ツアー・オブ・タイランドの第5ステージが、ナーコンラーチャシーマからローイエットの229kmで行われ、マーティン・ラス(チーム・イルミネート)が第4ステージに続いて連勝。レイモンド・クレダー(チーム右京)が2位、中島康晴(キナンサイクリングチーム)が6位に入った。
第5ステージのスタートは2015年アジア選手権ロードにも使用された場所で、商店街の趣き photo:Satoru Kato
第5ステージ 衣料品店の軒先に吊るされた極彩色の衣類 photo:Satoru Kato
ツアーオブ・タイランド5日目は、今大会最長距離となる229kmのステージ。カテゴリーがつく山岳はないが、およそ60kmごとに中間スプリントが3回設定される。道のうねりはあるが、スタートからフィニッシュまでほぼ平坦なコースだ。
今日も朝から晴れ。時折雲が日差しを遮るが、真夏の日差しが照りつける長い1日となった。
第5ステージ 残り20kmまで逃げに乗りつづけた岡本隼(愛三工業レーシングチーム) photo:Satoru Kato
第5ステージ 3つ目の中間スプリントはタイ国王の肖像画のゲートをくぐる photo:Satoru Kato
第5ステージ101km地点 2つめの中間スプリントは4人の争い。 photo:Satoru Kato
この日も約10kmのパレードランからスタート。リアルスタート後は40km地点を過ぎるまでアタック合戦が続く。その中から9人の逃げ集団が容認され、岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が乗る。9人は中間スプリントでは争うものの先頭交代を回して逃げつづけ、メイン集団に最大で3分以上の差をつける。
186km地点の3回目の中間スプリントを過ぎたあたりから、メイン集団がペースアップ。残り20km付近までに1分以内まで差を詰める。逃げ集団では逃げ切りを狙う選手と集団に戻る選手に分かれ、岡本は集団に戻る方を選んだ。最後まで抵抗していた5人は残り5km付近までにすべて吸収され、集団スプリントによる最後の勝負へ。
第5ステージ 昨日に続き集団スプリント photo:Satoru Kato
第5ステージ ポイント賞リーダーの後方に中島康晴(キナンサイクリングチーム)の姿 photo:Satoru Kato
第5ステージ マーティン・ラス(チーム・イルミネート)が第4ステージに続き連勝 photo:Satoru Kato
フィニッシュ前500m、左右にゆるやかなカーブが連続するコースを先頭で進んできたのはマーティン・ラス(チーム・イルミネート)。昨日の第4ステージに続く連勝で、ポイント賞争いを大きくリードした。2位にレイモンド・クレダー(チーム右京)。中島康晴(キナンサイクリングチーム)が6位に入った。
個人総合の上位3人に変化はなく、最終日の第6ステージを迎える。
第5ステージ 約150kmを逃げた岡本隼(愛三工業レーシングチーム) photo:Satoru Kato
第5ステージ フィニッシュした選手を消防車の放水が迎える photo:Satoru Kato


ツアーオブ・タイランド5日目は、今大会最長距離となる229kmのステージ。カテゴリーがつく山岳はないが、およそ60kmごとに中間スプリントが3回設定される。道のうねりはあるが、スタートからフィニッシュまでほぼ平坦なコースだ。
今日も朝から晴れ。時折雲が日差しを遮るが、真夏の日差しが照りつける長い1日となった。



この日も約10kmのパレードランからスタート。リアルスタート後は40km地点を過ぎるまでアタック合戦が続く。その中から9人の逃げ集団が容認され、岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が乗る。9人は中間スプリントでは争うものの先頭交代を回して逃げつづけ、メイン集団に最大で3分以上の差をつける。
186km地点の3回目の中間スプリントを過ぎたあたりから、メイン集団がペースアップ。残り20km付近までに1分以内まで差を詰める。逃げ集団では逃げ切りを狙う選手と集団に戻る選手に分かれ、岡本は集団に戻る方を選んだ。最後まで抵抗していた5人は残り5km付近までにすべて吸収され、集団スプリントによる最後の勝負へ。



フィニッシュ前500m、左右にゆるやかなカーブが連続するコースを先頭で進んできたのはマーティン・ラス(チーム・イルミネート)。昨日の第4ステージに続く連勝で、ポイント賞争いを大きくリードした。2位にレイモンド・クレダー(チーム右京)。中島康晴(キナンサイクリングチーム)が6位に入った。
個人総合の上位3人に変化はなく、最終日の第6ステージを迎える。


ツアー・オブ・タイランド 第5ステージ結果
1位 | ラス・マーティン(チーム・イルミネート、エストニア) | 4時間57分52秒 |
2位 | レイモンド・クレダー(チーム右京、オランダ) | +0秒 |
3位 | パク・ソンベク(KSPOビアンキ・アジア・プロサイクリング、韓国) | |
4位 | モハド・ザミリ・サレー(トレンガヌ・サイクリングチーム、マレーシア) | |
5位 | アブディ・ガニ( KFCサイクリングチーム、インドネシア) | |
6位 | 中島康晴(キナンサイクリングチーム) |
個人総合順位(第5ステージ終了時)
1位 | ベンジャミン・ダイボール(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム、オーストラリア) | 21時間37分49秒 |
2位 | アルテム・オベチキン(トレンガヌ・サイクリングチーム、ロシア) | +16秒 |
3位 | トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム、フランス) | +18秒 |
4位 | リウ・ジャンペン(ヘンシャンサイクリングチーム、中国) | +2分9秒 |
5位 | サラウット・シリオンナチャイ(タイランドコンチネンタルサイクリングチーム、タイ) | +2分9秒 |
6位 | ジョージ・カミロ・カスティブランコ(チーム・イルミネート、コロンビア) | +2分10秒 |
ポイント賞(第5ステージ終了時)
1位 | マーティン・ラス(チーム・イルミネート、エストニア) | 66p |
2位 | 中島康晴(キナンサイクリングチーム) | 48p |
3位 | レイモンド・クレダー(チーム右京、オランダ) | 43p |
山岳賞(第5ステージ終了時)
1位 | ベンジャミン・ディボール(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム、オーストラリア) | 28p |
2位 | アルテム・オベチキン(トレンガヌ・サイクリングチーム、ロシア) | 20p |
3位 | トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム、フランス) | 20p |
チーム総合順位(第5ステージ終了時)
1位 | キナンサイクリングチーム | 64時間58分39秒 |
2位 | タイランド・コンチネンタル・サイクリングチーム | +1分44秒 |
3位 | セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム | +3分37秒 |
text&photo:Satoru Kato
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