2012年2月6日、チャレンジ・マヨルカ第2戦のトロフェオ・ミジョーン(UCI1.1)が開催され、21歳のアンドリュー・フェン(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)が圧巻のスプリント2連勝を飾った。宮澤崇史(チームサクソバンク)は第3戦に出場予定だ。

トロフェオ・ミジョーン 花咲くマヨルカ島南部を駆けるトロフェオ・ミジョーン 花咲くマヨルカ島南部を駆ける photo:Cor Vosマヨルカ第2戦のトロフェオ・ミジョーンは、マヨルカ島南部のリュクマホルからカンポスまでの171.7kmで行なわれた。

終盤にかけてカテゴリー山岳が2つ連続するが、いずれも標高200mクラスの4級山岳。メイン集団はこれらの登りで幾分人数を減らしたものの、120名を超える大きな集団のままゴール地点へ。前日に引き続き、オメガファーマ・クイックステップのフェンが先頭でゴールラインを駆け抜けた。

トロフェオ・ミジョーン スプリント2連勝を飾ったアンドリュー・フェン(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)トロフェオ・ミジョーン スプリント2連勝を飾ったアンドリュー・フェン(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ) photo:Cor Vos21歳のフェンは、昨年のロード世界選手権U23ロードレースで銅メダルを獲得し、今年イギリスのUCIコンチネンタルチームであるアンポスト・ショーンケリーからオメガファーマ・クイックステップに移籍。UCIプロチームひしめく中でのスプリント連勝で、前日の成績が「まぐれ」ではないことを証明した。

「今日はとても難しいレースだった。風も吹いたし、雨も降った。ラスト40kmの時点で集団が分裂して、後方に取り残されたけど、チームメイトのケヴィン・デウェールトのおかげで先頭に復帰。彼の働きが無かったら今日の勝利は無かった。最後はメンバー全員が力を尽くしてくれた。ファンタスティックなチームだ(フェン)」

トロフェオ・ミジョーン表彰台トロフェオ・ミジョーン表彰台 photo:Cor Vosシーズン序盤から絶好調のオメガファーマ・クイックステップは、これが2012年シーズン8勝目。驚くべきことに、早くも2011年シーズンの勝利数(8勝)に並んでいる。

第1戦トロフェオ・パルマに出場した宮澤崇史(チームサクソバンク)は欠場。宮澤は翌日の第3戦
トロフェオ・デイアに出場する予定。その後、アジア選手権ロードレースに出場するためマレーシアに移動する予定だ。

レース内容はレース公式サイト、選手コメントはオメガファーマ・クイックステップ公式サイトより。



トロフェオ・ミジョーン2012結果
1位 アンドリュー・フェン(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ) 3h52'51"
2位 アレクサンドル・ポルセフ(ロシア、カチューシャ)
3位 マッテオ・ペルッキ(イタリア、ユーロップカー)
4位 マヌエル・カルドソ(ポルトガル、カハルーラル)
5位 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、チームスカイ)
6位 ユーリ・ハヴィク(オランダ、サイクリングチーム・デレイケ)
7位 ジョナサン・キャントウェル(オーストラリア、チームサクソバンク)
8位 ヨン・アベラストゥリ(スペイン、オルベアコンチネンタル)
9位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)
10位 アレクセイ・ツァテヴィツク(ロシア、カチューシャ)

text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos

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