タイで開催されているツアー・オブ・タイランド第2ステージは、チャンタブリーからアランヤプラテートまでの173kmで行われ、入部正太朗(シマノレーシングチーム)が優勝。5位に中島康晴(キナンサイクリングチーム)が入った。



ツアー・オブ・タイランド2日目は、初日のゴール地点チャンタブリーから北上し、隣国カンボジア国境近くの街アランヤプラテートにフィニッシュする173km。コース序盤に4級山岳が設定され、急坂は無いもののうねるようなアップダウンが続く。

この日は朝から晴れ。湿度が高いためスッキリとした青空にはならないものの、前日から一転して30℃を越える暑さとなった。

第2ステージは晴れ。30度越えの暑い1日第2ステージは晴れ。30度越えの暑い1日 photo:Satoru Kato
第1ステージで落車に巻き込まれた黒枝咲哉(シマノレーシングチーム)は残念ながらDNSとなった第1ステージで落車に巻き込まれた黒枝咲哉(シマノレーシングチーム)は残念ながらDNSとなった photo:Satoru Kato第2ステージ唯一の4級山岳はミン・キョンゴ(ソウルサイクリングチーム)が先頭通過第2ステージ唯一の4級山岳はミン・キョンゴ(ソウルサイクリングチーム)が先頭通過 photo:Satoru Kato

リアルスタート後に3人が先行し、メイン集団から数十秒先行して4級山岳を通過する。その後吸収され、何度か逃げ集団が形成されるが、終盤まで続かずに吸収される。124km地点の中間スプリントポイントを前に、3人が先行。そこに入部正太朗(シマノレーシングチーム)ともう1人がブリッジをかけて合流して逃げる。その後4人となった逃げ集団はメイン集団に2分の差をつけて先行する。

コース終盤に入り、メイン集団はフィニッシュに向けて逃げを追走。フィニッシュ直前であと数秒のところまで迫るが吸収しきれない。残り200mの最終コーナーを曲がり、逃げ集団はジョージ・カミロ・カスティブランコ(チームイルミネート)を先頭にスプリントを開始。残り100mを切って前に出た入部が、カスティブランコを下して優勝。メイン集団はその4秒後のフィニッシュというギリギリの逃げ切りだった。

入部は中間スプリントを含め11秒のボーナスタイムを獲得して個人総合1位に浮上した。

第2ステージ 入部正太朗(シマノレーシングチーム)が優勝第2ステージ 入部正太朗(シマノレーシングチーム)が優勝 photo:Satoru Kato
第2ステージ 中島康晴(キナンサイクリングチーム)が5位第2ステージ 中島康晴(キナンサイクリングチーム)が5位 photo:Satoru Kato第2ステージ 表彰式第2ステージ 表彰式 photo:Satoru Kato


明日の第3ステージは1級山岳の頂上フィニッシュ。同タイムフィニッシュがなくなるため、総合優勝争いが大きく動くステージとなりそうだ。
第2ステージ(チャンタブリー〜アランヤプラテート 173km)結果
1位 入部正太朗(シマノレーシングチーム) 3時間55分7秒
2位 ジョージ・カミロ・カスティブランコ(チームイルミネート、コロンビア) +0秒
3位 サラウット・シリオンナチャイ(タイランド・コンチネンタルサイクリングチーム、タイ)
4位 マーティン・ラス(チームイルミネート、エストニア) +4秒
5位 中島康晴(キナンサイクリングチーム)
6位 パク・ソンベク(KSPOビアンキ・アジア・プロサイクリング)
個人総合成績(第2ステージ終了時)
1位 入部正太朗(シマノレーシングチーム) 8時間14分4秒
2位 サラウット・シリオンナチャイ(タイランド・コンチネンタルサイクリングチーム、タイ) +4秒
3位 レイモンド・クレダー(チーム右京、オランダ) +5秒
4位 ジョージ・カミロ・カスティブランコ(チームイルミネート、コロンビア)
5位 マーティン・ラス(チームイルミネート、エストニア)
6位 モハド・ザミリ・サレー(トレンガヌサイクリングチーム、マレーシア) +40秒
ポイント賞(第2ステージ終了時)
1位 マーティン・ラス(チームイルミネート、エストニア) 31p
2位 中島康晴(キナンサイクリングチーム) 25p
3位 入部正太朗(シマノレーシングチーム) 18p

最新ニュース(全ジャンル)