「自転車って、楽しいね! 」を発信 初心者と女性に優しく、走りを突き詰めたい方にも
驚くほど大きく広々とした店舗に、スポーツバイクが豊富に品揃えされるB-Shop OCHI(ビーショップ・オチ)。お店のキャッチフレーズは「自転車って、楽しいね! 」。店舗は新しいが、歴史は古いのだそうだ。
「創業年度は分かりません(笑)。一度お店の歴史を調べようと思ったのですが、戦争で闇の中。どうやら私が4代目なんだろうと思います」と笑いながら話してくれたのは代表の越智健二さん。名水百選が自噴するほど自然が豊かな愛媛県西条市に、そんなにも歴史の深いスポーツサイクル専門店があるとは驚きだ。
瀬戸内海にそそぐ加茂川の近くに位置する真新しい店舗は、2014年の4月20日に新装オープンしたばかり。それまでは近くの旧店舗で、長年に渡り「輪業店」スタイルで地域の自転車生活を支えてきた。その昔はオートバイも手がけていたが、競輪選手だった先代の頃からスポーツサイクルの割合が増え、およそ9年前からスポーツサイクル専門店として舵を切ったという。今や愛媛の貴重なスポーツサイクル専門店として、県内外からユーザーを集める存在だ。
広々とした店内に、スポーツバイクはスペシャライズド、キャノンデール、ピナレロ、ウィリエール、ピナレロ、ジャイアント、ビアンキといったトップブランドのロードバイクを中心に、クロスバイクやキッズバイク、MTBなど常に50〜60台ほどを在庫しているという。ホイールに関してはシマノとマヴィックがズラリ勢ぞろいし、他には人気の高まっているトライアスロンの用品もかなり充実している印象を受けた。
「ビギナーさんにとって敷居の低い店でありたい」という越智さんの思いから、80坪ほどの新店舗は広くクリーンで、しかも余裕をもった展示だ。売り場はもちろんメカニックスペースやフィッティングルームも大きくスペースが取られており、専門店に入るのが初めての方が感じてしまいがちな入りづらさは一切無い。
「ありがたいことにスポーツバイクの認知度が上がった影響で今からスポーツバイクを始めたいと言われる方の来店が多いですね」と越智さんは言う。しかも最近は女性客の方が多い日もあるのだそう。そして、お店の中をまずは気軽に見て回ってもらいたいとの思いから、「いらっしゃいませ」の声がけはあえてしていないという。
「創業年度は分かりません(笑)。一度お店の歴史を調べようと思ったのですが、戦争で闇の中。どうやら私が4代目なんだろうと思います」と笑いながら話してくれたのは代表の越智健二さん。名水百選が自噴するほど自然が豊かな愛媛県西条市に、そんなにも歴史の深いスポーツサイクル専門店があるとは驚きだ。
瀬戸内海にそそぐ加茂川の近くに位置する真新しい店舗は、2014年の4月20日に新装オープンしたばかり。それまでは近くの旧店舗で、長年に渡り「輪業店」スタイルで地域の自転車生活を支えてきた。その昔はオートバイも手がけていたが、競輪選手だった先代の頃からスポーツサイクルの割合が増え、およそ9年前からスポーツサイクル専門店として舵を切ったという。今や愛媛の貴重なスポーツサイクル専門店として、県内外からユーザーを集める存在だ。
広々とした店内に、スポーツバイクはスペシャライズド、キャノンデール、ピナレロ、ウィリエール、ピナレロ、ジャイアント、ビアンキといったトップブランドのロードバイクを中心に、クロスバイクやキッズバイク、MTBなど常に50〜60台ほどを在庫しているという。ホイールに関してはシマノとマヴィックがズラリ勢ぞろいし、他には人気の高まっているトライアスロンの用品もかなり充実している印象を受けた。
「ビギナーさんにとって敷居の低い店でありたい」という越智さんの思いから、80坪ほどの新店舗は広くクリーンで、しかも余裕をもった展示だ。売り場はもちろんメカニックスペースやフィッティングルームも大きくスペースが取られており、専門店に入るのが初めての方が感じてしまいがちな入りづらさは一切無い。
「ありがたいことにスポーツバイクの認知度が上がった影響で今からスポーツバイクを始めたいと言われる方の来店が多いですね」と越智さんは言う。しかも最近は女性客の方が多い日もあるのだそう。そして、お店の中をまずは気軽に見て回ってもらいたいとの思いから、「いらっしゃいませ」の声がけはあえてしていないという。

