各地でシクロクロスイベントが始まりいよいよ本格シーズンとなってきて、ここ東北でもシクロクロスシーズンが開幕。猪苗代湖の湖畔で開催された砂地獄の戦いを小坂光(宇都宮ブリッツェン)が制した。

猪苗代湖の水際は水分で固くなり、走りやすい路面に猪苗代湖の水際は水分で固くなり、走りやすい路面に photo:Satoshi Oda

TOHOKU CX ProjectではGPミストラルと同じく7月にサマークロスを行っているので、正確にはシリーズ第2戦である。開催場所はサマークロスと同じ猪苗代湖天神浜。
前回のサマークロスでは水の中を走らされたが、今回は水辺は1/3程度になり、その分テクニカルな松の森の中が増えた。しかし、森の中と言っても砂地であるので、今回もまた砂がライダーたちを苦しめるとこになった。

選手を苦しめる深い砂地セクション選手を苦しめる深い砂地セクション photo:Satoshi Oda林の中のシングルトラック林の中のシングルトラック photo:Satoshi Oda


コースは砂地の他にスタート・フィニッシュ地点は舗装路、ジープロードや林の中のシングルトラック、草地と様々な路面コンディションでバランスの取れたコース設定であった。

今回のゲストライダーは池本真也(和光機器-AUTHOR)と小坂光(宇都宮ブリッツェン)。この二人による砂地攻略のワンポイントレッスンが実施された。多くの選手が前日から会場入りし、レッスン終了後も各自日が暮れるまで試走を繰り返していた。

レース前日には池本真也と小坂光によるシクロクロスレッスンが開催されたレース前日には池本真也と小坂光によるシクロクロスレッスンが開催された photo:Satoshi Oda

そしてレース当日。前日の快晴から打って変ってどんよりした空模様。いつ降りだしてもおかしくなかった。
ライダーズミーティングが終了し、第1レースが始まろうとしたときに「スタッフ・参加者の終わるまでもってほしいね」という願いも叶わず、無情にも雨が落ちてきた。

第1レースはカテゴリー3とユースの混走レース。
C3は出走27名。ユースは織田聖(mistral)ただ一人のエントリー。
1周目の中盤で織田がレース全体のトップに立つと松林のクイックなターンに苦しむ大人を置き去りにして独走状態。一方カテ3は周回毎にトップが代わり誰がレースをコントロールしているのか、誰が勝つのやら最後まで読めなかった。
ユースの織田がゴールしたおよそ1分後に、カテ3の南島康一(Team12so)がトップで帰ってきた。2位には高橋祐介(ぺだる小僧)、3位に田中秀明(strare/オゲレツ大百科)。南島と高橋はC2昇格となる。

草地セクションを走行するC3&ユース草地セクションを走行するC3&ユース photo:Satoshi OdaC3と混走ながら独走を決めたユースの織田聖(mistral)C3と混走ながら独走を決めたユースの織田聖(mistral) photo:Satoshi Oda


続いての第2レースはMasters+Femme。
Femmeには埼玉から二人のシクロクロス女子が参戦。先のユースもそうだが、もっと東北での競技人口が増えてもらいたい。出でよ、東北CX女子&中高生!
Mastersのレースは序盤にトップ3が固定されてしまった。優勝したのは東日本シクロクロスツアー、Mastersランキングトップの北海道から来た森大輔(Team BIG)。2位には前回のサマークロスの勝者だった富田道夫(シロクマカフェレーシング)。3位には江川嘉宏(ANIMON with ぺだる小僧)。
森も江川のMTBでの乗車だったが、今回の砂では必ずしもMTB有利とは限らないコース状況だった。
Femmeでは吉田(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB)が次々にMastersのオジサマたちを追い抜く快走を見せ優勝。全体でも7位に当たるタイムだった。

マスターズ優勝は北海道から遠征してきた森大輔(Team-BIG)マスターズ優勝は北海道から遠征してきた森大輔(Team-BIG) photo:Satoshi OdaFemmeでは吉田(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB)が快走Femmeでは吉田(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB)が快走 photo:Satoshi Oda


