コストパフォーマンスに優れるモデルを数多く展開するサイクルコンピューターブランドのiGPSPORT。シンプルで使いやすいミドルグレードとして新たに登場したBSC200を紹介しよう。



iGPSPORT  BSC200 (c)iGPSPORT

中国初の新進気鋭のサイクリングコンピューターブランド、iGPSPORT。カラーディスプレイと豊富な機能を備えたフラッグシップモデルのiGS630を筆頭に、多機能かつ使い勝手に優れたサイクルコンピューターをラインアップしている。

ラインアップのすべてに共通するのが、優れたコストパフォーマンス。GPSサイクルコンピューターに必要な機能を押さえつつ、手に取りやすい価格を実現したプロダクト群は、初めてサイクルコンピューターを導入したいというユーザーにとっても魅力的。

そのiGPSPORTのラインアップに、新たに加わったのがBSC200。ルートナビゲーション機能を備えつつ、11,000円(税込)という価格を実現したハイパフォーマンスモデルとして、新たな選択肢をユーザーに提示する。

ルート表示によるナビゲーション機能を搭載 (c)iGPSPORT

シンプルなデザインの筐体に搭載されたのは2.5インチのモノクロスクリーン。大きめの画面には1ページあたり8項目のデータを表示でき、全8ページの画面切替機能により、合計140項目が表示可能となっている。

液晶ディスプレイと表面のカバーガラスを圧着させたフルラミネーションディスプレイは上位機種と同等のもの。余分な光の反射を低減することで、細かな項目のデータも読み取りやすくなっている。

ANT+/Bluetoothのセンサーに対応しており(パワーメーターはAnt+のみ接続可)、スピードやケイデンスといった基本データに加え、心拍やパワーも取得可能。また、スマートトレーナーや電動変速とも接続する拡張機能も備えている。

シンプルながら使い勝手に優れるミドルグレードだ (c)iGPSPORT

フルGNSSのGPSチップを搭載し、高精度なルートナビゲーション機能も搭載。マップ表示こそされないものの、ライン表示によるコース誘導、曲がり角までの距離と方向指示が表示されるターンバイターン・ターニングポイント表示によって、サイクリストを目的地まで導いてくれる。

充電端子はUSB-Cを使用しており、最大30時間のバッテリーライフを実現。日々の通勤などでも充電頻度を減らすことが出来、日をまたぐようなライドでも余裕をもったロングランタイムは魅力だろう。IPX7の防水機能を備え、急な天候変化でも安心だ。



iGPSPORT BSC200
GPS:GPS+Beidou+Glonass+Galileo+Qzss(フルGNSS)
表示言語:多言語対応
スクリーン:2.5インチ フルラミネーションディスプレイ
重量:約67g
本体サイズ:82x53x14.5mm
防水性能:IPX7
メモリー:約400時間のデータ保存が可能(一般的な使用方法の場合)
データ表示:8ページ、1ページごとに8項目の表示項目、ライドモード、データフィールドカスタマイズ、ダイナミックデータインターフェイス(グラフ表示等)
バッテリー:約30時間
ナビゲーション機能:ライン表示・ターンバイターン・ターニングポイント表示
スマート機能:バックライト、自動記録開始/一時停止、アラート等
拡張機能:スマートトレーナー、トレーニングモード、電動変速(Shimano Di2/Campagnolo EPS/SRAM Etap)、天気情報
内臓センサー:気圧高度計、加速度センサー
ワイヤレス通信:Bluetooth/ANT+(心拍数/速度/ケイデンスセンサー)と接続可能。パワーメーター対応(Ant+のみ)
アプリケーション:iGPSPORTウェブサイト/アプリ、Strava、Training Peaks
インターフェース:Type-C USB
付属品:Type-C USBケーブル、ユーザーマニュアル、標準バイクマウント、バイクマウントパッド、O-リングバンド×2
価格:11,000円(税込)