ブライトンが新たなサイクルコンピューター”Rider S510”をリリース。2.8インチのタッチスクリーンを採用し直感的な操作を実現したハイスペックモデルだ。30時間のランタイムや進化したクライムチャレンジ2.0なども魅力的な機種となっている。



ブライトン Rider S510 (c)ブライトン

ブライトンのサイクルコンピューターラインアップにおいて、充実した機能を搭載しながら、コンパクトなサイズに収めたアスリート向けモデルとして用意されていた”Rider S500”。上位機種の一つとして位置付けられたS500のアップデートモデル”Rider S510”がデビューする。

Rider S510で大きく進化したポイントは2.8インチのカラータッチスクリーンとなったこと。前作は2.1インチというサイズで、ナビよりもアスリートが必要な情報を得られるようにシンプルな設計が採用されていたが、今作では画面を拡大することで更なる可読性を手に入れた。

2.8インチディスプレイとなったことで情報が読み取りやすくなっている (c)ブライトン

周辺の明るさによってバックライトが自動的に調整される (c)ブライトン

ナビゲーションの内容把握はもちろんのこと、リアレーダーやクライムチャレンジのようなグラフィカルな表示も一目見ただけでも理解しやすくなっているのは魅力的だ。数値データをメインに表示するアスリートであっても文字の読み取りやすさはメリットとなるはず。また周囲の明るさに反応し、バックライトが自動的に調整されるため、ライド中の状況に合わせて常に画面を読み取りやすい視認性が確保される。

大画面によって表示に余裕が生まれることでタッチスクリーン操作も誤タッチが起こりにくくなるのも魅力。もちろんユーザーフレンドリーなグラフィックユーザーインターフェースは引き継がれている。

ナビゲーションや音声入力が充実している (c)ブライトン

クライムチャレンジも進化を果たし第2世代となった (c)ブライトン

ナビゲーション周りの設計もしっかりしており、日本国内のマップはあらかじめインストール済みで、購入直後からナビを使うことが可能。海外の場合はBryton アップデートツールからグローバルマップを無料でダウンロードすることもできる。

ルート案内についてはデバイス上で目的地検索と道順作成、自動リルート、リトレース機能など充実している。目的地検索の際はスマホと連携した状態で音声検索機能を使うことができるため、手袋をした状態などでもスムースな操作が可能だ。

またナビゲーションに紐づいていたクライムチャレンジがバージョンアップし、クライムチャレンジ2.0に進化。これによってナビを事前に設定していなくても、次に現れる上り坂を検知・通知・ヒルクライム区間をプレビューすることが可能となる。ナビを必要としない知り尽くしたエリアや、ルートを決めずに気ままに行き先を決めるサイクリングでもクライムチャレンジを活用できるのは嬉しい。

ライブトラックなどにも対応している (c)ブライトン

スマートローラー台でライドログを再現することができる (c)ブライトン

リアビューレーダーにも対応する (c)ブライトン

リアルタイムの位置情報共有システムのライブトラックや、デバイス上で仲間と繋がるグループライド機能なども引き継がれている。グループライドは仲間のライブデータを受けることができたり、メッセージを送受信でき、仲間とのライドを充実させてくれる便利な機能だ。

画面をワンタップするだけで表示できるクイックステータスメニューは再設計されているのも、ユーザビリティ向上に貢献している。スマートトレーナーでライドログをシミュレートする機能や、リアビューレーダー、E-BIKE対応など外部デバイスとの連携機能も充実する。ランタイムは最大30時間。

販売は12月上旬を予定。本体、マウント、充電ケーブル、ストラップが含まれる基本セットの価格は35,750円(税込)、そこに速度、心拍数、ケイデンスセンサーを同梱したトリプルセンサーキットは45,650円(税込)。



ブライトン Rider S510
基本セット(本体、マウント、充電ケーブル、ストラップ):35,750円(税込)
トリプルセンサーキット(基本セット+速度・心拍・ケイデンス):45,650円(税込)

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