シマノのフルワイヤレス電動変速がグラベルコンポーネンツ”GRX”にも到達。MTBコンポーネンツ”XTR”のテクノロジーを継承した1x12速用リアディレイラー”RD-RX827”と、ブレーキ専用レバー”BL-RX825-L”、アルミホイールの”WH-RX180-TL-700C”がラインアップに追加された。

グラベルコンポーネンツのGRXにワイヤレス変速が登場した (c)シマノ
6月2日に最高峰MTBコンポーネンツ”XTR”のモデルチェンジ発表を皮切りに、DEORE XTとDEOREの新型をローンチしたシマノ。今度はグラベルコンポーネンツ”GRX”の最新モデル「RX827」を発表し、さらに快進撃を続ける。
GRX827のキーポイントはフルワイヤレス電動変速。XTRで新たな境地を切り拓いたシマノはとどまることなく、グラベル、ひいてはドロップバー用コンポーネンツまでにワイヤレスを波及させたことになる。今回の発表では1x12速用リアディレイラー”RD-RX827”と、ブレーキ専用レバー”BL-RX825-L”、アルミホイールの”WH-RX180-TL-700C”がラインアップに追加された。
リアディレイラー:RD-RX827

シマノ RD-RX827 –ワイヤレスリアディレイラー (c)シマノ
ワイヤレス変速の中心となるリアディレイラー”RD-RX827”は、従来の12速ワイヤレスシフトレバー(ST-RX825)に対応。ST-RX825には2つのシフトパドルとフード内側のエクストラボタン、計3つのシフトスイッチが備えられており、それぞれに変速動作を割当可能。そしてオプションの追加スイッチを組み込めば、ハンドルの上側やドロップ部、エアロバーでも変速が可能となる。
現在ST-RX825を使用しているユーザーであれば、ディレイラーのみの交換でフルワイヤレスに換装することができ、その恩恵を受けられる。

前方の面積を小さくすることで、障害物へのヒットリスクを低減する (c)シマノ 
堅牢なデザインが採用されている (c)シマノ
ディレイラー自体の設計には、XTRの開発で得た知見を余すことなく取り入れている。フルワイヤレス電動変速のシステムはもちろんのこと、ロープロファイルウェッジデザインなどボディ形状も技術を継承。特にチェーンスタビライザーがディレイラー前方にシームレスに組み込まれ、障害物にヒットしにくくなっている。
さらに「オートマチックインパクトリカバリー」も採用する。これは万が一ディレイラーに障害物が当たった場合、ディレイラーが後方にスリップするというもの。その後は自動的に元の位置に戻るため、そのまま走りつづけられる。

小型バッテリーがディレイラー本体に内蔵する (c)シマノ
他にも幅広いリンク構造による堅牢性向上や異物を巻き込まないプーリーで耐久性を大幅に高めた。バッテリーは本体内部に収納されるため、荒れたグラベルでも脱落しにくくなっている。航続距離は700km〜1000km(走行条件によって異なる)。
仕様はSGS(ロングケージ)の1種類のみ。カセットスプロケットはDEORE XTの10-51T、チェーンリングの組み合わせは40Tもしくは42Tで、クランクはFC-RX820に対応する。重量は449g。価格は70,602円(税込)。
ブレーキレバー:BL-RX825-L

シマノ BL-RX825-L - 油圧ディスクブレーキレバー (c)シマノ
フロントシングル前提のディレイラーと同時に、シフトパドルをオミットしたブレーキレバーのBL-RX825-Lもローンチされた。このブレーキ専用レバーはボタンを減らすことで、より軽量でシンプルなレバーを実現。すっきりとしたコックピットを構成したい方にはおすすめだ。
ブラケットやレバーの形状は従来モデルを踏襲しており、優れた握りやすさは健在。グラベルライドに最適なエルゴノミクス設計かつ、フレアしたハンドルバーにもフィットする。レバーはアンチスリップ加工が施されており、荒れた路面の走行でも確実なレバー操作が可能となっている。価格は28,216円(税込)。
チューブレスアルミホイール:WH-RX180-TL-700C

シマノ WH-RX180-TL-700C - チューブレス アルミ製ホイール (c)シマノ
新型ディレイラーと同時にシマノはアルミ製グラベルホイールも発表した。RX180ホイールはフックドリムのチューブレス対応モデルで、内幅25mm、対応タイヤは32mm〜50mmというトレンドに沿った設計が行われていることが特徴。
さらにRX180に搭載されているハブはマイクロスプラインとHGのフリーボディの切り替えが可能となっている。リア10速、11速、12速のドライブトレイン全てに対応可能で、あらゆるライダーが選びやすいホイールを実現している。
重量は2,105g(HG Lスプライン)、2,113g(マイクロスプライン)。価格は33,106円(税込)となっており、荒れたグラベルを走行するライダーにとっては心強い味方となってくれるはずだ。

