2020/07/17(金) - 08:00
ジャイアントのシクロクロスバイク「TCX ADVANCED PRO」がフルモデルチェンジ。フレームセットで260gもの軽量化を果たし世界トップレベルのレースを戦うパフォーマンスに磨きをかけている。新型シートポストも搭載され快適性を強化したこともトピックだ。
ジャイアント TCX ADVANCED PRO 0 (c)ジャイアント
2003年の登場から17年もの間、勝利を求めレースシーンの最先端を走り続けてきたジャイアントのシクロクロスバイク「TCX」。アルミフレームに始まり、2011年にはフルカーボンフレーム＆フォークを採用した世界初の量産型CXバイクとして世に送り出され注目を集めると、2013年にはラース・ファンデルハールがディスクブレーキ仕様のプロトタイプをレースに投入。シクロクロスのワールドカップにおけるディスクブレーキバイクの初優勝という歴史も作り上げた。
その後も数々のアップデートを加え、各国のナショナルチャンピオンやアルカンシエルの獲得を幾度となく経験したきたTCXが、2021年モデルでさらなる性能アップを果たす。フレーム形状自体は現行モデルと大きくは変わらず、TCXが身上としてきた高剛性による優れたパワー伝達性や反応性を維持している。
しなりを効果的に生み出す形状変更が加えられた新型のCONTACT SLR D-FUSEシートポスト (c)ジャイアント
シートステーの交点部分にシートクランプを内蔵させた新しい設計を採用 (c)ジャイアント
トップモデル完成車にはハイパフォーマンスなSLR1 42カーボンホイールを搭載 (c)ジャイアント
フラットマウントディスクブレーキ＆前後12mmスルーアクスルの仕様だ (c)ジャイアント
その上で、カーボンテクノロジーやフレーム成型技術の進化などによってフレームセットで260gもの軽量化を実現（フレーム1050g→850g、フォーク460g→400g）。ハードな登りや担ぎのセクションでアドバンテージとなる軽量性に磨きをかけるとともに、重量剛性比の強化によってより俊敏で加速性に優れた乗り味も獲得している。
肩に担ぎやすいよう扁平させたトップチューブや、ワイドなオフロードタイヤを飲み込む最大45mm対応のタイヤクリアランス、泥づまりに配慮されたフレームデザインなどはシクロクロスバイクならではの設計。もちろんディスクブレーキを採用しており、フラットマウント＆前後12mmスルーアクスルの仕様だ。ジャイアント独自の大径コラム「OVERDRIVE 2」や、86mm幅BBシェルの「POWERCORE」も継続採用され剛性強化などに一役買っている。
ジャイアント TCX ADVANCED PRO 2 (c)ジャイアント
さらに、新型TCXでは新開発のD-FUSEシートポストを採用。独自のD型断面を採用しつつ、シートポスト上部に潰しを入れるような形状変更を加えることで前後方向へのしなり量を増やしている。フルカーボンのCONTACT SLR D-FUSEシートポストは単体でも販売され、対応するジャイアントの既存モデルで交換可能だ。
シートステーとシートチューブの交点部分にシートクランプを配置したことも大きな特徴で、シートポストの突き出し量を増やすことで前作比で20％もしなりが増加。振動吸収性を向上させダートでもよりスムーズなライディングを可能としている。この特別な内蔵シートクランプは30.9mm径のラウンドシートポストにも対応しており、乗り方によってはドロッパーポストに換装して楽しむこともできる。
ジャイアント TCX ADVANCED PRO FRAME SET (c)ジャイアント
ラインアップは完成車2モデルとフレームセットの計3種。スラムFORCE eTap AXS完成車の「TCX ADVANCED PRO 0」には、新型TCRとともに登場したフックレスカーボンリムのSLR1 42ホイールがスペックインされ、レースレディな1台に仕上がる。トップチューブ上部をカメレオンカラーでペイントし、クロムデカールを採用した高級感あるルックスもポイントだ。
スラムAPEX 1完成車の「TCX ADVANCED PRO 2」は、見る角度によってブルーからパープルに色を変化させるカメレオンノヴァカラーが特徴的。フレームセットは自然に溶け込むようなグリーンカラーを採用しており、シクロクロスだけでなくグラベルライドなどに使ってもマッチするに違いない。
シクロクロスレースでアドバンテージとなる軽さと快適性に磨きをかけた新型TCX (c)ジャイアント
ジャイアント TCX ADVANCED PRO 0
フレーム：Advanced-Grade Composite OLD142mm, CONTACT SLR D-FUSE Composite Seat Post
フォーク：Advanced-Grade Composite, Full Composite OverDrive 2 Column
コンポーネント：SRAM FORCE eTap AXS
ホイール：GIANT SLR1 42 DISC
タイヤ：MAXXIS ALL TERRANE 700x33C Tubeless Ready
サイズ：490 (XS)、505 (S)、525 (M)、545 (ML) mm
カラー：カーボン
価格：600,000円（税抜）
ジャイアント TCX ADVANCED PRO 2
フレーム：Advanced-Grade Composite OLD142mm, D-FUSE Composite Seat Post
フォーク：Advanced-Grade Composite, Full Composite OverDrive 2 Column
コンポーネント：SRAM APEX 1
タイヤ：MAXXIS ALL TERRANE 700x33C Tubeless Ready
サイズ：490 (XS)、505 (S)、525 (M)、545 (ML) mm
カラー：カメレオンノヴァ
価格：320,000円（税抜）
ジャイアント TCX ADVANCED PRO FRAME SET
