MTBにおいて確固たる地位を築くタイヤブランド、マキシス。そのXCタイヤの定番モデルとなる"IKON"にシリカを多く含有し軽い転がり性能を実現した新たなマックススピードコンパウンドを採用した新バージョンが登場した。



マキシス IKON (c)MAXXIS

MTBタイヤの世界において、大きな存在感を放つマキシス。20年以上のモデルライフを誇る名作タイヤ、MINIONシリーズをはじめ、クロスカントリーからトレイル、エンデューロ、ダウンヒルといったカテゴリーにおいて定番となるマスターピースをラインアップしている。

IKONは、マキシスのクロスカントリータイヤの中核となる一作。その名の通り、XCタイヤの象徴的存在となることを期して開発されたレーシングモデルで、速さとグリップを両立したオールラウンダーとして、ニノ・シューターを筆頭にプロライダーからアマチュアまで幅広い層から支持を受けてきた。

マキシス IKON (c)MAXXIS

そんなIKONに新たに加わったのが29×2.35インチモデル。従来2.2インチ幅のみの展開であったのに対し、よりエアボリュームを増すことでハードなコースにも対応するアグレッシブな仕様となる。近年のXCレースでも使用率の高まるタイヤ幅で、IKONユーザーにとって待望の一本と言えるだろう。

ただタイヤ幅を拡大しただけでなく、タイヤ性能に大きな影響を与えるコンパウンドも全面的に改良されている。これまで、トリプルコンパウンドの3Cマックススピードを採用してきたIKONだったが、今回の2.35インチモデルでは新開発のマックススピードコンパウンドを採用。XCレースをターゲットとして開発されたマキシスの最上位ラバーとなるマックススピードは、シリカ含有量を高めることで転がり抵抗とウェットグリップを大幅に向上させたことが特徴だ。

新開発のマックススピードコンパウンドを採用する (c)MAXXIS

トレッドパターン、タイヤ構造、空気圧を統一したラボにおける比較では、前作の3Cマックススピードに対して転がり抵抗を約25%も低減。更に、実際のレースを想定した実走テストでは、90分のレースにおいて最大1分のアドバンテージを稼ぎ出すことを可能としたと、マキシスは語っている。

マキシスがサポートするスコット・スラムレーシングのライダーたちもまた、過去数シーズンにわたってこの新コンパウンドを実戦で使用し、ニノ・シューターらによってワールドカップや世界選手権で多くの勝利を挙げてきた。シューターはこの新ラバーについて「以前より転がり、グリップも高い新しいマックススピードコンパウンドは、ライバル達に対して優位性をもたらしてくれる」とコメントしている。

2.35インチモデルに用意されるのは、しなやかで軽量な120TPIケーシングのブラックモデル。サイドウォールには柔軟で軽量な高密度繊維を挟み込むことで、サイドカットへの耐性を向上させたEXOテクノロジーにより、岩場などでのパンクリスクも低減している。新たなコンパウンドを与えられた2.35インチモデルは、最速を目指すXCレーサーにとって有力な選択肢となるだろう。重量は835gで、価格は9,900円(税込)。



マキシス IKON
コンパウンド:MAXXSPEED
サイズ:29x2.35"
価格:9,900円(税込)

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