逃げたリアヌ・リッパート(ドイツ、モビスター)が昨年大会に続くジロ2勝目を獲得。マーレン・ロイサー(スイス、モビスター)ら総合勢は翌日のクイーンステージを見据えている。

マリアローザを着るマーレン・ロイサー(スイス、モビスター)が登場 photo:UCI
ジロ・デ・イタリア・ウィメンも残すところあと3日。総合成績を左右するクイーンステージを前に、アドリア海沿いの丘陵地帯を駆け抜ける145kmコースで第6ステージが開催された。
スタートからフィニッシュまで満遍なくアップダウンが続き、獲得標高2,368mに及ぶ「逃げ向き」の一日。序盤からアタックが続き、山岳ランキング2位につけるウソア・オストラサ(スペイン、ラボラルクチャ・フンダシオンエウスカディ)は合計2度QOMを先頭通過してランキング首位サラ・ジガンテ(オーストラリア、AGインシュランス・スーダル)との差を詰めている。

145kmの暑い一日がスタート photo:UCI

逃げ切りを狙う選手たちが終始アタックを繰り返した photo:UCI
100kmを消化してもなお逃げらしい逃げは決まらず、総合7位のシルヴィア・ペルシコ(イタリア、UAEチームADQ)や、2019年大会総合3位のアマンダ・スプラット(オーストラリア、リドル・トレック)、ジュリエット・ラブース(フランス、FDJ・スエズ)らも先行。この日マリアローザのマーレン・ロイサー(スイス)擁するモビスターはステージ優勝を狙わず、逃げ切りを容認する姿勢だ。
先行するラブースとスプラット、サラ・カサソラ(イタリア、フェニックス・ドゥクーニンク)に追いついたのはリアヌ・リッパート(ドイツ、モビスター)で、更なるシャッフルを経ながら逃げを継続する。残り13km地点の最終勾配(1.7km/平均7%)を耐えきったのはリッパートとパウリーナ・ローイヤッカース(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク)の2人だった。

冷静に展開するリアヌ・リッパート(ドイツ、モビスター) photo:UCI

最終登坂でアタックするリアヌ・リッパート(ドイツ、モビスター) photo:UCI

一騎打ちのスプリントで勝利したリアヌ・リッパート(ドイツ、モビスター) photo:UCI
最終的にメイン集団を1分半近く引き離し、追走グループを寄せ付けなかった2人が一騎打ちのスプリント。テクニカルなラスト300mを先頭で抜け、ロングスプリントしたリッパートがそのままフィニッシュラインを駆け抜けた。
「今日は私の日になりそうだと思ってチャレンジした。開幕あたりはそこまで調子が良くなかったけれど、ステージを走るたびにコンディションが上がってきた。チームメイトのおかげで気分も良かったし、実際それが今回の結果に大きく繋がったと思う」と言うリッパートにとっては、昨年大会に続く2回目のジロステージ優勝となった。

マリアローザを堅守したマーレン・ロイサー(スイス、モビスター) photo:UCI
最終登坂でエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ)の攻撃を凌いだマーレン・ロイサー(スイス、モビスター)は危なげなくマリアローザをキープ。翌日のクイーンステージに対しては「誰がどんなレースをするのかとても楽しみ。見ていてワクワクする一日になると思う」と笑顔でインタビューに答えている。

ジロ・デ・イタリア・ウィメンも残すところあと3日。総合成績を左右するクイーンステージを前に、アドリア海沿いの丘陵地帯を駆け抜ける145kmコースで第6ステージが開催された。
スタートからフィニッシュまで満遍なくアップダウンが続き、獲得標高2,368mに及ぶ「逃げ向き」の一日。序盤からアタックが続き、山岳ランキング2位につけるウソア・オストラサ(スペイン、ラボラルクチャ・フンダシオンエウスカディ)は合計2度QOMを先頭通過してランキング首位サラ・ジガンテ(オーストラリア、AGインシュランス・スーダル)との差を詰めている。


