アンテルマルシェ・サーカス・ワンティらプロチームを数多くサポートするブライトンが、サイクルコンピューター"Rider 750"の進化版"Rider 750 SE"をリリースした。最大40時間の駆動時間へと進化を遂げたことや、ナビゲーション関連やグループチャット機能を追加し使い勝手に富むモデルへとアップデートされている。



ブライトン Rider 750SE (c)フカヤ

カラー表示かつタッチ操作可能なディスプレイを備えるブライトンのセカンドグレード・サイクルコンピューターのRider 750。2.8インチの大きな画面を活かしたルートナビゲーション機能や、目的地の音声検索が魅力のホビーサイクリスト向けの一台だ。2020年に登場したセカンドグレードが、内容を改めたスペシャルエディション"Rider 750 SE"としてブラッシュアップされる。

ハード面での大きな進化はランタイムが約20時間から、約40時間へと倍増したこと。1度のライドでバッテリーを使い切ってしまう心配が大幅に少なくなり、ビッグライドを行わないにしても充電頻度を減らせるサイクルコンピューターに進化。このアップデートはどんなサイクリストにとっても恩恵を受けられる大きな部分だ。

最大40時間のランタイムに進化している (c)フカヤ

グループライドやチャット機能も使用可能に (c)フカヤ

またRider 750発表以降にリリースされた新機能も追加搭載される。例えば、ナビゲーション中に登場する山岳を自動検知し、プロフィールや平均斜度などをライダーに知らせてくれるクライムチャレンジや、対応機種同士で簡易なメッセージの交信、仲間までの距離や地図上の位置情報の表示を行えるグループライド&チャット機能など。これらが追加されたことで、750がよりリッチな機能を持つモデルへ進化を遂げた。

ルートデータにPOI(場所や施設)や山頂の情報をあらかじめ設定しておくことで、ナビゲーションでその地点までの距離などを表示することが可能となっている。クライムチャレンジなどと組み合わせれば、目的地までの体力配分のコントロールに使うことができ、ライド全体のクオリティを高めてくれる。

ルートの再検索がオフラインでも可能となった (c)フカヤ

そして、Rider 750SEではナビゲーション中にルートから外れてしまった際のオフラインでのルート再検索が可能となった。これによってミスルート時にルートを確認するために立ち止まることなく、そのままナビが示す通りに進んでいけば元のルートに戻ることができる。また、走行してきたルートを引き返すナビゲーション機能も扱いやすくなっている。

クイックステータスメニューもアップグレードされており、センサーの電池残量や接続状況、スマホの通知などの情報を一覧しやすくなっている。ANT+で接続するライトとペアリングしておくことで、クイックステータスメニューから操作が可能。任意に設定できるアラート機能も搭載される。

リアビューレーダーにも対応 (c)フカヤ

また先日発表されたブライトンのGARDIAなどリアビューレーダーや、E-BIKEにも対応しており、サイクルコンピューター上で確認できる項目は非常に多岐にわたる。価格は35,750円(税込)。



ブライトン Rider 750SE
重量:94g
サイズ:93×50.9×19.4mm
稼働時間:最大40時間
付属品:スタンダードバイクマウント、クイックスタートガイド、充電ケーブル(USB Type-C)、脱落防止ストラップ
価格:35,750円(税込)
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