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6月の競輪GI「パールカップ」と「高松宮記念杯競輪」は、今年も岸和田で連続開催。1週前には雨マークが並んでいたこの週、今年こそは「雨の宮杯か?」と身構えたのだが、開催が近付くにつれて予報が好転。パールカップの準決勝と決勝の開催日である17日(水)、18日(木)は晴れ時々曇り、と言った過ごしやすい空模様で迎える事が出来た。まず当記事では、そのパールカップ決勝開催日の模様を。そして通算644勝を上げている奥井迪選手(東京)のバイクも紹介。

晴れ空で迎えたパールカップ決勝開催日の岸和田競輪場 photo: Yuichiro Hosoda

B級と侮るなかれ、ぼっかけオムそばをいただく

岸和田競輪場は、南海鉄道・春木駅から徒歩数分。このアクセスの良さは、昨年の特集時もお伝えした通り。線路沿いに歩いて地元のヒーロー古性優作選手の栄光の歴史を刻む横断幕を見ながら東入場門へ向かうと、入った先にはキッチンカーが立ち並び「腹ごしらえしてってや!」と言わんばかりの雰囲気でファンを誘う。

それでは、と立ち寄ったのは「サンサンキッチン」。開門直後のまだ人もまばらな時間帯、ユルリとお店の方と話をしながら準備して頂いた。

南海鉄道の特急ラピートが競輪場のすぐ横を行く photo: Yuichiro Hosoda
東入場門へ続く道は、古性優作選手のGI、GPでの足跡を辿る道でもあり、5月の日本選手権競輪優勝を称える横断幕が早くも登場していた photo: Yuichiro Hosoda


東入場門を入ってすぐに立ち並んでいたキッチンカー(右手前から2番目がサンサンキッチン) photo: Yuichiro Hosoda

筆者がお願いしたのは神戸市長田区のB級グルメ「ぼっかけ焼きそば」の上位バージョン(?)「ぼっかけオムそば」。ぼっかけとは牛すじとコンニャクの甘辛煮だそうで、これがオムレツの上に載っているのが、この商品。神戸の方なのですか?と聞くと、ご自宅はここから5分ほどと言う地元・岸和田育ち。普段はキッチンカー出店の他に、ケータリングなども受注しているのだとか。

メニューは、関西の地元食をベースにお店の方自身で生み出したものだそうで、ぼっかけオムそばもその中の一つだそう。飲み物にはコーラを頼むと「レモン入れますか?」の声。ソフトドリンクにもぬかりないサービスが。「ぼっかけオムそば」は口にしてみると、トロトロのぼっかけにフワっとしたオムレツがマッチして、焼きそばもスルスルと喉元を通過していく。こうして腹ごしらえは完了!個人店ならではの工夫が凝らされた食にお腹を膨らませ、場内の取材を始めたのでした。

サンサンキッチンのお二人。取材のお願いにもにこやかに対応してくれた photo: Yuichiro Hosoda
ぼっかけオムそばには、コーラを組み合わせ。レモン入りのサービスもあり、より爽やかな飲み心地に photo: Yuichiro Hosoda


西入場門前には地元のサッカーチーム、ガンバ大阪の福岡将太選手サイン入りユニフォームなどが飾られていた photo: Yuichiro Hosoda
西入場門に入るとパールカップと高松宮記念杯競輪の横断幕が観客を迎える photo: Yuichiro Hosoda


バンクの周りは既にレースを見る人々で賑わっていた photo: Yuichiro Hosoda

滝澤正光さんと教え子ガールズOBのトークで和んだステージイベント

準決勝開催日の昼下がり、2025年3月まで日本競輪選手養成所(旧・日本競輪学校)の校長を務めた滝澤正光さん(千葉、元43期)と、その教え子で元ガールズケイリン選手の白井美早子さん(大阪、元102期)、高木真備さん(東京、元106期)、日野未来さん(奈良、元114期)のトークショーが行われていた。なかなか聞く機会がない話題であったため、その内容の一部をご紹介したい。

滝澤正光さんと3名のガールズOBによるトークショーが開かれた photo: Yuichiro Hosoda

学校時代の話題に入ってガールズ1期生の白井さんが「私、学校で一番イヤだったのが『乗り込み』だったんです〜」と切り出すと、滝澤さんは「学校としても当初どんな訓練をしたら良いかと言うところだったんですが、やはり道具を使うスポーツなので、道具に馴染むためには時間をかけなきゃいけないと言う信念があって。周りの諸先輩方を見ても、長くトップでいられる選手は時間をかけて乗り込んでいる方が多かったんです。」

