2019/09/30(月) - 21:33
茨城国体の自転車競技2日目は、取手競輪場でトラック競技がスタート。1kmタイムトライアルの決勝が行われ、少年男子で地元茨城の吉田有希が優勝。成年男子では治田知也(新潟県)が優勝した。
茨城国体 トラック競技会場の取手競輪場 photo:Satoru Kato
茨城県で開催されている国民体育大会。自転車競技はロードレースが行われたつくば市から取手市の取手競輪場に場所を移し、4日間のトラック競技がスタートした。初日は男子スプリントの予選と1/8決勝、男女ケイリンの1回戦、男子1kmタイムトライアルの決勝が行われた。
雲が多かった前日のロードレースとうって変わり、朝から青空が広がり太陽が照りつける1日。最高気温は9月上旬並みの28℃まで上昇するも、吹き抜ける風の涼しさに少しだけ秋を感じる。
男子1kmタイムトライアル 少年男子は吉田有希、成年男子は治田知也が優勝
1kmTT少年男子 優勝 吉田有希(茨城県)1分5秒476 photo:Satoru Kato
1kmTT少年男子 2位 三上遼矢(福島県)1分6秒709 photo:Satoru Kato
1kmTT少年男子 3位 岡本勝哉(京都府)1分6秒757 photo:Satoru Kato
初日唯一の決勝種目となった男子1kmタイムトライアルは、予選なしの一発勝負。36名が出走した少年男子は、最終組でスタートした茨城県の吉田有希が、ただ1人1分5秒台のタイムをマークして優勝。地元開催の茨城県チームに最初の勝利をもたらした。
1kmTT少年男子 地元選手の優勝に観客も喜ぶ photo:Satoru Kato
1kmTT少年男子 表彰式 photo:Satoru Kato
吉田有希コメント
「地元開催の国体で優勝出来て本当に嬉しい。みんながバンクが重いと言っていたので不安だったが、優勝タイムを出せて良かった。でも大会新記録を狙っていたのでちょっと悔しい。明日はチームスプリントの予選に3走として走るが、チームの足をひっぱらないように頑張りたい」
1kmTT成年男子 1位 治田知也(新潟県)1分4秒321 photo:Satoru Kato
1kmTT成年男子 2位 志田龍星(富山県)1分4秒768 photo:Satoru Kato
1kmTT成年男子 3位 荒川仁(千葉県)1分4秒808 photo:Satoru Kato
一方成年男子は1分4秒台の争いとなり、治田知也(新潟県、日本大学)が2年ぶりに優勝。茨城県の橋本壮史が5位に入り、成年でも地元茨城県が入賞を果たした。
治田知也コメント
「国体は一昨年大会新記録で優勝して、昨年負けて2位だったので、やっと優勝を取り戻したという感じで嬉しい。タイムはそれほどではなかったけれど、今年初の全国タイトルなので勝ててホッとしている。昨日のロードレースには新潟チームで大学の後輩が出たけれどあまり奮わなかったので、トラックの初日で勢いつけられたかなと思う。チームスプリントにも出場するので、表彰台の一番高いところを狙っていきたい」
1kmTT成年男子 表彰式 photo:Satoru Kato
10年連続出場選手表彰 photo:Satoru Kato

茨城県で開催されている国民体育大会。自転車競技はロードレースが行われたつくば市から取手市の取手競輪場に場所を移し、4日間のトラック競技がスタートした。初日は男子スプリントの予選と1/8決勝、男女ケイリンの1回戦、男子1kmタイムトライアルの決勝が行われた。
雲が多かった前日のロードレースとうって変わり、朝から青空が広がり太陽が照りつける1日。最高気温は9月上旬並みの28℃まで上昇するも、吹き抜ける風の涼しさに少しだけ秋を感じる。
男子1kmタイムトライアル 少年男子は吉田有希、成年男子は治田知也が優勝