80坪という広さの店内には余裕をもって商品が陳列されている

B-Shop Ochiのスタッフさん。皆笑顔で迎えてくれる

代表の越智健二さん。四国のサイクリング事情に精通。グラベルツーリングなども行っている
そんなB-Shop OCHIだが、数年前まではレース志向のユーザーや、自転車マニア向けの店作りをしていたという。越智さんは次のように語る。「コアな方とはマニアックな走りや話ができてとても楽しいですよね。でも、近年自転車がメジャーになり、挑戦してみたいという方がとても多くなってきました。僕はそういう方々に、正しく、そして安全に自転車を楽しんでもらいたかったんです」。
「ある程度走れるようになれば、一人でも走ったり、自分でバイクを整備したり、イベントにも出て楽しむことができる。でもその入り口って、もの凄く敷居が高いように感じてしまいますし、どう遊んでいいのか分からない。僕らの仕事はその部分をサポートすることにあると思っているんです」。
そうした思いから、ビギナーのための講習会などはもちろんのこと、試乗車を数台用意し、スタッフがアテンドしてお店の前の土手沿いを走るミニツアーが準備されていて「まずは試してみたい!」というニーズに応えている。
納車の際にはローラー台を使い、30分〜40分かけて基本的な操作をレクチャーしながら各部のサイズを煮詰めていく。その時にすぐサイズ違いの製品を試せるよう、ハンドルやステムといったアイテムの在庫にも非常に力を入れている部分なのだそうだ。通じてフィッティングもショップとしてかなり力を入れている部分で、スペシャライズドが提唱するボディジオメトリーフィットを国内導入最初期から導入し、これまで多くのユーザーに施術してきた。
「膝が痛い、肩が痛い、首が痛い。それらは昔ならスポーツサイクル入門にとっての試練であって、『鍛えて克服すべし』という時代もありました。でもそんな精神論では慣れる前に嫌いになってしまいます。私を含めて3名がフィッターの資格を持っていますから、どんな悩みでも気軽に訊ねて欲しいですね」と越智さんは自信を見せる。もちろんビギナーだけでなく、より高みを目指すユーザーにとっては、かつてコアなショップづくりをしてきた際の経験が役に立つ。(2018年10月からはデジタル機材を使用したRETUL Fitに移行する)
「ある程度走れるようになれば、一人でも走ったり、自分でバイクを整備したり、イベントにも出て楽しむことができる。でもその入り口って、もの凄く敷居が高いように感じてしまいますし、どう遊んでいいのか分からない。僕らの仕事はその部分をサポートすることにあると思っているんです」。
そうした思いから、ビギナーのための講習会などはもちろんのこと、試乗車を数台用意し、スタッフがアテンドしてお店の前の土手沿いを走るミニツアーが準備されていて「まずは試してみたい!」というニーズに応えている。
納車の際にはローラー台を使い、30分〜40分かけて基本的な操作をレクチャーしながら各部のサイズを煮詰めていく。その時にすぐサイズ違いの製品を試せるよう、ハンドルやステムといったアイテムの在庫にも非常に力を入れている部分なのだそうだ。通じてフィッティングもショップとしてかなり力を入れている部分で、スペシャライズドが提唱するボディジオメトリーフィットを国内導入最初期から導入し、これまで多くのユーザーに施術してきた。
「膝が痛い、肩が痛い、首が痛い。それらは昔ならスポーツサイクル入門にとっての試練であって、『鍛えて克服すべし』という時代もありました。でもそんな精神論では慣れる前に嫌いになってしまいます。私を含めて3名がフィッターの資格を持っていますから、どんな悩みでも気軽に訊ねて欲しいですね」と越智さんは自信を見せる。もちろんビギナーだけでなく、より高みを目指すユーザーにとっては、かつてコアなショップづくりをしてきた際の経験が役に立つ。(2018年10月からはデジタル機材を使用したRETUL Fitに移行する)

