メリダ eONE.SIXTY 800 登りを楽しめる本格エンデューロバイク

メリダ eONE.SIXTY 800メリダ eONE.SIXTY 800
XC系のハードテールE-MTBとしてeBIG.SEVEN 600の国内展開を始めたメリダが、次なる一手として打ち出してきたのが、このeONE.SIXTY 800。前後160mmトラベルというロングストロークのサスペンションを装備した、本格的なエンデューロバイクとSHIMANO STEPSを組み合わせた意欲作だ。

本社のE-スポーツバイク専用ファクトリーで、メリダの誇るProlite 66トリプルバテッドアルミニウムを用いて作り上げられたフレームは、非常に高い剛性と強度を誇っている。大きなストローク量とエンデューロジオメトリーによって、アグレッシブなダウンヒルを楽しめる1台だ。

フロントフォークはロックショックスのオールマウンテンモデルであるYari。高剛性のインナーチューブと定評あるモーションコントロールダンパーによって高次元の走りを実現するハイパフォーマンスミドルグレードモデルだ。

フロントフォークはロックショックスのオールマウンテンモデルであるYariフロントフォークはロックショックスのオールマウンテンモデルであるYari
ディレイラーはシマノMTBコンポーネントのセカンドグレードであるDEORE XTを採用ディレイラーはシマノMTBコンポーネントのセカンドグレードであるDEORE XTを採用 ブレーキ周りはミドルグレードのSLXを採用するブレーキ周りはミドルグレードのSLXを採用する


ユニットマウントは鋳造され、高い嵌合精度を誇るユニットマウントは鋳造され、高い嵌合精度を誇る
オーソドックスな4バーリンケージに組み合わせられるリアショックはロックショックスの Super Deluxe R。トラニオンマウントを採用することで、リンク部分の剛性を向上させ、車体の捻じれを抑えるとともにスムースな動きを実現した。

ジオメトリーも本格的なエンデューロバイクのものとなっている。アシストユニットを搭載しているとは思えないショートチェーンステーによる回頭性、66.5°という寝かされたヘッドアングルによる安定したハンドリングなど、ダウンヒルを楽しむために最適な設計が与えられた。更に、フロント110mm/リア148mmのBOOST規格を採用することで、フレームとホイールの横剛性と強度を向上。大きな力がかかるコーナーにおいても車体がよれることなく、アグレッシブなライドを楽しめるはずだ。

リアショックはロックショックスの Super Deluxe Rリアショックはロックショックスの Super Deluxe R シートポストはメリダオリジナルのドロッパーシートポストを標準装備シートポストはメリダオリジナルのドロッパーシートポストを標準装備


マキシス MINION DHRⅡ2.8インチモデルを履くマキシス MINION DHRⅡ2.8インチモデルを履く
コンポーネントはシマノで統一されている。ブレーキ周りはミドルグレードのSLXを、ディレイラーはセカンドグレードのDEORE XTを組み合わせ、本格的なエンデューロライドにも不足ない信頼のパーツアセンブルだ。シートポストはメリダオリジナルのドロッパーシートポストが標準装備される。Sサイズでは100mm、Mサイズでは120mmストロークのモデルが装着されている。タイヤはマキシス DHRⅡ。高いグリップを発揮する2.8”のセミファットダウンヒルタイヤだ。

他社に先駆けてリリースされた、日本初の本格的なフルサスE-MTBであるeONE.SIXTY 800。日本のMTB事情を知り尽くす2人が見るこのバイクの魅力とは?

メリダ eONE.SIXTY 800 インプレッション

「トレイルライドから辛いキツいところを取り除いて、楽しいところだけを抽出できる」大野茂一郎(ワイズロード東大和店)「トレイルライドから辛いキツいところを取り除いて、楽しいところだけを抽出できる」大野茂一郎(ワイズロード東大和店)
大野:完全に今ヨーロッパで流行っているエンデューロバイクそのものですね。ストロークが160mmあって下りはしっかり走れるし、アシストユニットのおかげで登りも全然登っちゃう。太いダウンヒル用タイヤとロングストロークサスの組み合わせで、あれだけ登りが楽々と登れるんですから「これ乗ったら普通のMTBは乗れないよね」って感じです(笑)

欧米ではこの手のバイクがたくさん出てきていて、ハイエンドなE-スポーツバイクのメインストリームになっている。そういった本格的なE-MTBの中で、最初に日本に入ってきたのがこのバイクなんですよね。なので、富士見パノラマみたいな下り専用のコースでもしっかり下れるだけのキャパシティーは間違いない。ただ車重が重いので、自由にかけ下りるというイメージと言うよりは、バイク任せに楽ちんにスピードが出ちゃうよねっていうバイクです。

山本:登りだとまるでケーブルカーに乗ってるみたいな重厚感がある走りでしたね。視線も揺れないし、トラクションのかかりも半端ではないので、本当に前から引っ張られているような印象でした。