「自転車と言う不安定な乗り物の上で力を使えるようになるためには、やっぱり乗り込むしかない。みんな楽しくてカッコいい練習をやりたがるんです。でも地道な練習を来る日も来る日もやる」これがメンタル面での育成にもなると話した。

白井さんも苦手としながらも乗り込みの重要性は理解していたようで「夏休み前の400バンク120周。それが基礎になったし、私が11年半選手を続けてこられたのも、その時の土台があったお陰です」と実感を交えて感謝していた。

競輪選手養成所の元所長(現アドバイザー)、滝澤正光さん。現役時にはグランドスラムを達成、高松宮記念杯競輪も5度制覇しているレジェンドレーサー photo: Yuichiro Hosoda

続いて高木さんからは、滝澤さん自ら指導した「T教場」について「あれの選考はどういった基準だったんですか?」と尋ねられた。「これは明快で、絶対将来強くなると言う生徒、あと先行に拘っていたり、練習に頑張ってついて来てくれてるな、という生徒をセレクトしていたんです。」

また、高木さんが「(外での練習中)車で伴走してもらっている時に、窓から滝澤先生が腕を横に伸ばして来るんですよ。あれはどんな意味があったんだろうって」と聞くと、「やはり下りなどは危ないので、車より先に行かせないように。特に走り慣れていない場所では、先に何があるかわからないですから」と明かすと、3人とも「守ってくれてたんだ!」と感激の声を上げていた。

トークの終盤には、白井さんが「ガールズ1期生だけが、卒業記念レースで男子と同じ決勝ユニフォームだったんです」と当時着用したそれを披露。滝澤さんは「貴重ですね。卒業記念レースの1週間前から、宿舎にこのユニフォームを飾るんです。それでみんな『あのユニフォーム着たいな、決勝に出たいな』とモチベーションを上げていくんです」と当時を懐かしみ、目を細めていた。

ガールズグランプリ2021制覇後、引退した高木真備さん。動物保護活動にも力を入れている photo: Yuichiro Hosoda
ガールズ1期生が卒業記念レース決勝で着たユニフォームを披露する白井美早子さん photo: Yuichiro Hosoda


4人でのフォトセッションが設けられ、トークショーが閉幕 photo: Yuichiro Hosoda

現在、日本競輪選手養成所では、来年5月入所となる133・134期の選手候補生を募集中だ。締切は2026年8月19日(水)17:00。試験に合格すれば自転車競技経験者のみならず様々な職業・年齢から競輪選手への道が開ける。「競輪選手になるには?」と興味を持ったら、まずは公式サイトの募集要項やカリキュラムの情報を見てみよう(シクロワイアードの特集も!)

→日本競輪選手養成所 公式サイト
→[CW特集記事]日本競輪選手養成所ってどんな所?

佐藤水菜がGI連勝記録更新で再びのV パールカップ[GI]

晴れ空も覗いた6月18日(木)の決勝日。早朝に出走表を見ると、6番車の児玉碧衣(福岡)に「欠場」の文字が。前日のレース終了後に右足首を捻挫したと、後に報じられた。準決勝として行われた西のガールズ王座は仲澤春香(福井)が制したものの、やはり名実ともにガールズケイリンを牽引してきた西の女王・児玉の欠場には、ファンからも惜しむ声が聞こえた。

一方で、順当に東の予選と準決勝を連勝した佐藤水菜(神奈川)は1番車に。有力どころの一角を欠き6車となった決勝は、彼女の大会連覇の機運がより高まりつつ、選手入場を迎えた。

東西の準決勝を勝ち上がった仲澤春香(福井)と佐藤水菜(神奈川) photo: Yuichiro Hosoda

5レース後の選手紹介のステージに並んだ決勝出場選手達 photo: Yuichiro Hosoda

2番車には、前述の通り西の準決勝を制した仲澤春香。初日から佐藤をマークし、連続2着で決勝へ進んだ久米詩(静岡)が3番車に。4番車には2024年のオールガールズクラシック以来のGI優出を地元地区で決めた吉川美穂(和歌山)が収まった。

佐藤の対抗としてもう1人推されたのは、昨年からナショナルチームを退き、ガールズケイリンに専念している5番車・太田りゆ(埼玉)。準決勝では前が塞がる展開から3着に押し上げ、力量上位と印を打たれた。