ハブはMICRO SPLINEとHG Lに対応する (c)シマノ 
シンプルなアルミ製チューブレスホイールが登場した (c)シマノ
シマノ RD-RX827 –ワイヤレスリアディレーラー
ケージ:SGS
テクノロジー:SHIMANO SHADOW ESテクノロジー、オートマチックインパクトリカバリー
対応カセット:10-51T(12s)
重量:449g
価格:70,602円(税込)
シマノ BL-RX825-L - 油圧ディスクブレーキレバー
仕様:1x12速用 左ブレーキレバー
価格:28,216円(税込)
シマノ WH-RX180-TL-700C - チューブレス アルミ製ホイール
フリーボディ:MICRO SPLINE、HG Lスプライン
リム内幅:25mm
リム:フックド
重量:2,105g(HG Lスプライン)、2,113g(MICRO SPLINE)
価格:33,106円(税込)

6月2日に最高峰MTBコンポーネンツ”XTR”のモデルチェンジ発表を皮切りに、DEORE XTとDEOREの新型をローンチしたシマノ。今度はグラベルコンポーネンツ”GRX”の最新モデル「RX827」を発表し、さらに快進撃を続ける。
GRX827のキーポイントはフルワイヤレス電動変速。XTRで新たな境地を切り拓いたシマノはとどまることなく、グラベル、ひいてはドロップバー用コンポーネンツまでにワイヤレスを波及させたことになる。今回の発表では1x12速用リアディレイラー”RD-RX827”と、ブレーキ専用レバー”BL-RX825-L”、アルミホイールの”WH-RX180-TL-700C”がラインアップに追加された。
リアディレイラー:RD-RX827

ワイヤレス変速の中心となるリアディレイラー”RD-RX827”は、従来の12速ワイヤレスシフトレバー(ST-RX825)に対応。ST-RX825には2つのシフトパドルとフード内側のエクストラボタン、計3つのシフトスイッチが備えられており、それぞれに変速動作を割当可能。そしてオプションの追加スイッチを組み込めば、ハンドルの上側やドロップ部、エアロバーでも変速が可能となる。
現在ST-RX825を使用しているユーザーであれば、ディレイラーのみの交換でフルワイヤレスに換装することができ、その恩恵を受けられる。


ディレイラー自体の設計には、XTRの開発で得た知見を余すことなく取り入れている。フルワイヤレス電動変速のシステムはもちろんのこと、ロープロファイルウェッジデザインなどボディ形状も技術を継承。特にチェーンスタビライザーがディレイラー前方にシームレスに組み込まれ、障害物にヒットしにくくなっている。
さらに「オートマチックインパクトリカバリー」も採用する。これは万が一ディレイラーに障害物が当たった場合、ディレイラーが後方にスリップするというもの。その後は自動的に元の位置に戻るため、そのまま走りつづけられる。

他にも幅広いリンク構造による堅牢性向上や異物を巻き込まないプーリーで耐久性を大幅に高めた。バッテリーは本体内部に収納されるため、荒れたグラベルでも脱落しにくくなっている。航続距離は700km〜1000km(走行条件によって異なる)。
仕様はSGS(ロングケージ)の1種類のみ。カセットスプロケットはDEORE XTの10-51T、チェーンリングの組み合わせは40Tもしくは42Tで、クランクはFC-RX820に対応する。重量は449g。価格は70,602円(税込)。
ブレーキレバー:BL-RX825-L

フロントシングル前提のディレイラーと同時に、シフトパドルをオミットしたブレーキレバーのBL-RX825-Lもローンチされた。このブレーキ専用レバーはボタンを減らすことで、より軽量でシンプルなレバーを実現。すっきりとしたコックピットを構成したい方にはおすすめだ。
ブラケットやレバーの形状は従来モデルを踏襲しており、優れた握りやすさは健在。グラベルライドに最適なエルゴノミクス設計かつ、フレアしたハンドルバーにもフィットする。レバーはアンチスリップ加工が施されており、荒れた路面の走行でも確実なレバー操作が可能となっている。価格は28,216円(税込)。
チューブレスアルミホイール:WH-RX180-TL-700C

新型ディレイラーと同時にシマノはアルミ製グラベルホイールも発表した。RX180ホイールはフックドリムのチューブレス対応モデルで、内幅25mm、対応タイヤは32mm〜50mmというトレンドに沿った設計が行われていることが特徴。
さらにRX180に搭載されているハブはマイクロスプラインとHGのフリーボディの切り替えが可能となっている。リア10速、11速、12速のドライブトレイン全てに対応可能で、あらゆるライダーが選びやすいホイールを実現している。
重量は2,105g(HG Lスプライン)、2,113g(マイクロスプライン)。価格は33,106円(税込)となっており、荒れたグラベルを走行するライダーにとっては心強い味方となってくれるはずだ。


シマノ RD-RX827 –ワイヤレスリアディレーラー
ケージ:SGS
テクノロジー:SHIMANO SHADOW ESテクノロジー、オートマチックインパクトリカバリー
対応カセット:10-51T(12s)
重量:449g
価格:70,602円(税込)
シマノ BL-RX825-L - 油圧ディスクブレーキレバー
仕様:1x12速用 左ブレーキレバー
価格:28,216円(税込)
シマノ WH-RX180-TL-700C - チューブレス アルミ製ホイール
フリーボディ:MICRO SPLINE、HG Lスプライン
リム内幅:25mm
リム:フックド
重量:2,105g(HG Lスプライン)、2,113g(MICRO SPLINE)
価格:33,106円(税込)
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