100kmを消化してもなお逃げらしい逃げは決まらず、総合7位のシルヴィア・ペルシコ(イタリア、UAEチームADQ)や、2019年大会総合3位のアマンダ・スプラット(オーストラリア、リドル・トレック)、ジュリエット・ラブース(フランス、FDJ・スエズ)らも先行。この日マリアローザのマーレン・ロイサー(スイス)擁するモビスターはステージ優勝を狙わず、逃げ切りを容認する姿勢だ。
先行するラブースとスプラット、サラ・カサソラ(イタリア、フェニックス・ドゥクーニンク)に追いついたのはリアヌ・リッパート(ドイツ、モビスター)で、更なるシャッフルを経ながら逃げを継続する。残り13km地点の最終勾配(1.7km/平均7%)を耐えきったのはリッパートとパウリーナ・ローイヤッカース(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク)の2人だった。



最終的にメイン集団を1分半近く引き離し、追走グループを寄せ付けなかった2人が一騎打ちのスプリント。テクニカルなラスト300mを先頭で抜け、ロングスプリントしたリッパートがそのままフィニッシュラインを駆け抜けた。
「今日は私の日になりそうだと思ってチャレンジした。開幕あたりはそこまで調子が良くなかったけれど、ステージを走るたびにコンディションが上がってきた。チームメイトのおかげで気分も良かったし、実際それが今回の結果に大きく繋がったと思う」と言うリッパートにとっては、昨年大会に続く2回目のジロステージ優勝となった。

最終登坂でエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ)の攻撃を凌いだマーレン・ロイサー(スイス、モビスター)は危なげなくマリアローザをキープ。翌日のクイーンステージに対しては「誰がどんなレースをするのかとても楽しみ。見ていてワクワクする一日になると思う」と笑顔でインタビューに答えている。
ジロ・デ・イタリア・ウィメン2025 第6ステージ結果
1位 | リアヌ・リッパート(ドイツ、モビスター) | 3:53:01 |
2位 | パウリーナ・ローイヤッカース(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) | +0:02 |
3位 | シリン・ファンアンローイ(オランダ、リドル・トレック) | +0:46 |
4位 | シルケ・スムルデルス(オランダ、リブ・アルウラー・ジェイコ) | +1:05 |
5位 | リーケ・ノーイェン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +1:16 |
6位 | サラ・ヴァンダム(カナダ、セラティジット・WNT・プロサイクリング) | +1:24 |
7位 | ジュリエット・ラブース(フランス、FDJ・スエズ) | |
8位 | カトリーヌ・アーレルッド(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
9位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ) | |
10位 | バルバラ・マルコッティ(イタリア、ヒューマンパワードヘルス) |
個人総合成績(マリアローザ)
1位 | マーレン・ロイサー(スイス、モビスター) | 16:11:39 |
2位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ) | +0:16 |
3位 | アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、SDワークス・プロタイム) | +1:53 |
4位 | パウリーナ・ローイヤッカース(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) | +2:02 |
5位 | カトリーヌ・アーレルッド(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | +2:07 |
6位 | サラ・ジガンテ(オーストラリア、AGインシュランス・スーダル) | +2:16 |
7位 | アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | +2:45 |
8位 | ヤラ・カステレイン(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) | +3:36 |
9位 | イザベラ・ホルムグレン(カナダ、リドル・トレック) | +3:39 |
10位 | ウルシュカ・ジガート(スロベニア、AGインシュランス・スーダル) | +3:50 |
その他の特別賞
ポイント賞 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) |
山岳賞 | サラ・ジガンテ(オーストラリア、AGインシュランス・スーダル) |
ヤングライダー賞 | アントニア・ニーダーマイヤー(キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) |
チーム総合成績 | AGインシュランス・スーダル |
text:So Isobe
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