下りはもちろん最高ですよね。今回のコースであればどのセクションでも余裕を持って走ることが出来ます。安全にオフロードを楽しむという意味では、財布が許すのであれば初心者が乗っても良いと思いますよ。それくらい登りも下りも楽しかった。

「丸一日めいっぱい遊んでいても心地よい疲れ方で終われる、本当の意味で贅沢なバイク」山本朋貴(ストラーダバイシクルズ)「丸一日めいっぱい遊んでいても心地よい疲れ方で終われる、本当の意味で贅沢なバイク」山本朋貴(ストラーダバイシクルズ)
大野:車重もあるので、安定感は本当に強い。さっきバニーホップしてみたんですが、ほとんど浮かなかった(笑)きっと、飛んだり跳ねたりというのがメインの使い方じゃないんでしょう。でも、下りでスピードが出たときに面白くなるバイクであることは間違いないです。

山本:結構大人の乗り物かもしれない。一泊二日くらいのMTBツアーみたいなのを組んで、このバイクで走っていく。昼は体力を温存できる分、夜は宴会に全力を出せる、みたいな(笑)

エンデューロバイクらしく、トレイルとトレイルを繋いで渡り歩いていくような楽しみ方も似合うでしょうし。丸一日めいっぱい遊んでいても、心地よい疲れ方で終われる、本当の意味で贅沢なバイクですよね。

大野:下りたいから登るような、ダウンヒル系のバックボーンを持つ人にとっては、最高のバイクですよ。トレイルライドから辛いキツいところを取り除いて、楽しいところだけを抽出したような。このバイクだったら、「今日もきつかったなー」って思いだすんじゃなくて、「あそこの下り楽しかったよね!」と語り合える。

山本:思いっきりこういうバイクを走らせられるロケーションがあれば、文句のつけようはないですね(笑)これはヨーロッパで流行るのわかりますよ、楽しいですもん。遊びとして。

大野:山と山を繋いでいくようなライドもE-スポーツバイクだったら現実的ですよね。バッテリーもエコモードであれば100km以上は持つじゃないですか、そうすると、ヨーロッパのようなシチュエーションでのライドが断然楽しくなる。

航続距離長いと言われても日本だと100kmもオフロードを繋いでいくというのが難しいですよね。逆に、こういうパークで乗るのであれば、HIGHモードのみでも一日中遊べますし、パワフルで楽しいと思います。シチュエーションに合わせて色んな遊び方が出来る懐の深さもある。

「このバイクで経験できる遊び⽅、乗り⽅の楽しみはプライスレス」山本朋貴(ストラーダバイシクルズ)「このバイクで経験できる遊び⽅、乗り⽅の楽しみはプライスレス」山本朋貴(ストラーダバイシクルズ)
山本:単に登るだけであればエコで十分登りますしね。値段だけ見てしまうと「おお高い!」となってしまいますが、遊ぶ場所や使い方があれば全然高くないですよ。このバイクで経験できる遊び方、乗り方の楽しみはプライスレスだと思います。

本当にどんな使い方でもできる。下り系のバイクですけど、クロカンライダーが乗っても楽しいですよ。ただバイク任せになっちゃうからテクニックは伸びづらいかもしれないですね。それだけバイク自体の性能がもう高次元。

大野:対抗馬として言えば、フルスペックのオールマウンテンが大体同じ価格帯。果たしてどちらを購入するか。

山本:E-MTB、正直全然悪くない選択肢ですよ‼ むしろこちらのほうが、遊びの幅は広がりそうな気もします。下りの軽快感を追求するか、登りの楽さをとるか。自転車への姿勢が問われる(笑)

「下りでスピードが出たときに面白くなるバイク」大野茂一郎(ワイズロード東大和店)「下りでスピードが出たときに面白くなるバイク」大野茂一郎(ワイズロード東大和店)
大野:これも、eBIG.SEVENも開発にはプロのライダーが関わっているんですよね。実際に山で乗ってどうなのかというところを煮詰めていると思うんですけど。今の欧米の流行り、方向性を加味されたバイクだなあという印象です。正直なところ、これを買えば選択としては…

大野山本:間違いなし‼でしょうねえ(笑)

メリダ eONE.SIXTY 800


サイズ41cm(S)、43cm(M)
カラーGREEN (BLACK)
フレームeONE-SIXTY LITE
フロントフォークロックショックス Yari RC 160mmトラベル
ドライブユニットシマノSTEPS E8080
バッテリーシマノSTEPS BT-E8010 504Wh(公称容量504Wh/36V、 14Ah)
タイヤマキシス MINION DHRⅡ27.5x2.8"
重量22.51kg
価格580,000円(税抜)
提供:シマノ 制作:シクロワイアード