そして7番車、東西準決4着の中から選ばれたのは尾崎睦(神奈川)。選出されるよう祈りを込めて「検車場の床をピカピカに磨き上げました」と選手紹介で話し、笑顔を浮かべた。
パールカップ[GI]出走表
車番 選手名 級班
1 佐藤水菜(神奈川) 114期 L1
2 仲澤春香(福井) 126期 L1
3 久米詩(静岡) 116期 L1
4 吉川美穂(和歌山) 120期 L1
5 太田りゆ(埼玉) 112期 L1
6 [欠場]児玉碧衣(福岡) 108期 L1
7 尾崎睦(神奈川) 114期  L1
号砲鳴ってSを取りに行ったのは仲澤。これに付いて行ったのが久米。しかし内でこれに抵抗した佐藤が2番手の位置を譲らず久米と併走。④吉川、⑤太田、⑦尾崎と続いて1周目を完了。

2周目に入り1センター過ぎに佐藤は車を下げ、久米を前に行かせる。これで6車が1列となり、②仲澤、③久米、①佐藤、④吉川、⑤太田、⑦尾崎の並びで全周回の半分を終え、残り2周に。

Sを取りに行った2番車の仲澤春香(福井) photo: Yuichiro Hosoda
仲澤の2番手を久米詩(静岡)と佐藤水菜(神奈川)が争う photo: Yuichiro Hosoda


2番手の並びが決まらぬまま2周目へと入る photo: Yuichiro Hosoda
2周目1センターからバックにかけて佐藤水菜が車を下げ、久米詩が2番手に photo: Yuichiro Hosoda


1列となって残り2周の赤板周回に入る photo: Yuichiro Hosoda

その最初のコーナーを走りながら、佐藤が車間を空け、後ろの出方を伺い始める。前を行く仲澤も後ろを振り返りながら、後方への警戒を強めていく。

打鐘とともに先頭誘導員が離れると、最後方にいた尾崎が、外を気にしていた佐藤らの間隙を突いて内から進出し、佐藤と併走する形を取った。尾崎は3コーナーから踏み込むと、佐藤の前を遮るように外へと車を持ち出し、3番手まで車を上げた。

赤板に入って佐藤水菜(神奈川)が前との車間を空ける photo: Yuichiro Hosoda
先頭誘導員が離れ、尾崎睦(神奈川)が佐藤水菜(神奈川)の内を奪って車を上げていく photo: Yuichiro Hosoda


最終周回へ入る直線、仲澤春香(神奈川)が腰を上げて踏み上げていく photo: Yuichiro Hosoda

そして、4コーナーを抜ける頃に仲澤が加速を開始。歯を食いしばりながら風を切って最終周回へのホームストレッチを駆け抜ける。これに久米、尾崎、佐藤、吉川、太田と続いて、再び隊列が一本に伸び切った。

最終2コーナーを抜ける頃には仲澤が久米を1車身半ほど引き離すも、ここから佐藤が仕掛ける。バックストレッチで一気に脚の回転を速め、外から前3車を捲りかけていく。2センター過ぎには先頭の仲澤も捉え、4コーナー出口でイエローライン付近まで車を持ち出してから直線、佐藤が勢い良く前に出切って後続を突き放す。

フィニッシュ手前、後ろを振り返る余裕を見せながらも、2着の仲澤と開いた車間は3車身。佐藤水菜が自身の記録を更新する前人未到のGI 7連勝でパールカップの優勝を決めた。

先頭の仲澤春香が速度を上げながら、最終2コーナーへ photo: Yuichiro Hosoda
バックストレッチから加速を開始した佐藤水菜(神奈川)が、尾崎睦(神奈川)と久米詩(静岡)をかわしていく photo: Yuichiro Hosoda


佐藤水菜(神奈川)がトップスピードで最終4コーナーを立ち上がる photo: Yuichiro Hosoda

2着の仲澤に3車身差をつけて佐藤水菜(神奈川)がパールカップを連覇 photo: Yuichiro Hosoda

佐藤や仲澤らナショナルチーム勢にとっては全日本選手権トラック終了後すぐの参戦となった今回、その過密日程について尋ねられると、「車券のオッズを見て、手に汗握る思いで3日間走り抜けた。競技の方は言い訳にしていられないので、二足の草鞋を履いて、しっかりと皆さんの期待に応えられるように頑張ってきた」と頼もしく答えた。

レースの展開については「スタートも前々で、あとは行けるところで自分のタイミングで。終始後ろで太田選手が牽制をかけていたので、しっかりと自分も牽制して、自分が優勝出来るようにと思っていた。レースを上手くコントロール出来ていたと思う」と話した。

