世界最大の自転車ショー「ユーロバイク」。次期新製品が明らかになると同時にバイク界の潮流がつかめる展示会でホットなニューモデルを探した。Part.2ではビアンキ、スコット、キャニオン、ノースウェーブ、セラミックスピード、POCの6ブランドをピックアップします(記事インデックスはこちらから)。



ビアンキ(イタリア)

ロットNLユンボが駆るビアンキOLTRE XR4ロットNLユンボが駆るビアンキOLTRE XR4 photo:Makoto.AYANO
振動吸収テクノロジー「カウンターヴェイル」を採用する振動吸収テクノロジー「カウンターヴェイル」を採用する photo:Makoto.AYANOVisionの一体成型カーボンハンドルはロット・ユンボの選手も実戦で使用したVisionの一体成型カーボンハンドルはロット・ユンボの選手も実戦で使用した photo:Makoto.AYANO


ビアンキは、ツール・ド・フランスからロットNLユンボが駆るOLTRE XR4を発表。振動吸収テクノロジー「カウンターヴェイル」がついにエアロロードにも波及した。搭載されるヴィジョンのステム一体型エアロカーボンハンドルにも注目が集まった。

ビアンキのエントリーモデル Intrepida Dama Biancaビアンキのエントリーモデル Intrepida Dama Bianca photo:Makoto.AYANO
クラシカルなEroicaモデルもラインナップクラシカルなEroicaモデルもラインナップ photo:Makoto.AYANOセンタープルブレーキを採用。ヘッドチューブのロゴはおなじみのデザインだセンタープルブレーキを採用。ヘッドチューブのロゴはおなじみのデザインだ photo:Makoto.AYANO


エントリーグレードのカーボンバイクIntrepida Dama Biancaは新鮮かつスペチャリッシマに通じるハードな印象のグラフィックで人気が出そうなモデルだ。ほかにMTBラインナップやクラシックなEroicaモデルなどもイタリアンブランドらしい展開だ。



スコット(スイス)

スコットとDTのブースに展示されたニノ・シューターが駆ったリオ五輪XC優勝バイクスコットとDTのブースに展示されたニノ・シューターが駆ったリオ五輪XC優勝バイク photo:Makoto.AYANO
スコットは拡充する27.5+とファットにおいてもホイール径とサスの種類ごとにすべて網羅する膨大なラインアップを揃えるスコットは拡充する27.5+とファットにおいてもホイール径とサスの種類ごとにすべて網羅する膨大なラインアップを揃える photo:Makoto.AYANOエアロロードのスコットFOIL PremiumエアロロードのスコットFOIL Premium photo:Makoto.AYANO


スコットは今回のショーでもっとも元気の良かったブランドのひとつ。とくにMTBの充実に目を見張る物があり、拡充する27.5+とファットにおいてもホイール径とサスの種類ごとにすべて網羅する膨大なラインアップを揃える。ロードモデルもFOIL、ADDICT、SOLACE、ROADSTAR等にエアロ、ディスク、グラベルと現代の車種をpremiumからエントリーまでメンズ&ウィメンズにおいて完全網羅した。

スコットのエアロヘルメット Cadence Plusスコットのエアロヘルメット Cadence Plus photo:Makoto.AYANOスコットはロードからMTB、シティ用まで多くのヘルメットをラインアップスコットはロードからMTB、シティ用まで多くのヘルメットをラインアップ photo:Makoto.AYANO

スコットのシューレース式ロードバイクシューズスコットのシューレース式ロードバイクシューズ photo:Makoto.AYANOスコットのシューズの充実度はもはやシューズメーカーを凌駕する勢いだスコットのシューズの充実度はもはやシューズメーカーを凌駕する勢いだ photo:Makoto.AYANO


スコットはアクセサリー類も充実している。前部のエアインテークを塞ぐことができるオリカ・バイクエクスチェンジが被るエアロヘルメット「Cadence Plus」ほか多くのヘルメットラインナップを誇る。そしてシューズもロード&MTB用なんでもある選択肢の多さ。その充実度はもはや専業のシューズやヘルメットメーカーを凌駕する勢いだ。



キャニオン(ドイツ)

キャニオンのトライアスロン・タイムトライアルモデル Speedmax CFキャニオンのトライアスロン・タイムトライアルモデル Speedmax CF photo:Makoto.AYANO
ショーのお膝元ドイツのキャニオンはトライアスロン・タイムトライアルバイクのSpeedmax CFを発表。小サイズも取り揃え、汎用性の高さとリーズナブルな価格で普及を狙う。

キャニオンは新構造のProject Dis/Connectを搭載したDHバイクを発表キャニオンは新構造のProject Dis/Connectを搭載したDHバイクを発表 photo:Makoto.AYANOProject Dis/Connectを搭載したリアハブ周辺。負荷がかかると一時的にフリーラチェットが開放されるというProject Dis/Connectを搭載したリアハブ周辺。負荷がかかると一時的にフリーラチェットが開放されるという photo:Makoto.AYANO


