トラック種目の国際大会「ジャパントラックカップ」が、伊豆ベロドロームで開幕した。初日は男女2種目で決勝が行われ、エリミネーション男子は窪木一茂(日本ナショナルチーム)、女子は梶原悠未(TeamYUMI)が優勝した。

伊豆ベロドロームの250m板張りバンクで開催されるジャパントラックカップ photo:Satoru Kato 
五輪マークの跡がまだ色濃く残る photo:Satoru Kato
「ジャパントラックカップ」は、UCIクラス1(CL1)の大会として開催される日本では数少ないトラック種目の国際大会。伊豆ベロドロームを舞台に、5月29日から6月1日までの4日間にわたり開催される。前半の2日間は「ジャパントラックカップⅠ」、後半の2日間は「ジャパントラックカップⅡ」として、2つの大会の連続開催としている。
今回は、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、台湾、香港、インドネシア、カナダから選手が集まった。対する日本選手は、日本ナショナルチームやチームブリヂストンサイクリングをはじめ、大学生やジュニア選手が出場する。
初日は午後4時から競技がスタートし、男女ジュニアのスクラッチ、男女エリートのエリミネーション、男子エリートのマディソン予選が行われた。
男女ジュニア スクラッチ決勝

男子ジュニア スクラッチ photo:Satoru Kato

男子ジュニア スクラッチ 村瀬琶音(日本ナショナルチーム)が優勝 photo:Satoru Kato
30周7.5kmで行われた男子ジュニアは、終盤に先行した日本ナショナルチームの4名を含む5名での勝負となり、最終周回直前にアタックしたマー・イクフェイ(ホンコンチャイナ)を村瀬琶音(日本ナショナルチーム)がまくり切って優勝した。

男子ジュニア スクラッチ表彰式 photo:Satoru Kato
男子ジュニア・スクラッチ優勝 村瀬琶音コメント
「ここまであまり勝ててなかったが、努力の結果が出て良かったです。海外の選手に負けないように自分から仕掛けることを考えていました。高体連のレースとスピードが違うので慣れないところもあるけれど、今日は絶対負けないという気持ちでまくり切りました。この調子で優勝目指して頑張ります」

女子ジュニア・スクラッチ photo:Satoru Kato

女子ジュニア・スクラッチ 白井愛美を先頭に日本ナショナルチームが3位までを占めた photo:Satoru Kato
20周5kmで行われた女子ジュニアは、白井愛美(日本ナショナルチーム)を先頭に日本ナショナルチームが3位までを占める結果となった。

女子ジュニア スクラッチ表彰式 photo:Satoru Kato
女子ジュニア・スクラッチ優勝 白井愛美コメント
「ジャパントラックカップで優勝出来て本当に嬉しいです。昨年は海外からの選手が少なかったけれど今年は人数が増えた中、残り1周で脚が残っていたのでまくりに行こうと考えていました。国際大会で走る機会は少ないので、出場出来て良かったと思います。次の種目も波に乗って優勝したいです」
男女エリート エリミネーション

男子エリミネイション決勝は24名が出走 photo:Satoru Kato

エリミネイション 残り4人で橋本英也(キナンレーシングチーム)がエリミネイトされる photo:Satoru Kato

エリミネイション 兒島直樹(JIK)と窪木一茂(日本ナショナルチーム)の対決へ photo:Satoru Kato
男子は2組の予選を勝ち上がった24名での決勝レースが行われた。終盤、残り4名から橋本英也(キナンレーシングチーム)が除外され、残り3名からイザー・カート(シーキャッシュ x ボディラップ)が除外されると、窪木一茂(日本ナショナルチーム)と兒島直樹(JIK)の勝負へ。最後は窪木が兒島を引き離してフィニッシュし、今大会1勝目を挙げた。

エリミネイション ウィニングランをする窪木一茂(日本ナショナルチーム) photo:Satoru Kato

男子エリミネイション 表彰式 photo:Satoru Kato
男子エリミネーション優勝 窪木一茂コメント
「ひとまず優勝出来てホッとしてます。あまりメンバーを見ずに来るようにして、面子に圧倒されないようにしてレースに臨みました。今回はアジアチャンピオンもオーストラリアチャンピオンも出場していて、年々大会のレベルが上がっていると感じています。最後は兒島選手との勝負でしたが、競輪学校に入って変わったかなと思っていたら強い兒島選手のままだったので、油断せずに走りました。あと3日あるので、最終日まで悪い結果を出さないようにまとめたいと思っています」

女子エリミネイション決勝は22名が出走 photo:Satoru Kato

女子エリミネイション 終盤は梶原悠未(TeamYUMI)が集団前方を位置取る photo:Satoru Kato
女子は22名が出走。この種目の全日本チャンピオン梶原悠未(TeamYUMI)が終盤まで残り、最後はリー・ジー・ウィン(ホンコンチャイナ)を下して優勝した。

