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バイシクルセオ 新松戸店

圧倒的な品数は一見の価値あり ビギナーからマニアまで納得の奥深さ
上野駅から常磐線各駅停車で30分、武蔵野線と流鉄流山線が乗り入れる新松戸駅から徒歩10分の距離にあるプロショップが、バイシクルセオ新松戸店。千葉県船橋市をルーツに、現在133店舗を持つ関東の一大グループ企業、セオサイクルの中でも最大規模を誇るスポーツバイク専門店だ。

ドアをくぐって圧倒されるのが、その広さと圧倒的な在庫商品の数々。1階と2階合わせて160坪という売り場には、ロードバイクはもちろん、クロスバイクやMTB、ミニベロなど常時250台もの在庫が用意され、パーツ、消耗品、アパレル、ヘルメット、シューズ、アクセサリー、そしてトレーニング機材やバイクラックまで、ありとあらゆる製品がフルボリュームで準備されている。よく目を凝らせば絶版パーツや、オールドカンパといったコレクションの数々もあって、その規模は首都圏ではあまり例を見ないほど。グーグルマップでも店内を確認できるので、ぜひチェックしてほしい。

関東のホビーレーサーであれば「セマス新松戸」というショップクラブを一度は聞いたことがあるかもしれない。ただし店舗には競技色は一切なく、あくまでスポーツバイクビギナーが入りやすく、フレンドリーであることに重点を置いている。だから低価格帯のバイクもあれば、それを修理するための補修パーツも完備する。あえて見かけないものを挙げるとすれば、一般車くらいだろうか(ただし、すぐ近くに一般車を扱うセオサイクル新松戸店があることを付け加えておきたい)。

「お客様にとって、常に新しいものに触れられる、楽しい店でありたいんです」と笑うエリアマネージャーの森井恒一さんは、店長の西口展人さんと共にバイシクルセオ新松戸店を盛り上げる中心人物だ。セオサイクルは一大チェーンながら、スタッフの異動が少ないため、各店舗ごとに特色を持つことが面白い。森井さんと西口さんという親しみやすいキャラクターが、スタッフを、ショップを、そしてユーザーを引っ張っていると感じる。
160坪の店内には、ありとあらゆる製品がフルボリュームで準備されている
2Fのロードバイクコーナー。ヨーロッパ系やアメリカ三大ブランドまで多種多様なブランドが揃う
クロスバイクやミニベロなど、低価格帯のバイクも多数在庫されている
バイシクルセオ新松戸店を盛り上げるスタッフ
2011年11月にオープンしたバイシクルセオ新松戸店だが、それ以前にも20年間に渡って、ボリュームアップと移転を繰り返しつつ、ここ新松戸で地域に根ざした営業を続けてきた。現店舗のオープン前は徒歩5分の場所にあるセオサイクル新松戸店にてスポーツバイクも扱い、その頃には全国に先駆けたアパレル専門館もスタートさせている。グループとしては60年以上にも及ぶ歴史を持つが、新しいアイディアを積極的に取り入れる姿勢を崩さない。

それはここ近年、ロードバイク界のニューウェーブであるディスクブレーキに関しても同様だ。「日本だけで見ればまだまだですが、欧米では確実にディスクブレーキのシェアが増えています。スタッフミーティングでも良く話すのですが、まず僕らが新しいものに触れないといけませんから」と言う森井さん自身、愛するデローザからディスクブレーキロードが出るや否や購入したという。他に油圧ディスクブレーキ装備のバイクを所有するスタッフも在籍するため、扱い方の相談や、メンテナンスに関しても心強い。

それに加えて、デローザとコルナゴという、イタリアの2大ブランドに関しては絶対的な強みを持っている。それは森井さんがデローザを、西口店長がコルナゴを心から愛してやまないからだ。愛すること以上に、理解を深める術はなし。古いものから新しいものまで、その知識と経験は広く深い。店内に飾られているビンテージデローザは、かつて森井さんが乗っていたものだという。

在籍するスタッフは現在7名。全員が自転車を楽しみ、接客やメカ作業も行うマルチプレーヤーだ。学生時代は競技に情熱を燃やしていた人、ツーリング派、サイクルデザイン専門学校でフレーム作りを学んできた人など、得意分野の違う様々な人材がバイシクルセオ新松戸店には揃っている。
店長の西口展人さん。学生時代からコルナゴに惚れ込む
エリアマネージャーの森井恒一さんはデローザ一筋
女性スタッフも常駐。ウェアのコーディネイトを主に担当する
カウンターの後ろには、同時に4〜5名が作業できるほど広いメカニックスペースが設けられている。壁やツールボックスにはあらゆる作業に対応できるよう無数の工具が用意され、緊急の駆け込み需要に対応できるよう、シマノ、カンパニョーロ、スラム関連の補修パーツ類も非常に多い。

