スペシャライズドが3Dプリントサドルの先駆け「S-Works Power with Mirror」を4年ぶりにフルモデルチェンジ。新型「S-Works Power EVO with Mirror」は快適性が大幅に向上しており、パフォーマンスを最大限に引き出せるサドルに進化した。
スペシャライズド S-Works Power EVO with Mirror (c)スペシャライズド トレンドの一つとして様々なブランドが手掛けている3Dプリントパッドのサドル。2020年にいち早く3Dプリントを導入したMirrorシリーズをリリースしたスペシャライズドは、その先駆け的存在として現在に至るまでのトレンドを作り上げた。
サドルのマイルストーンとなったS-Works Power with Mirrorは4年の時を経てモデルチェンジを果たす。新型S-Works Power EVO with Mirrorは、従来モデルの設計思想を継承しながら、3Dプリント技術によるハニカム構造を進化させ、サドル全体を使って走るライダーのパフォーマンスを最大限に引き出すことを目指している。
Power EVO(左)は従来型(右)よりもサドル中央部が絞り込まれている (c)スペシャライズド 最新世代のMirrorテクノロジーは最多となる47,000本のストラットと21,000個のノードを採用することで、これまで以上に細かくクッション性とサポート性を調整。さらに坐骨部分により厚みを持たせているという。これらはスペシャライズドがBody Geometryデザインで培ってきたノウハウを反映させたものであり、現在の集大成だとスペシャライズドは胸を張る。
レールの全長が2cm延長されている (c)スペシャライズド Power EVOはレールの全長を2cm延長し、よりアグレッシブな前傾姿勢に対応できるように設計されている。サドル幅も130、143、155、168mmの4サイズを展開しており、大柄な方から小柄な方まで、様々な体型に合わせやすく、自然で快適なフィットを実現する。
レムコ・エヴェネプールはすでにPower EVOを実戦で使用しており、「初代のPower with Mirrorも気に入っていましたが、EVOの完成度が高く、思わず乗り換えました。復帰戦となったブラバンツ・ペイルはこのサドルで優勝しました」というコメントを残している。ブラバンツ・ペイルではサドルの先端に座る状態が長く続いたが、Power EVOのおかげで長時間全開で走れたともエヴェネプールは言う。
レムコ・エヴェネプールも評価するスペシャライズド S-Works Power EVO with Mirror (c)スペシャライズド サドルによって痛みから解放されることで、ライダーはパフォーマンスを引き出すことができる。そのコンセプトのもとで開発されたS-Works Power EVO with Mirror。価格は69,300円(税込)だ。
スペシャライズド S-Works Power EVO with Mirror (c)スペシャライズド スペシャライズド S-Works Power EVO with Mirror カラー:ブラック サイズ:130mm、143mm、155mm、168mm 価格:69,300円(税込)