シマノが自己給電の自動変速システムQ’AUTO（クォート）を発表。フリーハブに内蔵されたダイナモによって発電し、速度や傾斜、ケイデンスをもとにワイヤレスDI2リアディレイラーを自動変速させる革新的な技術だ。
バッテリーを必要としない自動変速システムのQ’AUTO (c)シマノ
テクノロジーが発展し、自動変速の時代が訪れている。シマノはAUTO SHIFTというテクノロジーを開発し、走行スピード、ケイデンス、そして電動アシストユニットのトルクをもとに最適なギアでの走行を実現した。
AUTO SHIFTはe-city bikeやe-treking bike用、つまりE-BIKEを前提として開発が行われていた。そのテクノロジーをより多くの人に届けるべく、シマノはQ’AUTO（クォート）という新型変速システムをリリースした。
シマノが革新的な自動変速システムQ’AUTOをリリースした (c)シマノ
最大の特徴はQ’AUTOが電動アシストユニット/バッテリーの電力を必要せず、スタンドアロンで動く自動変速だ。Q’AUTOはCUESシリーズのFH-U6060という専用設計ハブに内蔵されるテクノロジーで、ハブにダイナモ発電機を備えている。ペダルを回すたびに自らが発電するため、バッテリーがなくても可動するシステムを実現している。
自動変速を実現するためにフリーハブ内に速度、回転数（ケイデンス）、傾斜を計測するセンサーを搭載。6,500以上のアルゴリズムパターンと、走行状況のデータから最適なギアを導き出すという。
ワイヤレスシフトスイッチもリリースされている (c)シマノ
グラベルバイクにも搭載することができるQ'AUTO (c)シマノ
さらにワイヤレスDIディレイラーとシフトスイッチもシステムの一端を担っており、ライダーの手動変速と同時にその変速パターンを記録。そのデータからQ’AUTOは学習し、時間が経つにつれ、ライダーの好みに合わせた変速を行うようになる。
FH-U6060：オート変速 ダイナモ内蔵フリーハブ
シマノ FH-U6060：オート変速 ダイナモ内蔵フリーハブ (c)シマノ
今回リリースされたハブには1年以上電力を蓄えられるリチウムイオンキャパシタを内蔵。対応カセットはLINKGLIDEの1x10もしくは1x11で、142x12mmのE-Thruに対応する。スポーク穴は28H、32H、36Hの3種類で展開される。価格は39,482円（税込）。
RD-U8050-SGS/GS：ワイヤレスDI2リアディレイラー
シマノ RD-U8050-SGS/GS：ワイヤレスDI2リアディレイラー (c)シマノ
リアディレイラーはSGSとGSの2種類で展開される。SGSは11速の11-50T、11-45Tに対応し、GSは10速の11-43Tに対応する。どちらも3つのプリセットモードを切り替えるファンクションボタンが備えられている。
またディレイラーはシマノのワイヤレスDI2スイッチ、およびシフトレバーに対応しているため、フラットバーからドロップバーまでどちらでも利用可能だ。価格はSGSが33,625円（税込）、GSが29,124円（税込）。
SW-EN605-R：ワイヤレスシフトスイッチ
シマノ SW-EN605-R：ワイヤレスシフトスイッチ (c)シマノ
Q’AUTOと同時に登場したワイヤレスシフトスイッチのSW-EN605-R。クランプバンド径22.2mmに設定されたフラットバー向けのスイッチだ。シフトアップ、ダウン、そしてシフトモードをオート/マニュアルで切り替えるボタンの3つが備えられており、直感的に操作することが可能。
電池はCR1632コイン電池が採用されており、バッテリーはLEDインジケーターで残量確認が行える。また、E-TUBE PROJECT Cyclistアプリでカスタマイズも行えるという。価格は15,506円（税込）。
Q'AUTO搭載バイクが早くも登場
革新的なオートマチック変速システムと同時に、Q'AUTOを搭載したクロスバイクがスポーツサイクルブランドのネストから早くも登場する。AUTOMATE（オートメイト）と名付けられたクロスバイクは、新しい体験を提供してくれるはずだ。
発売は2025年の11月からを予定しており、価格は198,000円（税込）。
シマノ FH-U6060：オート変速 ダイナモ内蔵フリーハブ
スポークホール：28H、32H、36H
対応スプロケット：LINKGLIDE 1x10、1x11
エンド：142x12mm E-Thru
価格：39,482円（税込）
シマノ RD-U8050-SGS/GS：ワイヤレスDI2リアディレイラー
タイプ：SGS、GS
SGS対応スプロケット：11速11-50T/11-45T、10速11-48T
GS対応スプロケット：10速11-43T
