開幕を60日後に控えた3月7日、ジロ・デ・イタリア主催者RCSスポルトは第94回大会の出場チームを発表した。イタリア統一150周年を祝う記念大会に出場するのは23チーム。ワイルドカード枠でアックア・エ・サポーネ、アンドローニ・ジョカトリ、コルナゴ・CSFイノックス、ファルネーゼヴィーニ・ネーリソットリ、ジェオックス・TMCの5チームが出場権を得た。

ジロ・デ・イタリア2011コース全体図ジロ・デ・イタリア2011コース全体図 image:RCS Sportジロ・デ・イタリア2011年大会に出場するのは23チーム。1チーム・9名ずつの出場で、出場選手数は207名になる。UCI(国際自転車競技連合)の規則2.2.002項「出場選手数の上限は200名」に背くものだが、UCIは特別にこれを許可した。

18のプロチームは自動的に出場権を獲得。リカルド・リッコ(イタリア)のドーピングスキャンダルで揺れたヴァカンソレイユ・DCMも、問題なく出場を決めている。

ワイルドカード枠での出場を決めたプロコンチネンタルチームは、アックア・エ・サポーネ、アンドローニ・ジョカトリ、コルナゴ・CSFイノックス、ファルネーゼヴィーニ・ネーリソットリ、ジェオックス・TMCの5チーム。デニス・メンショフ(ロシア)とカルロス・サストレ(スペイン)という2人のグランツール優勝経験者を擁しながら、ツール・ド・フランス欠場が決まっていたジェオックス・TMCは、晴れてジロ出場が決まった。

ジロ出場の可能性がある日本人選手はレディオシャックの別府史之と、ファルネーゼヴィーニ・ネーリソットリの宮澤崇史。昨年ジロでステージ3位に入った新城幸也が所属するユーロップカーは選出されなかった。

ジロ・デ・イタリア2011出場チーム
プロチーム
アージェードゥーゼル
BMCレーシングチーム
エウスカルテル・エウスカディ
HTC・ハイロード
カチューシャ
ランプレ・ISD
レオパード・トレック
リクイガス・キャノンデール
モビスター
オメガファーマ・ロット
アスタナ
クイックステップ
ラボバンク
サクソバンク・サンガード
チームスカイ
ガーミン・サーヴェロ
レディオシャック
ヴァカンソレイユ・DCM

プロコンチネンタルチーム
アックア・エ・サポーネ
アンドローニ・ジョカトリ
コルナゴ・CSFイノックス
ファルネーゼヴィーニ・ネーリソットリ
ジェオックス・TMC

text:Kei Tsuji