女子エリミネイション 表彰式 photo:Satoru Kato
女子エリミネーション優勝 梶原悠未コメント
「優勝出来てホッとしました。人数が多いレースで国際大会だなと感じて、しっかり集中して走りました。丁寧に位置取りして周りを見まわして、オランダのロードレースで学んだ集団走行の技術を活かして走りました。明日以降もタイトなスケジュールが続くので、1種目ずつ集中して走ります」
text&photo:Satoru Kato


「ジャパントラックカップ」は、UCIクラス1(CL1)の大会として開催される日本では数少ないトラック種目の国際大会。伊豆ベロドロームを舞台に、5月29日から6月1日までの4日間にわたり開催される。前半の2日間は「ジャパントラックカップⅠ」、後半の2日間は「ジャパントラックカップⅡ」として、2つの大会の連続開催としている。
今回は、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、台湾、香港、インドネシア、カナダから選手が集まった。対する日本選手は、日本ナショナルチームやチームブリヂストンサイクリングをはじめ、大学生やジュニア選手が出場する。
初日は午後4時から競技がスタートし、男女ジュニアのスクラッチ、男女エリートのエリミネーション、男子エリートのマディソン予選が行われた。
男女ジュニア スクラッチ決勝


30周7.5kmで行われた男子ジュニアは、終盤に先行した日本ナショナルチームの4名を含む5名での勝負となり、最終周回直前にアタックしたマー・イクフェイ(ホンコンチャイナ)を村瀬琶音(日本ナショナルチーム)がまくり切って優勝した。

男子ジュニア・スクラッチ優勝 村瀬琶音コメント
「ここまであまり勝ててなかったが、努力の結果が出て良かったです。海外の選手に負けないように自分から仕掛けることを考えていました。高体連のレースとスピードが違うので慣れないところもあるけれど、今日は絶対負けないという気持ちでまくり切りました。この調子で優勝目指して頑張ります」


20周5kmで行われた女子ジュニアは、白井愛美(日本ナショナルチーム)を先頭に日本ナショナルチームが3位までを占める結果となった。

女子ジュニア・スクラッチ優勝 白井愛美コメント
「ジャパントラックカップで優勝出来て本当に嬉しいです。昨年は海外からの選手が少なかったけれど今年は人数が増えた中、残り1周で脚が残っていたのでまくりに行こうと考えていました。国際大会で走る機会は少ないので、出場出来て良かったと思います。次の種目も波に乗って優勝したいです」
男女エリート エリミネーション



男子は2組の予選を勝ち上がった24名での決勝レースが行われた。終盤、残り4名から橋本英也(キナンレーシングチーム)が除外され、残り3名からイザー・カート(シーキャッシュ x ボディラップ)が除外されると、窪木一茂(日本ナショナルチーム)と兒島直樹(JIK)の勝負へ。最後は窪木が兒島を引き離してフィニッシュし、今大会1勝目を挙げた。


男子エリミネーション優勝 窪木一茂コメント
「ひとまず優勝出来てホッとしてます。あまりメンバーを見ずに来るようにして、面子に圧倒されないようにしてレースに臨みました。今回はアジアチャンピオンもオーストラリアチャンピオンも出場していて、年々大会のレベルが上がっていると感じています。最後は兒島選手との勝負でしたが、競輪学校に入って変わったかなと思っていたら強い兒島選手のままだったので、油断せずに走りました。あと3日あるので、最終日まで悪い結果を出さないようにまとめたいと思っています」


女子は22名が出走。この種目の全日本チャンピオン梶原悠未(TeamYUMI)が終盤まで残り、最後はリー・ジー・ウィン(ホンコンチャイナ)を下して優勝した。

女子エリミネーション優勝 梶原悠未コメント
「優勝出来てホッとしました。人数が多いレースで国際大会だなと感じて、しっかり集中して走りました。丁寧に位置取りして周りを見まわして、オランダのロードレースで学んだ集団走行の技術を活かして走りました。明日以降もタイトなスケジュールが続くので、1種目ずつ集中して走ります」
text&photo:Satoru Kato
ジャパントラックカップⅠ DAY1結果
ジュニア・スクラッチ結果 | ||
男子 | 女子 | |
1位 | 村瀬琶音(日本ナショナルチーム) | 白井愛美(日本ナショナルチーム) |
2位 | マー・イクフェイ(ホンコンチャイナ) | 西原夕華(日本ナショナルチーム) |
3位 | 松田奏太郎(日本ナショナルチーム) | 筒井楓(日本ナショナルチーム) |
エリミネーション 結果 | ||
男子 | 女子 | |
1位 | 窪木一茂(日本ナショナルチーム) | 梶原悠未 |
2位 | 兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング) | リー・ジー・ウィン(ホンコンチャイナ) |
3位 | イザー・カート(シーキャッシュ x ボディラップ) | ポリーテース・アリーサ(オーストラリア) |
Amazon.co.jp