2012/06/30(土) - 17:46
プレスセンターで行われたリクイガス・キャノンデールの共同記者会見より。ヴィンチェンツォ・ニーバリ、ペーター・サガン、イヴァン・バッソの3人が揃った。
リクイガス・キャノンデール記者会見 ニーバリ、バッソ、サガンが出席 (c)Makoto.AYANO
リクイガス・キャノンデールのリーダーを務めるヴィンチェンツォ・ニーバリ (c)Makoto.AYANOヴィンチェンツォ・ニーバリ
「近年で僕は優勝候補の選手たちと闘える戦う力をつけてきた。今年は大きなチャンスだと思う。リーダーになることに対して大きな責任を感じている。でも結果を出すことを約束はしたくない。ベストに向けて全力を尽すのみ。
ー ステージ優勝？あるいはパリの表彰台？
ポディウムは目標だ。僕には強いチームがいる。イヴァン（バッソ）のアシストを受けられることは大きな有利だ。
これまでの準備プログラムもうまくいった。ドーフィネで感じた足りない点を改善するべく、サンペレグリーノ峠でトレーニングした。ツールで良い走りをするためにしなければならないことはやった。
ー ツールのコースについては？優勝候補は？
説明するのが難しいが、厳しいコースだと思う。ライバルはウィギンズだ。彼は今まで他の選手よりも一歩抜きん出ている。
タイムトライアルでは彼が有利だから、彼を攻撃し、困難に陥れる場面を探すことになる。
チームスカイの彼らはすでに一年中闘える強さを見せているね。でも20日後にどうなっているかを見なければ。何でも起こるんだ。スカイの他にも強いライバルたちはいっぱいいる。
クリテリウム・ドゥ・ドーフィネでは彼らは本当に強かった。フルーム、ウィギンズ、ロジャースらはとくに50kmのTTですごい走りをしてみせた。でもあれからかなり時間は経っている。彼らがあの調子を維持できていたら、そしてツールの最後までそのまま走れるとしたら、このツールは難しいものになる。3週間レースでは自分の調子を賢くマネジメントできなければいけないんだ。
ー スカイ以外に他のライバルは？
エヴァンス、サンチェス、メンショフ、ヴァン・デン・ブロック、ヘーシンクらに気を配る必要がある。皆にチャンスがあり、いつも戦うことになるだろう。僕がそのひとりでいられるよう望んでいる。
できるときにはエネルギーをセーブしなければいけないし、僕らのように強いチームがあるなら頼ることも必要だ。エヴァンスやウィギンズのようなTTスペシャリストに対して大きなタイムを失うわけにはいかない。
僕のスタイルはアタックすること。山岳でエネルギーがあるなら、アタックしてみるよ。
カヴェンディッシュ打倒に期待がかかるペーター・サガン (c)Makoto.AYANOペーター・サガン
ー 最初のツールに臨む気持ちは？
僕の最初の目標は戦うこと。世界最高の選手たちが集まるツールに出るためにここにいることがまず嬉しい。そしてステージ優勝したい。
去年のブェルタのように多くのことを考えたり、期待しすぎたりしないようにしてレースに臨みたい。
ツールは大きな有名なレース。でも何も恐れてはいない。勝ちに来たけれど、勝てなかったとしてもオーケーだ。
今シーズンはうまくやっていると思う。ツールでも同じようにうまくできたらいいけれど。1勝か2勝挙げられることを願っている。やってみるよ。見ていて欲しい。
ー カヴェンディッシュを打倒することができる？
カヴェンディッシュは毎年強い。だから今年も強いと思う。打倒するつもりで闘うけど、彼を倒すのはとても難しいよ。
彼が体重を落としていて、坂が登れるようになっているという情報は知っている。だからスプリントの力が落ちているかもしれないという話も聞いた。でもそれらの情報が正しかったとしても、間違っていたとしても、あまりそれに関して考え過ぎないようにしている。調子はレースを走るうちに出てくるものだし、カヴェンディッシュは今までも最高の結果を出しているから。いつだって100%でくるのが彼だから。
ー ゴス、ロハス、グライペルもグリーンジャージ狙いの候補だと思うが？
グリーンジャージについては狙っている選手が多すぎると思う。もちろん僕もジャージは欲しい。レースの毎日の流れ次第でみていくけれど、でもこれはツールだから他のレースとは違う。とても難しいと思っている。
他の選手がどうかは分からないけれど、カベンディッシュやグライペル、キッテルの様子をみたい。
ー すでにたくさん勝っているけれど、ツールでも駆ったとして、将来のゴールはどこにある？
そんな先のことはわからないけど、来年のことなら。クラシックでうまく走ることかな。でも今はこのツールのことだけを考えている。
ニーバリのアシストに回るイヴァン・バッソ 自身の総合は？ (c)Makoto.AYANOイヴァン・バッソ
このツールはニーバリをアシストするために走る。ニーバリは他の優勝候補たちと闘う資格があるし、上を目指せる選手だ。
僕はレースの厳しい場面でニーバリの横にいる。彼を助けるための経験が僕にはある。自分自身がツールで成し遂げていないことはある。それが狙えるかは毎日を走ってからわかってくるだろう。
ツールは特別なレースだ。ここにいるということだけで喜びとモチベーションを感じる。
ニーバリ、バッソ、サガンが手を合わせる (c)Makoto.AYANO
