高い人気を誇るタイヤブランドのヴィットリアが、ミドルグレードのRubinoをモデルチェンジ。コンパウンドと構造を一新し、転がり抵抗とウェットグリップ、軽量性が進化した。



ヴィットリア Rubino(TLR) (c)VTJ

ヴィットリアのミドルグレード・ロードタイヤとして様々なサイクリストを支えている”Rubino(ルビノ)”。最高峰のCorsaシリーズの開発で得た知見を活かしつつ、手に取りやすい価格設定で選ばれてきたロングセラーシリーズだ。

そんなRubinoがモデルチェンジを果たし、チューブレスレディとクリンチャーモデルともに進化する。長い時を経て登場した新型Rubinoはコンパウンド、トレッドデザイン、構造全てが一新され、あらゆる性能が向上している。

新型Rubinoはタイヤ構造を一新した 左はTLR、右はクリンチャー (c)VTJ

コンパウンドはお馴染みの素材であるGraphenとSilicaの配合を採用。耐摩耗性や耐パンク性能、グリップ力、転がり抵抗を高いレベルでバランスさせ、ホビーレースから週末のサイクリングまでをカバーするタイヤを実現している。

厚めのトレッドはセンター部分をスリックとし、サイド部分をシェンブロンクラスターとグリッド模様が採用されている。このパターンによって直進時はスムースに転がり、コーナリング時は路面を捉えてくれるグリップ力を確保した。

ヴィットリア Rubinoのタンウォールカラー (c)VTJ
ヴィットリア Rubinoのオールブラックカラー (c)VTJ



これによって新型Rubino TLR(チューブレスレディ)は前世代と比較し、スピード/転がりのパフォーマンスは11%、ウェットグリップは6%の向上を達成。クリンチャーモデルでもスピードは2%、ウェットグリップは7%向上したとヴィットリアは言う。

ケーシングは100TPIのナイロン製で、トレッド下には耐パンクベルトを採用している。TLRモデルはケーシングの内側にシートが加えられ、プロテクション性を高めた。またビード部分には補強を施し、耐パンク性を向上。ビード素材はTLRがザイロンで、クリンチャーがケブラーだ。

サイズラインアップはTLRとクリンチャーともに26C〜34Cまで。いずれも28C以上はフックレスリムに対応。カラーはオールブラックとブラック/タンサイド(26Cはオールブラックのみ)という展開だ。価格はTLRが9,988円(税込)、クリンチャーが7,920円(税込)。

TLRは3%、クリンチャーは12%削減されたという重量は以下の一覧にて。

第5世代に進化したヴィットリア Rubino (c)VTJ



ヴィットリア Rubino TLR
タイヤシステム:TLR、Folding
ケーシング:Nylon 100TPI
コンパウンド:Graphen+Silica
カラー:オールブラック、ブラック/タン
価格:9,988円(税込)

ヴィットリア Rubino クリンチャー
タイヤシステム:Tube Type、Folding
ケーシング:Nylon 100TPI
コンパウンド:Graphen+Silica
カラー:オールブラック、ブラック/タン
価格:7,920円(税込)

タイヤタイプ サイズ カラー 重量
TLR 26c AllBlack 305g
TLR 28c All Black 340g
TLR 28c Black/Tan 315g
TLR 30c All Black 365g
TLR 30c Black/Tan 350g
TLR 32c All Black 380g
TLR 32c Black/Tan 350g
TLR 34c All Black 400g
TLR 34c Black/Tan 370g
クリンチャー 26c All Black 235g
クリンチャー 28c AllBlack 240g
クリンチャー 28c Black/Tan 240g
クリンチャー 30c All Black 270g
クリンチャー 30c Black/Tan 250g
クリンチャー 32c All Black 295g
クリンチャー 32c Black/Tan 285g
クリンチャー 34c All Black 315g
クリンチャー 34c Black/Tan 290g
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