サイズ：490 (XS)、505 (S)、525 (M)、545 (ML) mm
カラー：バルサムグリーン
価格：220,000円（税抜）
ジャイアント TCX ADVANCED PRO 0 (c)ジャイアント2003年の登場から17年もの間、勝利を求めレースシーンの最先端を走り続けてきたジャイアントのシクロクロスバイク「TCX」。アルミフレームに始まり、2011年にはフルカーボンフレーム＆フォークを採用した世界初の量産型CXバイクとして世に送り出され注目を集めると、2013年にはラース・ファンデルハールがディスクブレーキ仕様のプロトタイプをレースに投入。シクロクロスのワールドカップにおけるディスクブレーキバイクの初優勝という歴史も作り上げた。
その後も数々のアップデートを加え、各国のナショナルチャンピオンやアルカンシエルの獲得を幾度となく経験したきたTCXが、2021年モデルでさらなる性能アップを果たす。フレーム形状自体は現行モデルと大きくは変わらず、TCXが身上としてきた高剛性による優れたパワー伝達性や反応性を維持している。
しなりを効果的に生み出す形状変更が加えられた新型のCONTACT SLR D-FUSEシートポスト (c)ジャイアントシートステーの交点部分にシートクランプを内蔵させた新しい設計を採用 (c)ジャイアントトップモデル完成車にはハイパフォーマンスなSLR1 42カーボンホイールを搭載 (c)ジャイアントフラットマウントディスクブレーキ＆前後12mmスルーアクスルの仕様だ (c)ジャイアントその上で、カーボンテクノロジーやフレーム成型技術の進化などによってフレームセットで260gもの軽量化を実現（フレーム1050g→850g、フォーク460g→400g）。ハードな登りや担ぎのセクションでアドバンテージとなる軽量性に磨きをかけるとともに、重量剛性比の強化によってより俊敏で加速性に優れた乗り味も獲得している。
肩に担ぎやすいよう扁平させたトップチューブや、ワイドなオフロードタイヤを飲み込む最大45mm対応のタイヤクリアランス、泥づまりに配慮されたフレームデザインなどはシクロクロスバイクならではの設計。もちろんディスクブレーキを採用しており、フラットマウント＆前後12mmスルーアクスルの仕様だ。ジャイアント独自の大径コラム「OVERDRIVE 2」や、86mm幅BBシェルの「POWERCORE」も継続採用され剛性強化などに一役買っている。
ジャイアント TCX ADVANCED PRO 2 (c)ジャイアントさらに、新型TCXでは新開発のD-FUSEシートポストを採用。独自のD型断面を採用しつつ、シートポスト上部に潰しを入れるような形状変更を加えることで前後方向へのしなり量を増やしている。フルカーボンのCONTACT SLR D-FUSEシートポストは単体でも販売され、対応するジャイアントの既存モデルで交換可能だ。
シートステーとシートチューブの交点部分にシートクランプを配置したことも大きな特徴で、シートポストの突き出し量を増やすことで前作比で20％もしなりが増加。振動吸収性を向上させダートでもよりスムーズなライディングを可能としている。この特別な内蔵シートクランプは30.9mm径のラウンドシートポストにも対応しており、乗り方によってはドロッパーポストに換装して楽しむこともできる。
ジャイアント TCX ADVANCED PRO FRAME SET (c)ジャイアントラインアップは完成車2モデルとフレームセットの計3種。スラムFORCE eTap AXS完成車の「TCX ADVANCED PRO 0」には、新型TCRとともに登場したフックレスカーボンリムのSLR1 42ホイールがスペックインされ、レースレディな1台に仕上がる。トップチューブ上部をカメレオンカラーでペイントし、クロムデカールを採用した高級感あるルックスもポイントだ。
スラムAPEX 1完成車の「TCX ADVANCED PRO 2」は、見る角度によってブルーからパープルに色を変化させるカメレオンノヴァカラーが特徴的。フレームセットは自然に溶け込むようなグリーンカラーを採用しており、シクロクロスだけでなくグラベルライドなどに使ってもマッチするに違いない。
シクロクロスレースでアドバンテージとなる軽さと快適性に磨きをかけた新型TCX (c)ジャイアントジャイアント TCX ADVANCED PRO 0
フレーム：Advanced-Grade Composite OLD142mm, CONTACT SLR D-FUSE Composite Seat Post
フォーク：Advanced-Grade Composite, Full Composite OverDrive 2 Column
コンポーネント：SRAM FORCE eTap AXS
ホイール：GIANT SLR1 42 DISC
タイヤ：MAXXIS ALL TERRANE 700x33C Tubeless Ready
サイズ：490 (XS)、505 (S)、525 (M)、545 (ML) mm
カラー：カーボン
価格：600,000円（税抜）
ジャイアント TCX ADVANCED PRO 2
フレーム：Advanced-Grade Composite OLD142mm, D-FUSE Composite Seat Post
フォーク：Advanced-Grade Composite, Full Composite OverDrive 2 Column
コンポーネント：SRAM APEX 1
タイヤ：MAXXIS ALL TERRANE 700x33C Tubeless Ready
サイズ：490 (XS)、505 (S)、525 (M)、545 (ML) mm
カラー：カメレオンノヴァ
価格：320,000円（税抜）
ジャイアント TCX ADVANCED PRO FRAME SET
サイズ：490 (XS)、505 (S)、525 (M)、545 (ML) mm
カラー：バルサムグリーン
価格：220,000円（税抜）
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