DHバイクにおいては、リアハブのフリーを一時的に解放し、キックバックを減少させる構造のProject Dis/Connect 搭載モデルを発表した。またキャニオン恒例、多くのゲストを招いての夜のBBQパーティで、引退したばかりのプリトことホアキン・ロドリゲスには感謝を込めての「PURITO」ロゴの記念バイクが贈呈された。またバイクパートで世界記録達成のトライアスリート、ヤン・フロデノの実車も展示された。エアロという観点ではUCIルールの縛りがなく、細部のテクノロジーは興味深いものがあった。

PURITOと名前の入ったスペシャルバイク。今後ライドイベントでロドリゲスが乗るバイクになるだろうPURITOと名前の入ったスペシャルバイク。今後ライドイベントでロドリゲスが乗るバイクになるだろう photo:Makoto.AYANO
キャニオンのアドバイザーでもあるエリック・ツァベルがプリトのキャリアを祝福キャニオンのアドバイザーでもあるエリック・ツァベルがプリトのキャリアを祝福 photo:Makoto.AYANOプリト・ロドリゲスへのスペシャルバイク贈呈式プリト・ロドリゲスへのスペシャルバイク贈呈式 photo:Makoto.AYANO

バイクパートで世界記録達成のトライアスリート、ヤン・フロデノの実車バイクパートで世界記録達成のトライアスリート、ヤン・フロデノの実車 photo:Makoto.AYANO
ヘッド周りのエアロカウルはスペシャル品。UCIロードレースでは使用できないヘッド周りのエアロカウルはスペシャル品。UCIロードレースでは使用できない photo:Makoto.AYANOヤン・フロデノが採用するZippのクリンチャーホイール。フォーク先端部は可変式で操舵特性を変化させることができるヤン・フロデノが採用するZippのクリンチャーホイール。フォーク先端部は可変式で操舵特性を変化させることができる photo:Makoto.AYANO




ノースウェーブ(イタリア)

ゼロプレッシャーがキャッチフレーズのノースウェーブのハイエンドシューズ Extreme RRゼロプレッシャーがキャッチフレーズのノースウェーブのハイエンドシューズ Extreme RR photo:Makoto.AYANO
ノースウェーブはハイエンドシューズのExtreme RRを発表。超軽量のシームレス構造アッパーをもつロードシューズで、圧着構造により縫い目がほとんど無いことで、プレッシャーポイントゼロ(=内部に当たるとことが無い)を目指した意欲作だ。

ノースウェーブExtreme RR ブラックと蛍光イエローの2色展開だノースウェーブExtreme RR ブラックと蛍光イエローの2色展開だ photo:Makoto.AYANO独自構造のダイヤルと繊維ケーブルによるクロージャーシステム独自構造のダイヤルと繊維ケーブルによるクロージャーシステム photo:Makoto.AYANO

クロージャーケーブルはこの通りの柔軟な繊維クロージャーケーブルはこの通りの柔軟な繊維 photo:Makoto.AYANOスティフネス・インデックス15という高硬度のUDカーボンソールを採用スティフネス・インデックス15という高硬度のUDカーボンソールを採用 photo:Makoto.AYANO


ラップするように包むアッパー構造のほか、ソールには剛性指数15をマークしたUDカーボンソールを採用。重量は220g。シリアスレーサーたちに人気が出そうだ。



セラミックスピード(デンマーク)

セラミックスピードのOPWSはスラム製RDに対応するようになったセラミックスピードのOPWSはスラム製RDに対応するようになった photo:Makoto.AYANOスラムのスタビライザー付きRDに対応したセラミックスピードのMTBプーリースラムのスタビライザー付きRDに対応したセラミックスピードのMTBプーリー photo:Makoto.AYANO

セラミックスピードの3Dプリント成形のチタンプーリーセラミックスピードの3Dプリント成形のチタンプーリー photo:Makoto.AYANOチタンプーリー内部は中空構造で超軽量だチタンプーリー内部は中空構造で超軽量だ photo:Makoto.AYANO


セラミックスピードはベアリングとの比較で回転の軽さを実感する展示で人気。3Dプリント成形のチタンプーリーは内部が中空構造で軽量だ。また、17Tという巨大プーリーを上下に使用し駆動抵抗の低減を図った「OPWS」はスラムに対応するようになったのがトピックス。



POC(スウェーデン)

POCヘルメットの新型Octal Xヘルメット。ブース全体のデザイン性の高さにも圧倒されるPOCヘルメットの新型Octal Xヘルメット。ブース全体のデザイン性の高さにも圧倒される photo:Makoto.AYANO
Octal Xの後下部はダークカラーのツートンになるのが特長だOctal Xの後下部はダークカラーのツートンになるのが特長だ photo:Makoto.AYANO新型Octal Xヘルメットを核としたオフロードプロテクション群。こういった製品が充実しているのもブランドの魅力だ新型Octal Xヘルメットを核としたオフロードプロテクション群。こういった製品が充実しているのもブランドの魅力だ photo:Makoto.AYANO


北欧スウェーデンのデザインが人気のPOCヘルメットはシクロクロス&ダートスポーツ向けのOctal X(オクタル)を発表。見た目にロード用のOctalと大きく違わないが、外装シェルの回り込み面積が大きくなり、後部がダークカラーのツートンになっているのが特長だ。リオ五輪MTB出場選手の要望を得てリリースしたという。




photo&text:Makoto.AYANO

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