全日本王者である入部正太朗(シマノレーシング)が、ディメンションデータから名称変更を行うNTTプロサイクリングへ電撃加入することが分かった。



入部正太朗(シマノレーシング) 入部正太朗(シマノレーシング) photo:Makoto.AYANO
NTTプロサイクリングのジャージに袖を通した入部正太朗NTTプロサイクリングのジャージに袖を通した入部正太朗 (c)nttprocycling.com新城幸也(バーレーン・メリダ)と並ぶ、2020シーズンを走る2人目の日本人ワールドツアー選手が誕生する。

先日火曜日(11月12日)に開催された体制発表会見時では、入部正太朗の名前は来季所属選手リストには無かった。会見中の中でダグ・ライダーGMは「今後日本人選手やチームと様々な可能性を模索していきたい」と話していた。クベカ時代を通してチームへの日本人選手加入は初めて。

入部は1989年8月1日生まれの30歳。早稲田大学卒業後の2012年にプロ入りして以降、一貫してシマノレーシングに籍を置いてきた。2019年は新城幸也らを破り、全日本選手権初勝利を納めた。

入部正太朗のコメント

「この度はチームNTTに加入できる事出来て、大変嬉しく思います。競技を始めてずっと目標にしていた世界トップカテゴリーのチームで世界に挑戦する事が出来ます。これは私にとってこの上ない幸せであります。30歳から挑戦という事は決して簡単ではありませんが、私は全身全霊をかけてチームの為に走ります。ご尽力いただきました方々には感謝申し上げます。ありがとうございました」

ダグ・ライダーGMのコメント

「我々にとって非常に大切な(日本を訪れる)1週間の終わりに、全日本王者である入部が加わってくれるニュースを喜ばしく思う。ナショナルチャンピオンであることは、大きな自信と責任が伴うもの。それだけに我々のチームカラーの中で全日本王者を走らせることは非常にエキサイティングだ。彼の競技に対する愛は大きく、野心的にチャンスを掴んできた。我々にとって10人目の新加入選手であり、彼を迎えることは本当に素晴らしいことだ。2020年シーズンの幕開けが待ち通しい」

text:So.Isobe

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