茨城国体トラック競技3日目は団体種目の決勝が行われた。女子チーム・スプリントでは、前日の予選で日本記録を更新した茨城県が優勝。男子チーム・スプリントでは、福井県が大会新記録を出して2連覇を達成した。男子4kmチームパーシュートでは福岡県が優勝し、3年連続優勝となった。


取手競輪場の特別観覧席で快適に観戦取手競輪場の特別観覧席で快適に観戦 photo:Satoru Kato
茨城県で開催されている「いきいき茨城ゆめ国体2019」。自転車競技は取手市の取手競輪場で3日目の競技が行われた。この日は団体種目の決勝と、男子のスクラッチとポイントレースの予選、女子スクラッチ予選、男子のスプリントとケイリンの準決勝までの対戦が行われた。


女子チーム・スプリント 茨城県が優勝

女子チームスプリント優勝 茨城県(山口、梶原)女子チームスプリント優勝 茨城県(山口、梶原) photo:Satoru Kato
女子チームスプリント決勝 2位 和歌山県(吉川、布居)女子チームスプリント決勝 2位 和歌山県(吉川、布居) photo:Satoru Kato女子チームスプリント決勝 3位 福井県(柳原、中村)女子チームスプリント決勝 3位 福井県(柳原、中村) photo:Satoru Kato

女子のチーム・スプリントは、茨城県(山口真未、梶原悠未)と和歌山県(吉川美穂、布居光)による決勝戦。茨城県は予選で日本記録を更新した勢いそのままに、中間スプリットタイムは予選とほぼ同じペースで走行。最後は僅かに遅れて更なる記録更新はならなかったものの、それでも55秒台をマークして優勝を決めた。

女子チームスプリント 表彰式女子チームスプリント 表彰式 photo:Satoru Kato山口真未 コメント
「梶原と昨年から日本記録を更新したいと話していたので、更新出来て嬉しい反面、タイムがすごすぎて驚いている。今回走ってみて、もう少し行けそうな手応えもあるので、機会があればまた組んで走ってみたい。スタート前から小・中学生の声援が大きくて、力になった」

梶原悠未 コメント
「2人で日本記録を更新したいと話してきたが、2秒近く更新出来ると思っていなかったので本当に嬉しい。チームスプリントでオリンピックと言うより、2人で種目が違うので、それぞれの種目で同じ舞台に立てるといいなと思う」
女子 チーム・スプリント決勝 結果(400×2)
1位茨城県(山口、梶原)55秒072
2位和歌山県(吉川、布居)57秒335
3位福井県(柳原、中村)57秒465
4位東京都(石井、岡本)57秒593
5位鹿児島県(山本、上野)58秒045
6位富山県(石中、下條)58秒612
7位埼玉県(小泉、飯田)58秒665
8位宮崎県(岩元杏奈、岩元美佳)59秒273
※5位以下は予選時のタイム


男子チーム・スプリント 福井県が連覇達成

男子チームスプリント決勝 連覇達成の福井県(岸田、上杉、市田)男子チームスプリント決勝 連覇達成の福井県(岸田、上杉、市田) photo:Satoru Kato
男子チームスプリント決勝 2位 鳥取県(山根将太、保田、山根慶太)男子チームスプリント決勝 2位 鳥取県(山根将太、保田、山根慶太) photo:Satoru Kato男子チームスプリント 3位 富山県(村田、志田、林)男子チームスプリント 3位 富山県(村田、志田、林) photo:Satoru Kato

男子のチーム・スプリント決勝は、鳥取県と福井県の対戦。予選1位の鳥取県が予選タイムより約1秒遅くなったのに対し、福井県は予選タイムより縮めるだけでなく、昨年の地元国体で出した大会記録をさらに塗り替える1分13秒977をマーク。日本記録まで0秒3という記録で2連覇を達成した。

福井県チームスプリントメンバー・市田龍生都 コメント
「このメンバーで大会記録を出して絶対に勝てると信じていた。昨日の予選は1人1人がすごく課題の残った走りで、むしろ2位で上がれてよかったというレベルだった。その分気持ちは楽で、その課題さえクリアすれば勝てると考えていた。僕は3走だったので、あとは2人を信じてスタートした。キツかったけれど、このチームで走れて良かったと思う」

