パヴェの国ベルギーで鍛え上げられたダモクレスISP。その振動吸収性と剛性感のバランスは確かなものだパヴェの国ベルギーで鍛え上げられたダモクレスISP。その振動吸収性と剛性感のバランスは確かなものだ Photo: Makoto Ayano仲沢 このバイク、僕はとても好きですね。剛性感が適度な感じで、乗っていて非常に気持ちが良い。いわゆる“ガチガチのバイク”じゃない。ちゃんと振動吸収性のことも考えている。さすがパヴェ(石畳)の国ベルギーで鍛えられたバイクだけのことはあると思いますね。

吉本 確かに振動吸収性はすごく良い。ヘッド付近からダウンチューブにかけての剛性が高く、踏力をロスすることなく推進力にしているのに、フォークとバックでしっかりと振動を吸収するように設計されていますね。“Tested on pave”というデカールが張ってあるのは伊達じゃない。さすがベルギーのバイク! プロ選手がパヴェでしっかりと走行テストをしているのでしょうね。

仲沢 前三角はガッチリと作り、フォークとバックで積極的にショックを吸収する設計ですね。ホント、ヘッド付近からダウンチューブ、ボトムブラケットまでの剛性はかなり高い。だから、下りのフルブレーキングでもグッと止まりますよね。ものすごくレーシングバイクっぽい味付け。「ああ、俺は今、良いバイクに乗っているんだな」と感じられる。こういうのに乗っていると、幸せな気分になりますね(笑)。

吉本 実際、カチューシャのフィリポ・ポッツァートなんかコレに乗っているし、プロも認めるレーシングバイクですよ。あんなにパワーのある選手がコイツを選ぶんだから、やはりダモクレスISPはタダモノではないですよ。ヘッド下側のベアリングが大径になっているので、フルブレーキングでもフォーク根本がしならず、グッと止まれる。下りでとても安心できるバイクですね。

荒れた路面でも弾かれる感覚がなく、ハンドリングもナチュラル。余計な緊張感を強いられずに走り続けられる荒れた路面でも弾かれる感覚がなく、ハンドリングもナチュラル。余計な緊張感を強いられずに走り続けられる Photo: Makoto Ayano仲沢 しっかりとしたフレームは往々にして路面の凹凸を拾ってしまうものですが、このダモクレスISPはかなり荒れた路面でも弾かれることがないですね。だから、どんなシチュエーションでもライダーは緊張感を強いられることがなく、結果として速く走ることができる。ポッツァートが選ぶ理由もよくわかりますね。

吉本 ハンドリングもナチュラルで、変なクセはまったくないですね。急なコーナーでもクイクイと思い通りに曲がってくれる。

仲沢 うんうん、ハンドリングもすごくイイ! ところで、このバイクは流行のインテグラルシートポストを採用していますが、コレについては?

吉本 実を言うと、インテグラルシートポストはあまり好きじゃないんです。サイズの自由度が少ないし、調整幅も少ない。ヤグラもセットバックタイプが選べないですし。まあ、ポジションさえしっかり出るならば、ぜんぜん問題ないんですけどね。エアロ系のバイクなら絶対にISPですけど、ダモクレスに関してはISPではない方を選んじゃうかな?

仲沢 僕も最初はインテグラルシートポストがあまり好きではなかったんです。でも、実際にインテグラルシートポストのバイクを所有して乗ってみると、思ったほど不便はないんですね。何より、軽量化には圧倒的に有利ですし、僕はダモクレスよりもダモクレスISPの方を選びます。

吉本 でも、ダモクレスの場合、ユーザーの好みによって、ISPとノーマルタイプとが選べるから良いですね。

仲沢 確かに! ユーザーフレンドリーという点で、リドレーはかなりポイントが高いですよ。吉本さんはどんなユーザーにこのバイクをオススメしたいですか?

路面状況に左右されない性格付けが奏功し、レースのみならずロングライドにも向くバイクだ路面状況に左右されない性格付けが奏功し、レースのみならずロングライドにも向くバイクだ Photo: Makoto Ayano
吉本 もちろん、レースに参加する人にも最適のバイクですが、この振動吸収性の良さを生かして、ロングライドなんかにも良いでしょうね。特に荒れた路面を走る機会が多い人には、最高のバイクなんじゃないかな?

仲沢 その通りですね。普段、荒れた路面を走ることが多い人、長距離を快適に走りたい人、そして下りを楽しみたい人にうってつけの乗り味ですね。

DETAIL

リドレー ダモクレスISPリドレー ダモクレスISP
リドレーの代名詞ともいえる「エッジチュービング」が際だつダウンチューブリドレーの代名詞ともいえる「エッジチュービング」が際だつダウンチューブ ボトル台座付近からBBに向かい、それまでの三角形から変形五角形へと形を変える。場所ごとに形を変えBB部の最適な剛性が追求される。 Photo: Makoto Ayano シート&チェーンステーは共に内側に絞り込む形状シート&チェーンステーは共に内側に絞り込む形状 チェーンステーはねじれ剛性を高めるための設計。シートステーはねじれ剛性と乗り心地を両立するための仕様。共に三角形に近い断面のチューブが用いられる。 Photo: Makoto Ayano

ISP仕様はその名の通り、インテグレーテッドシートチューブを採用するISP仕様はその名の通り、インテグレーテッドシートチューブを採用する エアロダイナミクスを考慮して涙的断面に成型されている。ヤグラ部分はチューブを外側から固定するオーソドックスなタイプで使い勝手がいい。 Photo: Makoto Ayano テーパー状のヘッドチューブを採用するテーパー状のヘッドチューブを採用する フォーククラウンのボリュームとダウンチューブ接合部の断面積を大きくすることで、ヘッド部の剛性アップをねらう。シフトワイヤが貫通する仕様もオリジナリティにあふれる。 Photo: Makoto Ayano チューブの接合部も美しく、自然な仕上がりチューブの接合部も美しく、自然な仕上がり 見た目の魅力もさることながら、トッププロも愛用するほどの実力を備えており、非常にコストパフォーマンスの高いフレームだ。 Photo: Makoto Ayano
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