ガールズケイリンでは無双状態の佐藤だが、次戦は7月27日(月)~29日(水)に立川で競輪ワールドシリーズに挑む。レースの格こそGIではないが、競技の舞台で覇を競い合ってきたマチルド・グロ(フランス)、ヘティ・ファンデルワウ(オランダ)との争いは、従来の国内戦とは違った風景を我々ファンに見せてくれるはずだ。

祝福の声に応えながら、佐藤水菜(神奈川)がウィニングランを行う photo: Yuichiro Hosoda

三笠宮彬子女王殿下が、初めてパールカップの表彰式に御臨席された photo: Yuichiro Hosoda
パールカップのユニフォームをデザインした益若つばささんが花束を手渡す photo: Yuichiro Hosoda


彬子女王殿下から賜ったパールカップを手に、記念撮影を行う佐藤水菜(神奈川) photo: Yuichiro Hosoda

声援に手を振りながら、佐藤水菜(神奈川)が表彰式を後にする photo: Yuichiro Hosoda
パールカップ[GI]結果
車番 選手名 級班 着差 上りタイム
1着 1 佐藤水菜(神奈川) L1 11.6秒
2着 2 仲澤春香(福井) L1 3車身 12.1秒
3着 3 久米詩(静岡) L1 1車輪 12.0秒
4着 7 尾崎睦(神奈川) L1 3/4車身 12.0秒
5着 4 吉川美穂(和歌山) L1 3/4車身 12.0秒
6着 5 太田りゆ(埼玉) L1 1/2車身   11.9秒
欠場 6 児玉碧衣(福岡) L1

あなたの自転車見せてください 〜力強い逃げでファンを魅了し644勝、奥井迪編〜

22回目の当コーナーにご登場頂いたのは、筆者も幾度も通って馴染み深い立川競輪場をホームバンクとするガールズレジェンドレーサー、奥井迪(おくい ふみ)選手(東京、106期)。

長らくガールズケイリンのトップクラスで走り続ける奥井迪選手(東京)。フレームはブリヂストン・アンカーTS9 photo: Yuichiro Hosoda

アルペンスキーから保健体育の教員を経て競輪選手となった奥井選手の脚質は「逃げ」。打鐘から積極果敢に逃げを打つ姿がファンを魅了し、レースとなればその名を呼ぶ声がスタンドから飛んでくる。ガールズグランプリには過去4度出場し、2着2回。このパールカップも昨年まで2年連続で決勝へ進み、そのいずれも逃げて2024年は僅差の2着に。そんな奥井選手が決めた勝利は通算644回(※当大会終了時点)、優勝も118回を数える。ガールズケイリン史上、通算600勝を達成した選手は現時点で4人のみと言えば、その強さが伝わるだろうか。

現在ブリヂストン・アンカーTS9を駆る奥井選手。このフレームがデビューした際にTR9から乗り換えたそうで、「TR9にも良さがあるんですけど、TS9の方が硬くて軽いので、こちらを乗りこなせた方が良いなと思って」と、当時の決断を振り返る。そのセッティングについては「やっぱり乗って流れる感じが好きですね。自分ではなかなか出せないので、周りの方々に見て頂いてバランスを気にしながら出しています」

ステムは120mm長、ハンドルは350mm幅を用い、ソーヨー ハイグリップを奢る。「色々試して来たんですけど、やっぱりこれが合いますね」と、野球で著名なメーカー「SSK」のグローブとともに信頼を寄せる。

350mm幅のハンドル、120mm長のサドルをセット photo: Yuichiro Hosoda
地面とほぼ並行にステムをセッティングしている photo: Yuichiro Hosoda


やや前下がりのサドルポジションを取る photo: Yuichiro Hosoda

165mmとしているクランク長は「167.5mmも試したんですけど、戻しました。上手く回す事を考えると、この長さが良くて。長くしたら脚が上に来た時に股関節の辺りが詰まった感じになって、上手く踏み込めなくなってしまったんです」

ギアは前49Tに13Tをあわせて3.77のギア倍数としている。前53T、後14Tとギアサイズを大きくして、ガールズの上限3.80ギリギリの3.79とする選手も多い中「自分は前を小さく、後ろも小さく。この方が送りがある感じで好きです。色々試していかないといけないなと思ってるんですけど、後ろ13が好きですね」と話す。

