッドなどのフェイシングやタップ立てなど、もうひと手間をプラス。メカニックスペースは売り場に向けてオープンとなっており、自分の愛車が仕上げられていく様子を確かめられることも安心に繋がるポイントだ。「”お客様に安心安全を、社員にも家族にも安心安全を”、というのがセオサイクルの会社方針。当たり前のことですが、自転車のプロとして当然ですよね」と、森井さんは話す。

購入相談時には、ビギナーであるほど時間をかけて対話を重ね、生活スタイルやどう走りたいかを聞き出し、一人一人に合わせたベストバイクを選び出していく。すぐその場で試乗やサイズ合わせができるのは、膨大な数の展示車があるからこそ可能となる強み。予想以上にコストの掛かるバイク以外の用品類も含め、予算的に無理のない提案をすることに心掛けているという。

取材中もフレンチバルブの扱い方を知らない方がアドバイスを求めにやってきていたが、とあるスタッフさんが親切丁寧に(それも店舗購入ではないユーザーなのに!)レクチャーしていたことに関心させられた。ビギナーこそ大事にするという、森井さんの言葉が頭の中を反芻する。

そして「昔、悲しい事故が身近で起こって」と西口店長は言う。「だからこそ、危険を未然に防ぎたい、スポーツバイクを安全に、楽しく乗ってもらいたいという気持ちもあってセオサイクルに入社しました。安全へのお願いや保険も充実していますし、ぜひ活用してもらいたいと思います」。
店舗奥のテックスペース。4,5名が作業できる余裕を持った作りだ
熟練のスタッフが日々安心安全のバイクを送り出している
2階にはズイフトとスマートローラーの体験コーナーを設置する
品揃えの豊富さに目を奪われがちだが、バイシクルセオ新松戸店ではユーザーと一緒に自転車を楽しむことにも力を入れてきた。例えば、毎週日曜日には江戸川沿いのサイクリングロードを片道17km、往復34km走る「あされん」が良い例だろう。練習と言っても鍛えるのは脚力ではなく、サイクリストとしてのマナー。スピード制限30km/hのビギナー向けサイクリングで、必ずスタッフが同行し、公道を走る際の注意事項を伝えながら、安全な楽しみ方を教えてくれるのだ。

そうしてステップアップした先には、レース志向の方ならばショップクラブの「セマス新松戸」が、ロングライド志向の方ならば1年に1回開催されている那須塩原温泉往復の350kmランが受け皿として用意されている。現在はコロナ禍でショップイベントをお休みしているが、従来には輪行を活用したグルメツーリングや、ゲストを招いてのショップ講習会、ロングライドイベントへの参加など、様々な取り組みを積極的に行ってきた。

そして森井さんの「みんなに楽しんでほしい!」という思いは、セオサイクルが主催する人気レースイベント「セオサイクルフェスティバル(通称セオフェス)」という形で花開いた。2017年で12年目を迎えたセオフェスの舞台は、千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイ。個人ロードやエンデューロが行われ、ずらり並ぶメーカーブースでは各社の最新モデルを思う存分乗って試すことのできる総合イベントだ(2017年大会のレポートはこちらからチェックしてほしい)。

でも、入れ込みすぎず、あくまで大事にするのは初心者目線を崩さないこと。「情熱を燃やしすぎちゃった結果、自転車熱が急に冷めてしまった人をこれまで多く見てきました。自転車って生涯楽しめるスポーツなので、楽しく息長くやるのが1番。だから”あされん”の強度を上げることはないし、一度離れた人でも戻ってきやすいんですね。ゆるく、長く、時々頑張って楽しもうよ、というのが当店のスタイルです」。
人気レースイベント「セオサイクルフェスティバル」はここ新松戸店の主導で行われてきた。再開催に期待だ
ヘルメットやシューズ、ウェアなど各種アパレル類も豊富
こちらは補修品。様々な駆け込み需要に応えるボリュームだ
シマノ製品はほぼフルラインナップを用意する。アップグレードもお任せあれ
店舗情報
郵便番号 
270-0034
住所 
千葉県松戸市新松戸3-291
営業時間 
10:30〜20:00
駐車場8台分用意、バイクラック完備
定休日 
毎週水曜日、第3木曜日(2020年4月より)
TEL 
047-340-5200
アクセス 
新松戸駅から徒歩10〜15分
駐車場完備
ショップサイト ニュース/ブログ更新情報 
スタッフからのメッセージ
スポーツサイクルを心から愛し、スポーツバイクに精通したスタッフが、お客様のバイクライフを応援することが私たちの使命です。自転車のご購入の相談から購入後のサポートまでしっかり対応できるように店内にはオープンなバイクピットを設け、お客様の大切なバイクの修理やカスタマイズなど、さまざまなご要望にお応えいたします。

数あるバイシクルセオの中でも、自慢はバイクからパーツ、ウェアなども含めた幅広い商品展開。なるべく敷居の低い店を目指して、楽しく活動しております。ぜひ一度、足を運んでみてください。スタッフ一同お待ちしております。

バイシクルセオ 新松戸店