第3レースはカテゴリー1とカテゴリー2の混走。
カテゴリー2は伊井賢一(臼杵レーシング)がC1返り咲きWinとなるかと思えたが、伊井よりも金井仁(神谷町競技自転車部)が速かった。C1のライダーたちの間にぽつんと入りレースを展開しC1昇格を決めた。最終周に2位に浮上したのは坂田智徳(あぶくまサイクリングクラブ)。前節でシングルスピードバイクでC2へ昇格し、今回も同じシングルスピードバイクで走行。後半の追い上げはタダものではない。伊井は3位に。

C1のスタートC1のスタート photo:Satoshi Oda1周回目は池本と小坂のパック1周回目は池本と小坂のパック photo:Satoshi Oda


C1では1周回目こそ小坂光(宇都宮ブリッツェン)・池本真也(和光機器-AUTHOR)のパックに山辺誠司(チーム埼玉県人)が喰いついていたが、2周目に池本がコーステープを巻き込み遅れる。その隙に独走態勢となった小坂が逃げ勝つ。2位の池本に2分近い差をつけ優勝。この日は信州でもレースが開催されていたが、そちらでは父親の小坂正則(スワコレーシング)が勝ったようで、シクロクロス界では小坂Dayだったようだ。3位には池本に2分半遅れで山辺が入る。

2周目以降は小坂の独壇場2周目以降は小坂の独壇場 photo:Satoshi OdaC1 3位の山辺誠司(Team埼玉県人)C1 3位の山辺誠司(Team埼玉県人) photo:Satoshi Oda


チャレンジカテゴリーでは前走を務める小坂が砂セクションでバイクを担いでいる横を「すいすい~」とファットタイヤを付けたバイクが追い抜き、砂地最強を証明してくれた。

C2のレースを制しC1昇格を決めた金井仁(神谷町競技自転車部)C2のレースを制しC1昇格を決めた金井仁(神谷町競技自転車部) photo:Satoshi Odaチャレンジカテゴリーでは砂地最強を証明したファットタイヤバイクに乗る岩崎恭二(佐多塾)チャレンジカテゴリーでは砂地最強を証明したファットタイヤバイクに乗る岩崎恭二(佐多塾) photo:Satoshi Oda


次回の東北CXシリーズは場所をスポーツランドSUGOに移して開催される。前シーズンで雪地獄、泥地獄と言われたあの場所だ。東北のシクロクロスレースは砂あり、泥あり、雪ありと見どころ満載で話のタネに尽きることはない。是非是非『なんとか地獄』を味わいに足を運んでもらいたい。

東北CX恒例の集合写真。パワースポットの小平潟天満宮をバックに東北CX恒例の集合写真。パワースポットの小平潟天満宮をバックに photo:Satoshi Oda

今後の予定
第3戦 12/16 宮城県村田町・スポーツランドSUGO
第4戦  1/20 宮城県大和町・大和町総合運動公園
第5戦  2/24 宮城県村田町・スポーツランドSUGO

リザルト
C1

1位 小坂光(宇都宮ブリッツェン)
2位 池本真也(和光機器-AUTHOR)
3位 山辺誠司(チーム埼玉県人)
4位 岩藤司朗(EsperanceStage)
5位 大塚将悟(Team CUORE)
6位 猪又靖(クラブシルベスト)
C2
1位 金井仁(神谷町競技自転車部)
2位 坂田智徳(あぶくまサイクリングクラブ)
3位 伊井賢一(臼杵レーシング)
C3
1位 南島康一(Team12So)
2位 高橋祐介(ぺだる小僧)
3位 田中秀明(STARE)
マスターズ
1位 森大輔(Team-BIG)
2位 富田道夫(シロクマCAFE RACING)
3位 江川嘉宏(ぺだる小僧)
femme
1位 吉田千春子(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB)
2位 綿貫通穂(臼杵レーシング)
ユース
1位 織田聖(mistral)



text & photo:Satoshi Oda(Kasukabe Vision FILMz)
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