茨城国体トラック競技2日目は、男女チーム・スプリントの予選と男子4kmチーム・パーシュートの予選が行われた。女子チーム・スプリント予選では、山口真未と梶原悠未の茨城県チームが54秒960の日本新記録を出して1位となり、明日の決勝にコマを進めた。


地元小学生らが声援を送る地元小学生らが声援を送る photo:Satoru Kato茨城国体トラック競技2日目も朝から青空が広がる1日茨城国体トラック競技2日目も朝から青空が広がる1日 photo:Satoru Kato

取手競輪場で行われている茨城国体自転車競技。トラック競技2日目は、男女の団体種目予選が行われたほか、ケイリンの敗者復活戦、男子スプリントの1/4決勝が行われた。団体種目予選の模様を中心にお伝えしよう。


女子チーム・スプリント予選 山口・梶原の茨城県が日本記録を更新

女子チームスプリント予選 1位 茨城県 54秒960(日本新・大会新)女子チームスプリント予選 1位 茨城県 54秒960(日本新・大会新) photo:Satoru Kato
女子チームスプリント予選 2位 和歌山県 57秒254女子チームスプリント予選 2位 和歌山県 57秒254 photo:Satoru Kato
女子チームスプリント予選 3位 東京都 57秒260女子チームスプリント予選 3位 東京都 57秒260 photo:Satoru Kato女子チームスプリント予選 4位 福井県 57秒283女子チームスプリント予選 4位 福井県 57秒283 photo:Satoru Kato

女子のチーム・スプリント予選には、37の都道府県チームが出場。最終組で出走した山口真未と梶原悠未の茨城県が54秒960を出して1位。女子エリートのチーム・スプリント400m×2の日本記録を6年ぶりに更新した。同組で出走した吉川美穂と布居光の和歌山県が57秒254で2位となり、明日の決勝で再び対戦する。3位決定戦は、東京都と福井県が対戦する。
女子 チーム・スプリント予選 結果(400×2)


男子チーム・スプリント予選 鳥取県が1位

男子チームスプリント予選 1位 鳥取県 1分15秒034男子チームスプリント予選 1位 鳥取県 1分15秒034 photo:Satoru Kato
男子チームスプリント予選 2位 福井県 1分15秒088男子チームスプリント予選 2位 福井県 1分15秒088 photo:Satoru Kato
男子チームスプリント 1走が離れるも3位に入った富山県1分15秒096男子チームスプリント 1走が離れるも3位に入った富山県1分15秒096 photo:Satoru Kato男子チームスプリント予選 4位 大分県 1分15秒240男子チームスプリント予選 4位 大分県 1分15秒240 photo:Satoru Kato

一方、男子のチーム・スプリント予選には46の都道府県チームが出場。インカレ3冠の山根将太をメンバーにする鳥取県が1位となり、2位の福井県と明日の決勝で対戦する。昨年優勝の福井県の逆転はあるか?。3位は富山県、4位は大分県となり、地元茨城県は惜しくも5位で順位決定戦進出を逃した。
男子チーム・スプリント予選 結果(400×3)
1位 鳥取県(山根将太、保田、山根慶太) 1分15秒034
2位 福井県(岸田、上杉、市田) 1分15秒088
3位 富山県(村田、志田、林) 1分15秒096
4位 大分県(田仲、一丸、甲斐) 1分15秒240
5位 茨城県(橋本、吉岡、吉田) 1分15秒685
6位 新潟県(治田、滝本、二ノ宮) 1分15秒784
7位 宮城県(中井、福田、武) 1分16秒395
8位 熊本県(谷口、東矢、中山) 1分16秒633


男子4kmチーム・パーシュート 福岡県が3連覇に向け好スタート

男子4kmチーム・パーシュート予選 1位 福岡県 4分16秒763男子4kmチーム・パーシュート予選 1位 福岡県 4分16秒763 photo:Satoru Kato
男子4kmチーム・パーシュート予選 2位 京都府 4分17秒765男子4kmチーム・パーシュート予選 2位 京都府 4分17秒765 photo:Satoru Kato
男子4kmチーム・パーシュート予選 3位 福島県 4分18秒440男子4kmチーム・パーシュート予選 3位 福島県 4分18秒440 photo:Satoru Kato男子4kmチーム・パーシュート予選 4位 茨城県 4分18秒904男子4kmチーム・パーシュート予選 4位 茨城県 4分18秒904 photo:Satoru Kato

男子4kmチーム・パーシュート予選には44の都道府県チームが出場。昨年優勝メンバーの貝原涼太と兒島直樹(共に日本大学)を入れた福岡県チームが4分16秒763を出して1位。草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)と孫崎大樹(チームブリヂストンサイクリング)をメンバーとした京都府が2位となり、明日の決勝で対戦する。福岡県の3連覇なるか?

3位は窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)が牽引した福島県、4位は地元茨城県が入り、3位決定戦を戦う。茨城県の3位表彰台なるか?
男子4kmチーム・パーシュート予選 結果
1位 福岡県(橋本、上野、貝原、兒島) 4分16秒763
2位 京都府(草場、孫崎、四宮、岡本) 4分17秒765
3位 福島県(窪木、緑川、風間、中村) 4分18秒440
4位 茨城県(新村、松崎、須貝、渡邉) 4分18秒904
5位 岐阜県(棚瀬、永田、渡邊、安達) 4分20秒424
6位 奈良県(奥村、吉岡、馬越、石塚) 4分21秒085
7位 和歌山県(岡本、仮屋、谷、石塚) 4分23秒329
8位 宮城県(沢田、高橋、菅野、菊地) 4分24秒183


明日はトラック競技3日目。今日予選が行われた団体種目の決勝と3位決定戦、ケイリンとスプリントは準決勝(1/2決勝)までが行われるほか、スクラッチとポイントレースの予選が行われる。

text&photo:Satoru Kato