主力商品であるロードバイク。ミドルグレードを中心にS−WORKSなどハイエンドモデルも在庫する

シマノとマヴィックホイールは充実の取り揃え

地域のニーズに応え、クロスバイクも多く店頭在庫や試乗車を用意している

主要ブランドごとに陳列されてわかりやすい商品展示。グレードの比較もしやすい
スポーツバイクと同じく、人気の増え続けるトライアスロンに関しても、やはり初心者をサポートしたいという思いは変わらない。B-Shop OCHIでは「トライアスロン一年生」というグループを作り、諸々の購入からトレーニング、そしてレースのエントリーまで一緒に取り組む活動を行い、トップ選手を招いてのスイムやランニング、さらにウェットスーツの試着会なども行っているという。
さて、愛媛県の自転車スポットと言えば、今や国内はもちろん海外からも脚光を浴びる「しまなみ街道」だろう。B-Shop Ochiからも30km少しの距離にあるが、ショップ周辺にも魅力的な環境がずらりと揃っている。東西には平地が広がり、南に下れば石槌山を主峰とする1000m級の山々が連なる四国山地も。ショップから2時間くらい走るだけで長いヒルクライムにチャレンジできるとは、聞いているだけで羨ましくなってくる。
そんな環境を活かして、定期的にツーリングやイベントを開催しているそうだが、あくまで練習会などはお客さんが主体。かつてはショップとしてクラブチームを運営していたが、現在は実業団ロードレースチーム、MTBで山遊びをするグループ、ロングライド派…と、趣味の合うユーザー同士で様々なコミュニティができているそうだ。常駐するスタッフさんもロードバイクはもちろん、トライアスロン、MTB、シクロクロスとそれぞれ得意分野で共に自転車ライフを楽しんでいるという。
「夏には近場でヒルクライムレースが2つあって、皆で表彰台を狙おうと頑張っているときもあります。普段はのんびり楽しみながら、目標に向かってはちょっとだけストイックに。かつてのノリが残っていますが、皆で頑張るのって、やっぱり楽しいですもんね(笑)」と越智さん。ビギナーのみならず、レース志向の方にとっても居心地の良い環境が、このB-Shop OCHIにはある。
さて、愛媛県の自転車スポットと言えば、今や国内はもちろん海外からも脚光を浴びる「しまなみ街道」だろう。B-Shop Ochiからも30km少しの距離にあるが、ショップ周辺にも魅力的な環境がずらりと揃っている。東西には平地が広がり、南に下れば石槌山を主峰とする1000m級の山々が連なる四国山地も。ショップから2時間くらい走るだけで長いヒルクライムにチャレンジできるとは、聞いているだけで羨ましくなってくる。
そんな環境を活かして、定期的にツーリングやイベントを開催しているそうだが、あくまで練習会などはお客さんが主体。かつてはショップとしてクラブチームを運営していたが、現在は実業団ロードレースチーム、MTBで山遊びをするグループ、ロングライド派…と、趣味の合うユーザー同士で様々なコミュニティができているそうだ。常駐するスタッフさんもロードバイクはもちろん、トライアスロン、MTB、シクロクロスとそれぞれ得意分野で共に自転車ライフを楽しんでいるという。
「夏には近場でヒルクライムレースが2つあって、皆で表彰台を狙おうと頑張っているときもあります。普段はのんびり楽しみながら、目標に向かってはちょっとだけストイックに。かつてのノリが残っていますが、皆で頑張るのって、やっぱり楽しいですもんね(笑)」と越智さん。ビギナーのみならず、レース志向の方にとっても居心地の良い環境が、このB-Shop OCHIにはある。