165mmのデュラエースにスギノ禅49T photo: Yuichiro Hosoda
13TコグにHKKシルバーチェーンが架かるリアハブ周り photo: Yuichiro Hosoda


CUSTOM NUEVOの廃盤に伴って変更したMKS RX-1 photo: Yuichiro Hosoda
両切りのラージフランジハブ photo: Yuichiro Hosoda


足下を支えるのはMKS RX-1。「(同社の)CUSTOM NUEVOも使っていたんですけれども、廃盤になってしまって」と選んだペダル。使ってみたら反応も良く、Qファクターも合うそうで、しっくり来ている様子。

サドルはホワイトのセッレイタリア X-1 LADY。先端にはヒビ割れも見え、年季が入っているようにも見えたが「まだ2年も経ってないんです」との答え。日々練習を欠かさぬプロ選手の乗り込み具合が伝わってきた。セッレイタリアには新しくNJS認定された製品もあるが、硬くて合わなかったため、こちらを使い続けているそう。

タイヤはフロントにソーヨーGOLD STAR、リアにRED RIIを嵌め込む。以前は前後ともRED RIIを使っていたそうだが、「前はゴールドの方がいいよ」とアドバイスを受けてこの組み合わせに。この方が軽くてグリップする、と言うのが定評だが、「正直タイヤはそこまで違いはわからないのですけど」と笑う。しかし敢えてこちらをチョイスしている様子を見ると、違和感なく馴染んでいると言って良さそうだ。

しっかり乗り込まれたセッレイタリアX-1 LADY photo: Yuichiro Hosoda

ソーヨーGOLD STARをフロントに履く photo: Yuichiro Hosoda
リアタイヤはソーヨーRED RII photo: Yuichiro Hosoda


ラージフランジハブにエアロスポークを結線して合わせたフロントホイール photo: Yuichiro Hosoda
過剰な硬さを避け、結線なしのリアスポーク photo: Yuichiro Hosoda


前輪バトン&後輪ディスクホイールの時代も経験している奥井選手には、ホイールの変化についても尋ねた。「私、ディスクも好きだったんですけど、スポークもそんなに嫌ではなくて。ちょっと重い感じはあるんですけど、特に違和感なく乗れています。エアロのスポークが好きで、これだと流れる感じもあります。スモールハブも試したりしたんですけど、やっぱり硬いフレームなので、ホイールも硬く、結線もして」しかしリアまで結線すると硬くなり過ぎるそうで、競走中の踏み直しなども考えると、フロントスポークのみ結線する形が合うようだ。

今大会、逃げを得意とする奥井選手は、18日の6Rガールズ選抜でもSを取ると、看板通りの打鐘先行、最後まで逃げ粘って3着。確定板に載ってファンの車券にも貢献し、ねぎらいの声援を受けてバンクを後にした。奥井選手にはそのレース直後、ダウンのローラーを終え、その汗も引かぬうちに取材に応じて頂き、恐縮しきり。ありがとうございました!

選手入場が始まると、奥井選手のタペストリーを下げて声援を送るファンも photo: Yuichiro Hosoda
最終日の奥井迪選手は2番車で、この日もスタートから頭を取って前々に駆け、3着に粘った photo: Yuichiro Hosoda


レース後のダウンを終え、汗も引かぬうちに取材に応じてくださった奥井迪選手(東京) photo: Yuichiro Hosoda


JKA協賛プレゼントキャンペーン第22弾
優勝選手サイン入りクオカード

恒例の公益財団法人 JKA協賛によるプレゼントキャンペーン。今回も応募フォームにあるアンケートにお答えいただいた方の中から抽選で、大会オリジナルクオカードが当たります。

昨年はパールカップと高松宮記念杯競輪を通して1つのキャンペーンとし、パールカップはそのうち2枚となっていましたが、今回はパールカップ単独で4名様に増量!大会連覇を達成した佐藤水菜選手の直筆サイン&日付入りでプレゼントいたします。奮ってご応募ください!

直筆サイン入りQUOカードを片手に撮影に応じてくれた佐藤水菜選手(神奈川) photo: Yuichiro Hosoda

応募締切:2026年7月6日(月)

応募フォームはこちら!

QUOカードは1枚あたり500円分となります。
ご応募は、お一人様1回限りとさせていただきます。複数回ご応募された場合は、抽選対象から除外となりますので、ご注意ください。
当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。電話やメールでの当選結果のご質問にはお答えできませんので、ご了承ください。
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提供:公益財団法人 JKA text&photo: Yuichiro Hosoda