完成車が入荷してきた場合は、当然各部のチェックを怠らず、ワイヤー長を適正値に調節し、グリスアップと増し締め、当たり調整を行ってからユーザーの手に渡る。金属フレームの場合はBBやヘッドなどのフェイシングやタップ立てなど、もうひと手間をプラス。メカニックスペースは売り場に向けてオープンとなっており、自分の愛車が仕上げられていく様子を確かめられることも、安心に繋がるポイントだ。「”お客様に安心安全を、社員にも家族にも安心安全を”、というのがセオサイクルの会社方針。当たり前のことですが、自転車のプロとして当然ですよね」と、森井さんは話す。

購入時には、ビギナーであるほど時間をかけて対話を重ね、生活スタイルやどう走りたいかを聞き出し、一人一人に合わせたベストバイクを選び出していく。すぐその場で試乗やサイズ合わせができるのは、膨大な数の展示車があるからこそ可能となる強み。予想以上にコストの掛かるバイク以外の用品類も含め、予算的に無理のない提案をすることに心掛けているという。 

「昔、悲しい事故が身近で起こって」と西口店長は言う。「だからこそ、危険を未然に防ぎたい、スポーツバイクを安全に、楽しく乗ってもらいたいという気持ちもあってセオサイクルに入社しました。安全へのお願いや保険も充実していますし、ぜひ活用してもらいたいと思います」。
オープンかつ広いメカニックスペース。最大5名が同時作業できる
油圧ディスクブレーキに関しても技術の研鑽を重ねている
店内に設置されたシマノのバイクフィッティングシステム。3Dペダリングアナリシスまで受付可能
品揃えの豊富さに目を奪われがちだが、バイシクルセオ新松戸店ではユーザーと一緒に自転車を楽しむことにも力を入れている。例えば、毎週日曜日には江戸川沿いのサイクリングロードを片道17km、往復34km走る「あされん」が良い例だろう。練習と言っても鍛えるのは脚力ではなく、サイクリストとしてのマナー。スピード制限30km/hのビギナー向けサイクリングで、必ずスタッフが同行し、公道を走る際の注意事項を伝えながら、安全な楽しみ方を教えてくれるのだ。

そうしてステップアップした先には、レース志向の方ならばショップクラブの「セマス新松戸」が、ロングライド志向の方ならば1年に1回開催されている那須塩原温泉往復の350kmランが受け皿として用意されている。他にも輪行を活用したグルメツーリングや、ゲストを招いてのショップ講習会、ロングライドイベントへの参加など、様々な取り組みを積極的に行っている。

そして森井さんの「みんなに楽しんでほしい!」という思いは、セオサイクルが主催する人気レースイベント「セオサイクルフェスティバル(通称セオフェス)」という形で花開いた。2017年で12年目を迎えたセオフェスの舞台は、千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイ。個人ロードやエンデューロが行われ、ずらり並ぶメーカーブースでは各社の最新モデルを思う存分乗って試すことのできる総合イベントだ(2017年大会のレポートはこちらからチェックしてほしい)。

でも、入れ込みすぎず、あくまで大事にするのは初心者目線を崩さないこと。「情熱を燃やしすぎちゃった結果、自転車熱が急に冷めてしまった人をこれまで多く見てきました。自転車って生涯楽しめるスポーツなので、楽しく息長くやるのが1番。だから”あされん”の強度を上げることはないし、一度離れた人でも戻ってきやすいんですね。ゆるく、長く、時々頑張って楽しもうよ、というのが当店のスタイルです」。
毎年多くの参加者を集める人気イベント「セオフェス」。森井マネージャーが発起人を務める
展示棚にコレクションされていたオールドカンパのハブ
未だに人気の10速時代のケンタウル。こちらは在庫商品だ
圧倒的な量で在庫されているシマノ製品。駆け込み需要にも十分対応出来る
店舗情報
郵便番号 
270-0034
住所 
千葉県松戸市新松戸3-291
営業時間 
11:00〜21:00
駐車場5台分用意、バイクラック完備
定休日 
無休(元日を除く)
TEL 
047-340-5200
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スタッフからのメッセージ
スポーツサイクルを心から愛し、スポーツバイクに精通したスタッフが、お客様のバイクライフを応援することが私たちの使命です。自転車のご購入の相談から購入後のサポートまでしっかり対応できるように店内にはオープンなバイクピットを設け、お客様の大切なバイクの修理やカスタマイズなど、さまざまなご要望にお応えいたします。

数あるバイシクルセオの中でも、自慢はバイクからパーツ、ウェアなども含めた幅広い商品展開。なるべく敷居の低い店を目指して、楽しく活動しております。ぜひ一度、足を運んでみてください。スタッフ一同お待ちしております。

バイシクルセオ 新松戸店