大分インターハイ最終日、スプリントは野上竜太(岡山工)、ポイントは塩田航平(栄北)、3km個抜きは森口寛己(和歌北)、4km速度は黒枝咲哉(日出暘谷・日出総合)、ケイリンは簗田一輝(千葉経済)が優勝。トラックとロードをあわせた総合は千葉経済大学附属高校が優勝。

インターハイ最終日の8月3日(土)は、大分県別府市の別府競輪場でトラック3日目の各決勝種目が行われた。トラックの総合は千葉経済大学附属高校が、そしてロードとあわせた総合でも同校が優勝。
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スプリント

スプリント 優勝の野上竜太(岡山工)と2位坂井洋(作新学院)スプリント 優勝の野上竜太(岡山工)と2位坂井洋(作新学院) photo:Hideaki TAKAGI春の選抜大会の覇者、野上竜太(岡山工)は予選こそ0.015秒差の3位だったがその後はすべてストレート勝ち。予選トップの坂井洋(作新学院)も同じくストレート勝ち。両者対戦の決勝は2本とも野上が先着して優勝。なお野上は7月の強化合宿中に、伊豆ベロドロームで1kmTTを1分04秒165という非公認ながら驚異のタイムを出している。
1位 野上竜太(岡山工)
2位 坂井洋(作新学院)
3位 太田竜馬(小松島西)
4位 三浦元緋(盛岡農)女子ポイントレース 元砂七夕美(榛生昇陽)が圧倒女子ポイントレース 元砂七夕美(榛生昇陽)が圧倒 photo:Hideaki TAKAGI
5位 後藤悠(紫波総合)
6位 濱田直之(三田学園)
7位 加藤大輝(愛工大名電)
8位 矢野智之(千原台)

女子ポイントレース 10km

終始レースをリードした元砂七夕美(榛生昇陽)が5回中3回を1位通過するなど圧倒。リードしながらも僅差で負けた前日のスクラッチの悔しさを晴らした。
1位 元砂七夕美(榛生昇陽)17点(15分06秒240)
2位 大谷杏奈(桜丘)10点
3位 細田愛未(川越工)9点

ポイントレース 24km

ポイントレース ゴールポイントを取り優勝の塩田航平(栄北)ポイントレース ゴールポイントを取り優勝の塩田航平(栄北) photo:Hideaki TAKAGI中盤から3人が逃げ、それに塩田航平(栄北)、山本大喜(榛生昇陽)ら4人が追いつき7人がリード。塩田が17点、北野龍人(水橋)が16点の状態で集団をラップ。ゴールポイントも塩田は2位通過で点を伸ばして優勝。優勝候補の一人、岡本隼(和歌山北)は厳しいマークから抜け出せず15位に。
1位 塩田航平(栄北)40点(31分52秒840)
2位 北野龍人(水橋)36点
3位 田窪賢次(茨木工科)33点
4位 山下祥平(松山工)30点
5位 大浦尭(氷見)29点3kmインディヴィデュアル・パーシュート 優勝の森口寛己(和歌北)3kmインディヴィデュアル・パーシュート 優勝の森口寛己(和歌北) photo:Hideaki TAKAGI
6位 山本大喜(榛生昇陽)26点
7位 鎌足拓弥(岐南工)24点
8位 中村賢人(九州学院)9点

3kmインディヴィデュアル・パーシュート 
4km速度競走 川崎孝一郎(水島工)が1着ゴール、先頭責任完了者では黒枝咲哉(日出暘谷・日出総合)が先着4km速度競走 川崎孝一郎(水島工)が1着ゴール、先頭責任完了者では黒枝咲哉(日出暘谷・日出総合)が先着 photo:Hideaki TAKAGI
決勝では森口寛己(和歌北)と真砂英作(高松工芸)がともに予選タイムを上回る好走。春の選抜覇者の森口が危なげなく優勝。
1位 森口寛己(和歌北)3分32秒425
2位 真砂英作(高松工芸)3分33秒710
3位 佐々木文平(大曲農)3分36秒161 以下予選時タイム
4位 小泉優太(倉吉西)3分37秒783
5位 阿部将大(日出暘谷・日出総合)3分38秒329
6位 荒井佑太(仙台商)3分38秒560
7位 河津賢人(九州学院)3分39秒385
8位 安田京介(北桑田)3分41秒046
女子ケイリン 福田礼佳(作新学院)が優勝女子ケイリン 福田礼佳(作新学院)が優勝 photo:Hideaki TAKAGI
4km速度競走

中盤に同種目ジュニアアジアチャンピオンの原井博斗(祐誠)と大谷勇輝(出雲工)が逃げたため他選手は先頭責任を取れない。終盤に黒枝咲哉(日出暘谷・日出総合)が一気に抜け出して先頭責任完了。そしてゴールは2着ながらも原井より先着して黒枝が地元で優勝。
1位 黒枝咲哉(日出暘谷・日出総合)
2位 原井博斗(祐誠)
3位 木原孝明(九州学院)
4位 大谷勇輝(出雲工)
5位 川崎孝一郎(水島工) 
6位 吉田拓矢(取手一)
7位 吉田和志(新庄北)
8位 伊藤真希(福井科技)

女子ケイリン
ケイリン 簗田一輝(千葉経済)が優勝ケイリン 簗田一輝(千葉経済)が優勝 photo:Hideaki TAKAGI
三宅玲奈(岡山工)先行の最終周回、その番手に福田礼佳(作新学院)が入る。優勝候補の鈴木奈央(星陵)は福田と併走状態に。ゴール前で抜け出した福田が先着し優勝。
1位 福田礼佳(作新学院)
2位 三宅玲奈(岡山工)
3位 伊藤花歩(倉吉西)

ケイリン

総合優勝の千葉経済大学附属高校総合優勝の千葉経済大学附属高校 photo:Hideaki TAKAGI
小山兼司(祐誠)先行で迎えた最終周回、番手に豊田耕作(日出暘谷・日出総合)そして簗田一輝(千葉経済)、小松誠悟(作新学院)と並ぶ。ゴール前、抜け出した簗田が春の選抜大会に続いて優勝。
1位 簗田一輝(千葉経済)
2位 小松誠悟(作新学院)
3位 南進大郎(榛生昇陽)
4位 千田拓磨(内灘)
5位 小山兼司(祐誠)
6位 豊田耕作(日出暘谷・日出総合)
7位 大木拓斗(学法石川)
8位 新井友陽(川越工)

photo&text:高木秀彰
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