価格：33,625円（税込、SGS）、29,124円（税込、GS）
シマノ SW-EN605-R：ワイヤレスシフトスイッチ
電源：CR1632 コイン電池
クランプバンド径：22.2mm
価格：15,506円（税込）
ネスト AUTOMATE
価格：198,000円（税込）
発売予定時期：2025年11月
テクノロジーが発展し、自動変速の時代が訪れている。シマノはAUTO SHIFTというテクノロジーを開発し、走行スピード、ケイデンス、そして電動アシストユニットのトルクをもとに最適なギアでの走行を実現した。
AUTO SHIFTはe-city bikeやe-treking bike用、つまりE-BIKEを前提として開発が行われていた。そのテクノロジーをより多くの人に届けるべく、シマノはQ’AUTO（クォート）という新型変速システムをリリースした。
最大の特徴はQ’AUTOが電動アシストユニット/バッテリーの電力を必要せず、スタンドアロンで動く自動変速だ。Q’AUTOはCUESシリーズのFH-U6060という専用設計ハブに内蔵されるテクノロジーで、ハブにダイナモ発電機を備えている。ペダルを回すたびに自らが発電するため、バッテリーがなくても可動するシステムを実現している。
自動変速を実現するためにフリーハブ内に速度、回転数（ケイデンス）、傾斜を計測するセンサーを搭載。6,500以上のアルゴリズムパターンと、走行状況のデータから最適なギアを導き出すという。
さらにワイヤレスDIディレイラーとシフトスイッチもシステムの一端を担っており、ライダーの手動変速と同時にその変速パターンを記録。そのデータからQ’AUTOは学習し、時間が経つにつれ、ライダーの好みに合わせた変速を行うようになる。
FH-U6060：オート変速 ダイナモ内蔵フリーハブ
今回リリースされたハブには1年以上電力を蓄えられるリチウムイオンキャパシタを内蔵。対応カセットはLINKGLIDEの1x10もしくは1x11で、142x12mmのE-Thruに対応する。スポーク穴は28H、32H、36Hの3種類で展開される。価格は39,482円（税込）。
RD-U8050-SGS/GS：ワイヤレスDI2リアディレイラー
リアディレイラーはSGSとGSの2種類で展開される。SGSは11速の11-50T、11-45Tに対応し、GSは10速の11-43Tに対応する。どちらも3つのプリセットモードを切り替えるファンクションボタンが備えられている。
またディレイラーはシマノのワイヤレスDI2スイッチ、およびシフトレバーに対応しているため、フラットバーからドロップバーまでどちらでも利用可能だ。価格はSGSが33,625円（税込）、GSが29,124円（税込）。
SW-EN605-R：ワイヤレスシフトスイッチ
Q’AUTOと同時に登場したワイヤレスシフトスイッチのSW-EN605-R。クランプバンド径22.2mmに設定されたフラットバー向けのスイッチだ。シフトアップ、ダウン、そしてシフトモードをオート/マニュアルで切り替えるボタンの3つが備えられており、直感的に操作することが可能。
電池はCR1632コイン電池が採用されており、バッテリーはLEDインジケーターで残量確認が行える。また、E-TUBE PROJECT Cyclistアプリでカスタマイズも行えるという。価格は15,506円（税込）。
Q'AUTO搭載バイクが早くも登場
革新的なオートマチック変速システムと同時に、Q'AUTOを搭載したクロスバイクがスポーツサイクルブランドのネストから早くも登場する。AUTOMATE（オートメイト）と名付けられたクロスバイクは、新しい体験を提供してくれるはずだ。
発売は2025年の11月からを予定しており、価格は198,000円（税込）。
シマノ FH-U6060：オート変速 ダイナモ内蔵フリーハブ
スポークホール：28H、32H、36H
対応スプロケット：LINKGLIDE 1x10、1x11
エンド：142x12mm E-Thru
価格：39,482円（税込）
シマノ RD-U8050-SGS/GS：ワイヤレスDI2リアディレイラー
タイプ：SGS、GS
SGS対応スプロケット：11速11-50T/11-45T、10速11-48T
GS対応スプロケット：10速11-43T
価格：33,625円（税込、SGS）、29,124円（税込、GS）
シマノ SW-EN605-R：ワイヤレスシフトスイッチ
電源：CR1632 コイン電池
クランプバンド径：22.2mm
価格：15,506円（税込）
ネスト AUTOMATE
価格：198,000円（税込）
発売予定時期：2025年11月
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