逃げ切りの決まったツール・ド・ランカウイ第7ステージ。4名によるスプリントを制したニル・ヒメノ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ)がプロ初勝利を飾り、織田聖(愛三工業レーシングチーム)は13位だった。



前日勝者のライリー・ピックレル(カナダ)で連勝狙うモダンアドベンチャープロサイクリング photo:Tour de Langkawi

全8日間で争われるペトロナス・ツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)も残すところあと2日。第7ステージはスタートからフィニッシュまで続く平坦路が舞台となり、2日連続の集団スプリントが予想された。日本勢では、前日区間11位だった織田聖(愛三工業レーシングチーム)の活躍が期待された。

この日は、前日に落車したロナン・オジェ(フランス、ユニベット・ローズ・ロケッツ)が不出場となった。22歳でプロ1年目のオジェは重傷を負い、一時は薬剤による昏睡状態に置かれていたものの、現在は目を覚まし、両腕と両脚を動かし、意思の疎通も取れる状態だという。

レースがスタートすると、4日目にも逃げた松井丈治(愛三工業レーシングチーム)を含む7名がエスケープ。終盤に入ると松井らが遅れ、先頭は4名に絞られる。メイン集団はモダンアドベンチャープロサイクリングやXDSアスタナが追いかけたものの、最後まで差を詰めきれず、勝負は先頭の4名によるスプリントに持ち込まれた。

松井丈治(愛三工業レーシングチーム)も入った7名の逃げ集団 photo:Tour de Langkawi

アドネ・ファンエンヘレン(オランダ、トレンガヌサイクリングチーム)を先頭に最終ストレートに突入し、横一線のスプリントをニル・ヒメノ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ)が制す。22歳のプロ2年目が、うれしいプロ初勝利を手に入れた。

逃げ集団によるスプリントを制したニル・ヒメノ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) photo:Tour de Langkawi

第30回大会でスペインに初の区間優勝をもたらしたヒメノ。「ステージ優勝を目指し出場し、今日それが叶って本当にうれしい。逃げ続けた最後にスプリントする脚が残っているかは分からなかった。逃げの皆が全力で走ったおかげだ」と喜びを語った。

プロトンは先頭から33秒遅れでフィニッシュし、前日勝者のライリー・ピックレル(カナダ、モダンアドベンチャープロサイクリング)がその先頭でフィニッシュした。日本人最上位は13位の織田で、プロトンでフィニッシュした留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)は総合18位とベストアジアンライダー賞ジャージを守ることに成功している。

プロ初勝利を飾ったニル・ヒメノ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) photo:Tour de Langkawi
ツール・ド・ランカウイ2026第7ステージ結果
1位 ニル・ヒメノ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) 3:12:33
2位 マリオ・アパリシオ(スペイン、ブルゴス・ブルペレットBH)
3位 アンドレイ・ステファノフ(ロシア、ホイールトップ・ローター・チェンドゥ)
4位 アドネ・ファンエンヘレン(オランダ、トレンガヌサイクリングチーム)
5位 ライリー・ピックレル(カナダ、モダンアドベンチャープロサイクリング) +0:33
個人総合成績
1位 レナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング) 24:51:45
2位 アベル・バルデルストーネ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA) +0:26
3位 ハン・カステジョン(スペイン、カハルラル・セグロスRGA) +0:42
4位 ホセ・ディアス(スペイン、ブルゴス・ブルペレットBH) +1:20
5位 アイヴィンブローホルト・フォグネル(ノルウェー、ユニベット・ローズ・ロケッツ) +1:37
18位 留目夕陽(愛三工業レーシングチーム) +7:21
その他の特別賞
ポイント賞 マッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ)
山岳賞 レナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング)
ベストアジアンライダー賞 留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)
チーム総合成績 カハルラル・セグロスRGA
text:Sotaro.Arakawa
photo:Tour de Langkawi