ツアー・オブ・タイランドの第3ステージが、アランヤプラテートからカオヤイ国立公園の177.7kmで行われ、1級山岳の山頂フィニッシュのステージをベンジャミン・ダイボール(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム)が制して個人総合首位に立った。3位にトマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)が入った。
第3ステージ コース沿いのあちこちに咲くタイの国花「ドーク・ラーチャプルック」英語名は「ゴールデン・シャワー」 photo:Satoru Kato
第3ステージ リーダージャージの入部正太朗(シマノレーシングチーム)がスタートサイン photo:Satoru Kato
第3ステージのフィニッシュ地点に集まった観客 photo:Satoru Kato
ツアー・オブ・タイランド3日目は、カンボジア国境近くの街・アランヤプラテートから西へ進み、標高約800mにあるカオヤイ国立公園にゴールする177.7km。スタートからしばらく平坦路が続くが、残り40kmからは登りが続く。登りのおよそ中間地点とフィニッシュが1級山岳に設定されており、今大会のクイーンステージとなる。
第3ステージ 2分差をつけて単独で逃げるマ・ガントン(ヘンジャン・サイクリングチーム) photo:Satoru Kato
第3ステージ 2回目の中間スプリント 中島康晴(キナンサイクリングチーム)が4位通過 photo:Satoru Kato
今日も朝から晴れて暑い1日。約10kmに及ぶ長いパレードランの後リアルスタートが切られるとアタック合戦が始まる。コースのおよそ半分となる82km地点に設定された最初の中間スプリントまでに、秋田拓磨(シマノレーシングチーム)を含む6人が逃げ集団を形成し、集団に2分差をつける。その後逃げ集団からマ・ガントン(ヘンジャンサイクリングチーム、中国)が単独で逃げる。
第3ステージ 最初の1級山岳を先頭通過するベンジャミン・ダイボール(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム) photo:Satoru Kato
第3ステージ トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)が2位通過 photo:Satoru Kato
登りに入るとマの逃げは吸収されてクライマーの勝負へ。残り25km地点の最初の1級山岳はベンジャミン・ダイボール(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム、オーストラリア)が先頭通過。これをトマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)とアルチョム・オベシュキン(トレンガヌ・サイクリングチーム、ロシア)の2人が追走して合流。後続は1分以上離れ、勝負は3人に絞られた。
第3ステージ ベンジャミン・ダイボール(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム)が優勝 photo:Satoru Kato
第3ステージ トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)は3位 photo:Satoru Kato
第3ステージ 阿曽圭佑(愛三工業レーシングチーム)は約2分遅れの集団で17位 photo:Satoru Kato
残り2kmからダイボールが仕掛け、他の2人を引き離してフィニッシュ。第3ステージ優勝と同時に、個人総合首位に立ち、山岳賞も獲得した。オベシュキンが2位、ルバが3位。メイン集団は約2分遅れてフィニッシュし、この中にいた阿曽圭佑(愛三工業レーシングチーム)の17位が日本人最高位となった。



ツアー・オブ・タイランド3日目は、カンボジア国境近くの街・アランヤプラテートから西へ進み、標高約800mにあるカオヤイ国立公園にゴールする177.7km。スタートからしばらく平坦路が続くが、残り40kmからは登りが続く。登りのおよそ中間地点とフィニッシュが1級山岳に設定されており、今大会のクイーンステージとなる。


今日も朝から晴れて暑い1日。約10kmに及ぶ長いパレードランの後リアルスタートが切られるとアタック合戦が始まる。コースのおよそ半分となる82km地点に設定された最初の中間スプリントまでに、秋田拓磨(シマノレーシングチーム)を含む6人が逃げ集団を形成し、集団に2分差をつける。その後逃げ集団からマ・ガントン(ヘンジャンサイクリングチーム、中国)が単独で逃げる。


登りに入るとマの逃げは吸収されてクライマーの勝負へ。残り25km地点の最初の1級山岳はベンジャミン・ダイボール(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム、オーストラリア)が先頭通過。これをトマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)とアルチョム・オベシュキン(トレンガヌ・サイクリングチーム、ロシア)の2人が追走して合流。後続は1分以上離れ、勝負は3人に絞られた。



残り2kmからダイボールが仕掛け、他の2人を引き離してフィニッシュ。第3ステージ優勝と同時に、個人総合首位に立ち、山岳賞も獲得した。オベシュキンが2位、ルバが3位。メイン集団は約2分遅れてフィニッシュし、この中にいた阿曽圭佑(愛三工業レーシングチーム)の17位が日本人最高位となった。
ツアー・オブ・タイランド 第3ステージ結果
1位 | ベンジャミン・ダイボール(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム、オーストラリア) | 4時間16分52秒 |
2位 | アルチョム・オベシュキン(トレンガヌ・サイクリングチーム、ロシア) | +12秒 |
3位 | トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム、フランス) |
個人総合順位(第3ステージ終了時)
1位 | ベンジャミン・ダイボール(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム、オーストラリア) | 12時間31分1秒 |
2位 | アルチョム・オベシュキン(トレンガヌ・サイクリングチーム、ロシア) | +16秒 |
3位 | トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム、フランス) | +18秒 |
4位 | サラウット・シリオンナチャイ(タイランド・コンチネンタルサイクリングチーム、タイ) | +2分9秒 |
5位 | ジョージ・カミロ・カスティブランコ(チーム・イルミネート、コロンビア) |
ポイント賞(第3ステージ終了時)
1位 | マーティン・ラス(チーム・イルミネート、エストニア) | 34p |
2位 | 中島康晴(キナンサイクリングチーム) | 26p |
3位 | サラウット・シリオンナチャイ(タイランド・コンチネンタルサイクリングチーム、タイ) | 24p |
山岳賞(第3ステージ終了時)
1位 | ベンジャミン・ダイボール(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム、オーストラリア) | 28p |
2位 | アルチョム・オベシュキン(トレンガヌ・サイクリングチーム、ロシア) | 20p |
3位 | トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム、フランス) | 20p |
チーム総合順位(第3ステージ終了時)
1位 | キナンサイクリングチーム | 37時間38分15秒 |
2位 | タイランド・コンチネンタルサイクリングチーム | +1分44秒 |
3位 | セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム | +3分37秒 |
text&photo:Satoru Kato
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