初日唯一の決勝種目となった男子1kmタイムトライアルは、予選なしの一発勝負。36名が出走した少年男子は、最終組でスタートした茨城県の吉田有希が、ただ1人1分5秒台のタイムをマークして優勝。地元開催の茨城県チームに最初の勝利をもたらした。


吉田有希コメント
「地元開催の国体で優勝出来て本当に嬉しい。みんながバンクが重いと言っていたので不安だったが、優勝タイムを出せて良かった。でも大会新記録を狙っていたのでちょっと悔しい。明日はチームスプリントの予選に3走として走るが、チームの足をひっぱらないように頑張りたい」



一方成年男子は1分4秒台の争いとなり、治田知也(新潟県、日本大学)が2年ぶりに優勝。茨城県の橋本壮史が5位に入り、成年でも地元茨城県が入賞を果たした。
治田知也コメント
「国体は一昨年大会新記録で優勝して、昨年負けて2位だったので、やっと優勝を取り戻したという感じで嬉しい。タイムはそれほどではなかったけれど、今年初の全国タイトルなので勝ててホッとしている。昨日のロードレースには新潟チームで大学の後輩が出たけれどあまり奮わなかったので、トラックの初日で勢いつけられたかなと思う。チームスプリントにも出場するので、表彰台の一番高いところを狙っていきたい」


1kmタイムトライアル 成年男子 結果
1位 | 治田知也(新潟県、日本大学) | 1分4秒321 |
2位 | 志田龍星(富山県、朝日大学) | 1分4秒768 |
3位 | 荒川 仁(千葉県、明治大学) | 1分4秒808 |
4位 | 一丸尚伍(大分県、シマノレーシング) | 1分5秒063 |
5位 | 橋本壮史(茨城県、茨城県競技力向上対策本部) | 1分5秒302 |
6位 | 福田健太(宮城県、中央大学) | 1分5秒348 |
7位 | 岸田 剛(福井県、鹿屋体育大学) | 1分5秒602 |
8位 | 窪木一茂(福島県、チームブリヂストンサイクリング) | 1分5秒675 |
1kmタイムトライアル 少年男子 結果
1位 | 吉田有希(茨城県、つくば工科高等学校) | 1分5秒476 |
2位 | 三上遼矢(福島県、平工業高校) | 1分6秒709 |
3位 | 岡本勝哉(京都府、北桑田高校) | 1分6秒757 |
4位 | 堀川敬太郎(福岡県、祐誠高校) | 1分7秒680 |
5位 | 入江航太(熊本県、九州学院高校) | 1分7秒706 |
6位 | 纐纈洸翔(愛知県、愛知産業大学工業高校) | 1分7秒887 |
7位 | 南谷亜京(岐阜県、岐南工業高校) | 1分7秒982 |
8位 | 糸井星夜(秋田県、大曲農業高校) | 1分8秒047 |
男子スプリント予選、1/8決勝


男子スプリントは午前中に予選の200mフライングタイムトライアルが行われ、午後は1/8決勝が行われた。成年男子の予選は上位14名が10秒台を出す拮抗した争いとなった。少年男子も上位3名が10秒台をマークするハイレベルな予選となった。1/8決勝は一部に逆転はあったものの、予選の上位勢が順当に1/4決勝に勝ち上がっている。
男女ケイリン1回戦

男女のケイリンは1回戦が行われた。成年男子は7組のレースが行われ、インカレ3冠の山根将太(鳥取県、中央大学)をはじめ大学生が各組上位となって勝ち上がり。女子は6組のレースが行われ、ガールズケイリンの選手が順当に勝ち上がる中、山本さくら(鹿児島、シエルブルー鹿屋)が勝ち上がりを決めた。
明日の2日目は、男女チームスプリントと男子4kmチーム・パーシュートの予選が行われる。総合優勝争いをする上で外せない団体種目だけに、予選から力の入った走りが見られるか。
text&photo:Satoru Kato
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