photo&text: Makoto.AYANO in Liege Belgium
リクイガス・キャノンデール記者会見 ニーバリ、バッソ、サガンが出席 (c)Makoto.AYANOリクイガス・キャノンデールのリーダーを務めるヴィンチェンツォ・ニーバリ (c)Makoto.AYANOヴィンチェンツォ・ニーバリ「近年で僕は優勝候補の選手たちと闘える戦う力をつけてきた。今年は大きなチャンスだと思う。リーダーになることに対して大きな責任を感じている。でも結果を出すことを約束はしたくない。ベストに向けて全力を尽すのみ。
ー ステージ優勝？あるいはパリの表彰台？
ポディウムは目標だ。僕には強いチームがいる。イヴァン（バッソ）のアシストを受けられることは大きな有利だ。
これまでの準備プログラムもうまくいった。ドーフィネで感じた足りない点を改善するべく、サンペレグリーノ峠でトレーニングした。ツールで良い走りをするためにしなければならないことはやった。
ー ツールのコースについては？優勝候補は？
説明するのが難しいが、厳しいコースだと思う。ライバルはウィギンズだ。彼は今まで他の選手よりも一歩抜きん出ている。
タイムトライアルでは彼が有利だから、彼を攻撃し、困難に陥れる場面を探すことになる。
チームスカイの彼らはすでに一年中闘える強さを見せているね。でも20日後にどうなっているかを見なければ。何でも起こるんだ。スカイの他にも強いライバルたちはいっぱいいる。
クリテリウム・ドゥ・ドーフィネでは彼らは本当に強かった。フルーム、ウィギンズ、ロジャースらはとくに50kmのTTですごい走りをしてみせた。でもあれからかなり時間は経っている。彼らがあの調子を維持できていたら、そしてツールの最後までそのまま走れるとしたら、このツールは難しいものになる。3週間レースでは自分の調子を賢くマネジメントできなければいけないんだ。
ー スカイ以外に他のライバルは？
エヴァンス、サンチェス、メンショフ、ヴァン・デン・ブロック、ヘーシンクらに気を配る必要がある。皆にチャンスがあり、いつも戦うことになるだろう。僕がそのひとりでいられるよう望んでいる。
できるときにはエネルギーをセーブしなければいけないし、僕らのように強いチームがあるなら頼ることも必要だ。エヴァンスやウィギンズのようなTTスペシャリストに対して大きなタイムを失うわけにはいかない。
僕のスタイルはアタックすること。山岳でエネルギーがあるなら、アタックしてみるよ。
カヴェンディッシュ打倒に期待がかかるペーター・サガン (c)Makoto.AYANOペーター・サガンー 最初のツールに臨む気持ちは？
僕の最初の目標は戦うこと。世界最高の選手たちが集まるツールに出るためにここにいることがまず嬉しい。そしてステージ優勝したい。
去年のブェルタのように多くのことを考えたり、期待しすぎたりしないようにしてレースに臨みたい。
ツールは大きな有名なレース。でも何も恐れてはいない。勝ちに来たけれど、勝てなかったとしてもオーケーだ。
今シーズンはうまくやっていると思う。ツールでも同じようにうまくできたらいいけれど。1勝か2勝挙げられることを願っている。やってみるよ。見ていて欲しい。
ー カヴェンディッシュを打倒することができる？
カヴェンディッシュは毎年強い。だから今年も強いと思う。打倒するつもりで闘うけど、彼を倒すのはとても難しいよ。
彼が体重を落としていて、坂が登れるようになっているという情報は知っている。だからスプリントの力が落ちているかもしれないという話も聞いた。でもそれらの情報が正しかったとしても、間違っていたとしても、あまりそれに関して考え過ぎないようにしている。調子はレースを走るうちに出てくるものだし、カヴェンディッシュは今までも最高の結果を出しているから。いつだって100%でくるのが彼だから。
ー ゴス、ロハス、グライペルもグリーンジャージ狙いの候補だと思うが？
グリーンジャージについては狙っている選手が多すぎると思う。もちろん僕もジャージは欲しい。レースの毎日の流れ次第でみていくけれど、でもこれはツールだから他のレースとは違う。とても難しいと思っている。
他の選手がどうかは分からないけれど、カベンディッシュやグライペル、キッテルの様子をみたい。
ー すでにたくさん勝っているけれど、ツールでも駆ったとして、将来のゴールはどこにある？
そんな先のことはわからないけど、来年のことなら。クラシックでうまく走ることかな。でも今はこのツールのことだけを考えている。
ニーバリのアシストに回るイヴァン・バッソ 自身の総合は？ (c)Makoto.AYANOイヴァン・バッソこのツールはニーバリをアシストするために走る。ニーバリは他の優勝候補たちと闘う資格があるし、上を目指せる選手だ。
僕はレースの厳しい場面でニーバリの横にいる。彼を助けるための経験が僕にはある。自分自身がツールで成し遂げていないことはある。それが狙えるかは毎日を走ってからわかってくるだろう。
ツールは特別なレースだ。ここにいるということだけで喜びとモチベーションを感じる。
ニーバリ、バッソ、サガンが手を合わせる (c)Makoto.AYANOphoto&text: Makoto.AYANO in Liege Belgium
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