フィッティングは一人一人時間を掛けて丁寧に。BGフィット国内導入初期から取り入れてきたという

自身の経験を交えて説明してくれる店長の高野浩平さんは何でも相談できる頼もしさだ

ゆっくり相談できるカウンターとスタッフ中田裕さん。アドバイスは親切丁寧だ

テーマごとに設置された提案コーナーが楽しい。今回はグラベル&キャンプツーリングの展示がされていた
もちろん整備に関しても妥協無く、3人が一気に作業できる広いメカニックスペースには、常に活気があふれている。費用こそ変われど持ち込み修理もウェルカムで、ロードバイクはもちろん、サスペンションやディスクブレーキなどオイル系メンテナンスにも十分に対応してくれる。
「特別なことは何もしていないんですけどね」と言うものの、聞けば完成車を組む場合はBBやヘッドパーツを一度バラしてからグリスアップして組み直す、ホイールの振れを取る。たとえ雨ざらしになったとしても固着しないよう、クロスバイクなどはインナーワイヤーをステンレス製に変えるなど、長年自転車に携わってきた経験を元に、十二分とも言える万全の対策を施している。
自転車を初めて買った人たちには無料の初期点検が準備されているし、遠くに走りに出かけた際に困らないよう、10名ほどの小規模予約制でパンクや簡単な整備などを学べるメンテナンス講習会も定期的に開催している。そうして段階を踏んだ上で、その方にマッチするイベントや、前述したユーザー同士のコミュニティを紹介しているという。
「以前に比べ、ここ最近は自転車の遊び方が飛躍的に増えたように思います。ツーリング、レース、ブルベ、オフロード…。いろんな遊びがあって、どれも楽しい。それぞれに合ったサポートができたら良いな、といつも思っています。ショップとして『こうでなくちゃいけない』という考えはありませんし、お客様と一緒に楽しんでいきたいですね」と、取材の終わりに越智さんは笑いながら語ってくれた。
「自転車って、楽しいね! 」をキャッチフレーズとして掲げるお店は誰にとっても入りやすく、門戸は広いのに、楽しみ方は幅広く、そして奥が深い。そんなスポーツサイクル専門店がB-Shop OCHIなのだ。
「特別なことは何もしていないんですけどね」と言うものの、聞けば完成車を組む場合はBBやヘッドパーツを一度バラしてからグリスアップして組み直す、ホイールの振れを取る。たとえ雨ざらしになったとしても固着しないよう、クロスバイクなどはインナーワイヤーをステンレス製に変えるなど、長年自転車に携わってきた経験を元に、十二分とも言える万全の対策を施している。
自転車を初めて買った人たちには無料の初期点検が準備されているし、遠くに走りに出かけた際に困らないよう、10名ほどの小規模予約制でパンクや簡単な整備などを学べるメンテナンス講習会も定期的に開催している。そうして段階を踏んだ上で、その方にマッチするイベントや、前述したユーザー同士のコミュニティを紹介しているという。
「以前に比べ、ここ最近は自転車の遊び方が飛躍的に増えたように思います。ツーリング、レース、ブルベ、オフロード…。いろんな遊びがあって、どれも楽しい。それぞれに合ったサポートができたら良いな、といつも思っています。ショップとして『こうでなくちゃいけない』という考えはありませんし、お客様と一緒に楽しんでいきたいですね」と、取材の終わりに越智さんは笑いながら語ってくれた。
「自転車って、楽しいね! 」をキャッチフレーズとして掲げるお店は誰にとっても入りやすく、門戸は広いのに、楽しみ方は幅広く、そして奥が深い。そんなスポーツサイクル専門店がB-Shop OCHIなのだ。

メカニックは3名が常駐。ロード、MTB、ツーリングなど何でも任せられる

例えエントリーモデルでも、触れ取りや組み直しは怠らない

テーブルが設置されたリラックスできるスペースで納得いくまで相談を受けられる
アクセス
JR予讃線 伊予西条駅北口から1.4km、タクシーで5分
徒歩なら約17分(駅西通り〜喜多川通り)ファミリーマート西条喜多川通り店向かい
徒歩なら約17分(駅西通り〜喜多川通り)ファミリーマート西条喜多川通り店向かい
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B-Shop OCHI(ビーショップ・オチ)
TEL 0897-55-2048
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