キャットアイよりリリースされた新型ライトシリーズのSYNC(シンク)。今回の記事ではクリップ式のリアライトSYNC WEARABLEをピックアップして紹介しよう。従来と形状は同じながらスマホ連携や、SYNC KINETICと接続することでキネティックモードが連動するなどアップグレードが図られているモデルだ。



キャットアイ SYNC WEARABLEキャットアイ SYNC WEARABLE
SYNCシリーズには、ヘッドライトCOREとテールライトKINETICという主要ライトに加えて、WEARABLEというリアライトが発表されている。COREとKINETICは全くの新しいモデルとしてデビューしたが、このモデルに関しては2017年にリリースされたWEARABLE Xのアップデート版だ。

WEARABLEはサドルバッグやバックパック、ジャージのポケットに装着する際に活躍するクリップ式モデル。クリップ式をベースとしながらも付属するラバーバンドを使用するとシートポストなどに装着することができることが特徴だ。メインライトとしてもサブライトとしても活躍してくれる万能さが魅力的である。

SYNCバージョンでは、発光パターンの名称が変更されている。パルスがグループライド、バイブレーションがデイタイムハイパーフラッシュに変わり、シーンごとに発光パターンを選択しやすくなった。グループライドとは他の点滅と比較し、発光パターンと明るさが穏やかに設定されており、集団走行で後方を走るサイクリストを眩惑しにくいよう配慮がされたモードのこと。

バッグなどに取り付けても違和感のない円盤型バッグなどに取り付けても違和感のない円盤型 本体はクリップ部と分離することができる。また、ラバーバンドも付属するため自転車のチューブに装着することもできる本体はクリップ部と分離することができる。また、ラバーバンドも付属するため自転車のチューブに装着することもできる

キャットアイ SYNC WEARABLEキャットアイ SYNC WEARABLE
デイタイムハイパーフラッシュは非常に明るい光が細かい間隔で点滅するパターンを採用したものであり、とても被視認性が高いことが特徴。非常にアグレッシブなモードであるため、明るい日中でもサイクリストの存在を示すことができそうだ。KINETICと合わせて使用するとさらに目立てるのではないだろうか。

WEARABLEにはKINETICなどペアリングしているテールライトとモードが同期する機能も備えられている。例えば、KINETICを点灯から点滅に切り替えるとWEARABLEも同じ動きをするということだ。さらに、KINETICの減速検知機能とも同期するため、WEARABLE自体にはキネティック機能が備えられていないものの、減速を検知すると任意のモードからハイモードへと移行してくれるのだ。

キャットアイ SYNC WEARABLEキャットアイ SYNC WEARABLE
ボタン型のクリアボディにはキャットアイが誇るOPTICUBEというレンズテクノロジーを使用しているため、非常にワイドな配光を実現している。薄型形状ながら側方からの被視認性にも優れている。クリップ部と本体は分離する仕様が採用されており、サドルバッグにクリップを装着したまま、本体だけを外して充電することが可能だ。

SYNC WEARABLEはCOREとKINETICとは異なり、単体での販売とされている。価格は6,000円(税抜)。3点のSYNCシリーズを揃えると前後ともにアピール度が高くなり、事故に巻き込まれる危険も少なくなるはず。スマホでバッテリー残量をチェックできるため単体での運用でも導入しがいはありそうだ。



キャットアイ SYNC WEARABLE(セーフティライト)
サイズ:45.5 x 44 x 20 mm
重 量:21g
光 源:面発光LEDモジュール
電 源:リチウムイオンポリマー300mAh
価 格:6,000円(税抜)
通常使用
ハイ 1.5時間
ロー 18時間
点滅 45時間
ラピッド 16時間
グループライド 12時間
デイタイムハイパーフラッシュ 25時間
キネティックが約60回/1時間で機能した場合の目安
ハイ 1.4時間
ロー 6時間
点滅 7時間
ラピッド 5時間
グループライド 5時間
デイタイムハイパーフラッシュ 6時間
充電時間 約2.5時間