男子チームスプリント 表彰式男子チームスプリント 表彰式 photo:Satoru Kato男子チームスプリント 2連覇を達成した福井県チーム男子チームスプリント 2連覇を達成した福井県チーム photo:Satoru Kato
男子チーム・スプリント決勝 結果(400×3)
1位福井県(岸田、上杉、市田)1分13秒977 大会新
2位鳥取県(山根将太、保田、山根慶太)1分16秒048
3位富山県(村田、志田、林)1分14秒973
4位大分県(田仲、一丸、甲斐)1分15秒840
5位茨城県(橋本、吉岡、吉田)1分15秒685
6位新潟県(治田、滝本、二ノ宮)1分15秒784
7位宮城県(中井、福田、武)1分16秒395
8位熊本県(谷口、東矢、中山)1分16秒633
※5位以下は予選時のタイム


男子4kmチーム・パーシュート 福岡県が優勝

男子4kmチーム・パーシュート 3連覇を決めた福岡県(橋本、上野、貝原、兒島)男子4kmチーム・パーシュート 3連覇を決めた福岡県(橋本、上野、貝原、兒島) photo:Satoru Kato
男子4kmチーム・パーシュート決勝 2位 京都府(草場、孫崎、四宮、岡本)男子4kmチーム・パーシュート決勝 2位 京都府(草場、孫崎、四宮、岡本) photo:Satoru Kato男子4kmチーム・パーシュート 3位 福島県(窪木、緑川、風間、中村)男子4kmチーム・パーシュート 3位 福島県(窪木、緑川、風間、中村) photo:Satoru Kato

福岡県と京都府の対戦となった4kmチーム・パーシュート決勝。序盤から福岡県が京都府をリード。4人揃って周回する京都府に対し、3人になっても福岡県はリードを維持して周回を重ねていく。最終的に福岡県が4秒以上の差をつけて優勝した。

福岡県チームメンバー.橋本陸コメント
「今回の大会は、祐誠高校OBの教諭が全国タイトルを取れなかったので、僕たちで優勝出来るようにと指導して下さった。この1年合わせてきてしっかり優勝出来たので本当に良かったと思う。大会記録の更新には届かなかったが、それでも良いタイムが出せたと思う」
男子4kmチームパーシュート 表彰式男子4kmチームパーシュート 表彰式 photo:Satoru Kato男子4kmチームパーシュート 3連覇を決めた福岡県チーム男子4kmチームパーシュート 3連覇を決めた福岡県チーム photo:Satoru Kato
男子4kmチーム・パーシュート決勝 結果
1位福岡県(橋本、上野、貝原、兒島)4分16秒533
2位京都府(草場、孫崎、四宮、岡本)4分21秒154
3位福島県(窪木、緑川、風間、中村)4分17秒291
4位茨城県(新村、松崎、須貝、渡邉)4分19秒166
5位岐阜県(棚瀬、永田、渡邊、安達)4分20秒424
6位奈良県(奥村、吉岡、馬越、石塚)4分21秒085
7位和歌山県(岡本、仮屋、谷、石塚)4分23秒329
8位宮城県(沢田、高橋、菅野、菊地)4分24秒183
※5位以下は予選時のタイム


大会最終日は個人種目の決勝

女子ケイリン準決勝 地元の期待を背負って山口真未がスタート女子ケイリン準決勝 地元の期待を背負って山口真未がスタート photo:Satoru Kato少年男子スクラッチ予選 茨城県の木村皆斗は3位で予選通過少年男子スクラッチ予選 茨城県の木村皆斗は3位で予選通過 photo:Satoru Kato

明日は茨城国体自転車競技の最終日。スプリント、ケイリン、スクラッチ、ポイントレースの決勝が行われる。

女子では、チーム・スプリントで優勝した茨城県の山口真未がケイリン決勝に、梶原悠未がスクラッチの決勝に出場。男子スクラッチには、成年には2017年優勝の新村穣、少年には今年のインターハイ優勝の木村皆斗(取手第一高校)が出場。男女共に地元茨城県の優勝が期待される。

男子成年のポイントレースには、ロードレースで優勝した武山晃輔(山梨県、日本大学)、昨年優勝の貝原涼太(福岡県、日本大学)ツール・ド・北海道で活躍した小出樹(長野県、京都産業大学)、オムニアム全日本チャンピオンの岡本隼(和歌山県、愛三工業レーシングチーム)らが出場する。

text&photo:Satoru Kato
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