2017年シーズンのすべてのUCIワールドツアーが終了し、最終的なランキングが発表された。ダブルツールを果たしたフルームを退けてグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)が初めて個人ランキング首位に輝いた。
UCIワールドツアーランキング首位に輝いたグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)とアンナ・ファンデルブレゲン(オランダ、ブールス・ドルマンス) photo:TDWsport
UCIガラで挨拶するダヴィ・ラパルティアンUCI会長 photo:TDWsport中国で開催されたツアー・オブ・広西を最後に2017年のUCIワールドツアーが終了。最終的なUCIワールドツアーランキングが発表された。ランキング上位者やツアー・オブ・広西参加者は、レース後に桂林市で開催されたUCIガラに出席。ダヴィ・ラパルティアンUCI新会長も出席した式典で男女UCIワールドツアーランキングの表彰が行われた。
ツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝したクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)は3452ポイント獲得。ダブルツール達成によって個人ランキング首位が有力視されたが、130ポイント差の3582ポイントでグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)が首位に輝いた。
ヴァンアーヴェルマートはパリ〜ルーベとヘント〜ウェヴェルヘム、E3ハレルベークで優勝した他、GPケベック2位、ロンド・ファン・フラーンデレン2位など、クラシックレースで大きくポイントを伸ばした。なお、ルーベ&ヘントの連勝でヴァンアーヴェルマートは合計1000ポイントを獲得。それだけでフルームのツール総合優勝1000ポイントに並んでいる。
「ランキング首位の意味は大きい。シーズン序盤から様々なレースに出場した結果、フルームやデュムラン、サガンといったライバルたちを上回るポイントを獲得することができた。このランキング争いは熾烈で、首位に輝いたことを誇りに思う。今年はクラシックレースが増えたことも勝因になったと思う」と、初のUCIワールドツアー制覇を果たしたヴァンアーヴェルマートは語る。
個人ランキングには他にもジロ・デ・イタリア総合優勝&ビンクバンクツアー総合優勝のトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)や、GPケベック優勝&ミラノ〜サンレモ2位のペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)、ブエルタ総合2位&ジロ総合3位&イル・ロンバルディア優勝のヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)らの名前も。クラシックレーサーとグランツールレーサーがランキング内に混在する結果となった。
日本勢としてはビンクバンクツアー総合46位(8ポイント)とツアー・オブ・広西総合38位(5ポイント)、そしてサイクラシックス・ハンブルグ36位(8ポイント)の新城幸也(バーレーン・メリダ)が合計21ポイントで340位、ツアー・オブ・ターキー総合29位(12ポイント)の別府史之(トレック・セガフレード)が368位。
チームランキングでクイックステップフロアーズを154ポイント差で退けてトップに輝いたのはチームスカイ。合計3452ポイントのフルームの他、ミラノ〜サンレモ優勝&アムステル・ゴールド・レース2位&クラシカ・サンセバスティアン優勝で合計2171ポイントのミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド)や、パリ〜ニース総合優勝で合計1266ポイントのセルジオルイス・エナオ(コロンビア)、ツール総合4位で合計1170ポイントのミケル・ランダ(スペイン)らの活躍がポイント量産につながった。
スプリントでパリ〜ルーベ初制覇を果たしたグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング) photo: TDWsport
ツールとブエルタの同年制覇を果たしたクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ) photo:Kei Tsuji / TDWsport


ツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝したクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)は3452ポイント獲得。ダブルツール達成によって個人ランキング首位が有力視されたが、130ポイント差の3582ポイントでグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)が首位に輝いた。
ヴァンアーヴェルマートはパリ〜ルーベとヘント〜ウェヴェルヘム、E3ハレルベークで優勝した他、GPケベック2位、ロンド・ファン・フラーンデレン2位など、クラシックレースで大きくポイントを伸ばした。なお、ルーベ&ヘントの連勝でヴァンアーヴェルマートは合計1000ポイントを獲得。それだけでフルームのツール総合優勝1000ポイントに並んでいる。
「ランキング首位の意味は大きい。シーズン序盤から様々なレースに出場した結果、フルームやデュムラン、サガンといったライバルたちを上回るポイントを獲得することができた。このランキング争いは熾烈で、首位に輝いたことを誇りに思う。今年はクラシックレースが増えたことも勝因になったと思う」と、初のUCIワールドツアー制覇を果たしたヴァンアーヴェルマートは語る。
個人ランキングには他にもジロ・デ・イタリア総合優勝&ビンクバンクツアー総合優勝のトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)や、GPケベック優勝&ミラノ〜サンレモ2位のペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)、ブエルタ総合2位&ジロ総合3位&イル・ロンバルディア優勝のヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)らの名前も。クラシックレーサーとグランツールレーサーがランキング内に混在する結果となった。
日本勢としてはビンクバンクツアー総合46位(8ポイント)とツアー・オブ・広西総合38位(5ポイント)、そしてサイクラシックス・ハンブルグ36位(8ポイント)の新城幸也(バーレーン・メリダ)が合計21ポイントで340位、ツアー・オブ・ターキー総合29位(12ポイント)の別府史之(トレック・セガフレード)が368位。
チームランキングでクイックステップフロアーズを154ポイント差で退けてトップに輝いたのはチームスカイ。合計3452ポイントのフルームの他、ミラノ〜サンレモ優勝&アムステル・ゴールド・レース2位&クラシカ・サンセバスティアン優勝で合計2171ポイントのミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド)や、パリ〜ニース総合優勝で合計1266ポイントのセルジオルイス・エナオ(コロンビア)、ツール総合4位で合計1170ポイントのミケル・ランダ(スペイン)らの活躍がポイント量産につながった。


UCIワールドツアー個人ランキング
順位 | 名前 | ポイント数 |
---|---|---|
1位 | グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング) | 3582 |
2位 | クリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ) | 3452 |
3位 | トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ) | 2545 |
4位 | ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) | 2544 |
5位 | ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ) | 2196 |
6位 | ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ) | 2171 |
7位 | アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) | 2105 |
8位 | ダニエル・マーティン(アイルランド、クイックステップフロアーズ) | 2050 |
9位 | マイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ) | 2049 |
10位 | アルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード) | 1987 |
11位 | フィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ) | 1893 |
12位 | リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシング) | 1882 |
13位 | ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) | 1811 |
14位 | アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ・アルペシン) | 1806 |
15位 | イルヌール・ザカリン(ロシア、カチューシャ・アルペシン) | 1686 |
16位 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | 1569 |
17位 | バウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード) | 1524 |
18位 | ジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップフロアーズ) | 1465 |
19位 | ロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール) | 1464 |
20位 | リゴベルト・ウラン(コロンビア、キャノンデール・ドラパック) | 1360 |
340位 | 新城幸也(日本、バーレーン・メリダ) | 21 |
368位 | 別府史之(日本、トレック・セガフレード) | 12 |
UCIワールドツアーチームランキング
順位 | チーム名 | ポイント数 |
---|---|---|
1位 | チームスカイ | 12806 |
2位 | クイックステップフロアーズ | 12652 |
3位 | BMCレーシング | 10961 |
4位 | サンウェブ | 8033 |
5位 | トレック・セガフレード | 7934 |
6位 | モビスター | 7399 |
7位 | オリカ・スコット | 7190 |
8位 | ボーラ・ハンスグローエ | 6516 |
9位 | アージェードゥーゼール | 6316 |
10位 | キャノンデール・ドラパック | 6049 |
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