2025/02/07(金) - 08:20
1級山岳で争われたボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第2ステージで、バーレーン・ヴィクトリアスがワンツーフィニッシュ。サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)が勝利し、13位のマティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック)が総合首位を守った。

バレンシアオレンジ畑を駆け抜けるプロトン photo:CorVos

ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ2025第2ステージ Volta a la Comunitat Valenciana
スペイン第3の都市バレンシアで開催中のプロシリーズ初戦、ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナは2日目を迎えた。ロードレース初戦であるこの日は、バレンシアの南に位置するラ・ヌシアから周辺の山岳地帯を巡る166km。終盤に2つの2級山岳を越え、最後は平均勾配9.6%の1級山岳ベニファトの頂上を目指す。
大会唯一の山頂フィニッシュで争われた戦いで注目されたのは、ジェイコ・アルウラーの新エースであるベン・オコーナー(オーストラリア)やジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)。前日のチームタイムトライアルで勝利し、総合リーダージャージを着るマティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック)が先頭でスタートは切った。
獲得標高差3,706mのレースで逃げを打ったのは、26歳にしてプロデビューしたカンタン・ベザ(フランス、ワグナー・バザンWB)を含む5名。最大4分のリードを得た逃げ集団だったが、レース後半に入るとUAEチームエミレーツXRGがメイン集団のペースを上げる。残り24kmで逃げグループを吸収したプロトンは、引き続きUAEがハイテンポでライバルたちにプレッシャーをかけた。

アタックを試みたトビアス・フォス(ノルウェー、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos
そのため人数が徐々に絞られていき、残り17km地点からトビアス・フォス(ノルウェー、イネオス・グレナディアーズ)がアタック。20秒差をつけた元TT世界王者に対し、アルメイダが自ら追いかける。しかし最終山岳の手前である残り6.5km地点でフォスに合流したのは、ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)とイバン・ロメオ(スペイン、モビスター)の2名だった。
1級山岳ベニファトに入るとフォスが先頭集団から遅れ、追走集団ではアルメイダとブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG)が先頭で追いかける。そして急勾配区間の残り500mから、追走集団で脚を溜めていたサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)がアタック。ブイトラゴはアルメイダらを引き離し、単独先頭で踏み続けたビルバオに追いつく。
アルメイダの猛追を確認したブイトラゴは、ビルバオも抜き去り、ステージ優勝を飾った。そしてビルバオが9秒遅れの2位に入ったため、バーレーンはワンツーフィニッシュを達成した。

アタックを成功させ、今季初勝利を飾ったサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos
「今シーズンを勝利でスタートできてとても嬉しい。僕個人はもちろん、チームとしても価値ある勝利だ。チーム全員が素晴らしい走りをしたおかげ。この結果は残りのシーズンに向けた自信になる」と喜んだブイトラゴ。今年は新加入のレニー・マルティネス(フランス)と共にツール・ド・フランスへの出場が内定している。
ヴァチェクは57秒遅れの13位でフィニッシュし、2秒差で辛うじて総合首位キープに成功。翌日も終盤に1級山岳を越える山岳ステージのため、ステージ優勝と共に総合争いが注目される。


スペイン第3の都市バレンシアで開催中のプロシリーズ初戦、ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナは2日目を迎えた。ロードレース初戦であるこの日は、バレンシアの南に位置するラ・ヌシアから周辺の山岳地帯を巡る166km。終盤に2つの2級山岳を越え、最後は平均勾配9.6%の1級山岳ベニファトの頂上を目指す。
大会唯一の山頂フィニッシュで争われた戦いで注目されたのは、ジェイコ・アルウラーの新エースであるベン・オコーナー(オーストラリア)やジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)。前日のチームタイムトライアルで勝利し、総合リーダージャージを着るマティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック)が先頭でスタートは切った。
獲得標高差3,706mのレースで逃げを打ったのは、26歳にしてプロデビューしたカンタン・ベザ(フランス、ワグナー・バザンWB)を含む5名。最大4分のリードを得た逃げ集団だったが、レース後半に入るとUAEチームエミレーツXRGがメイン集団のペースを上げる。残り24kmで逃げグループを吸収したプロトンは、引き続きUAEがハイテンポでライバルたちにプレッシャーをかけた。

そのため人数が徐々に絞られていき、残り17km地点からトビアス・フォス(ノルウェー、イネオス・グレナディアーズ)がアタック。20秒差をつけた元TT世界王者に対し、アルメイダが自ら追いかける。しかし最終山岳の手前である残り6.5km地点でフォスに合流したのは、ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)とイバン・ロメオ(スペイン、モビスター)の2名だった。
1級山岳ベニファトに入るとフォスが先頭集団から遅れ、追走集団ではアルメイダとブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG)が先頭で追いかける。そして急勾配区間の残り500mから、追走集団で脚を溜めていたサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)がアタック。ブイトラゴはアルメイダらを引き離し、単独先頭で踏み続けたビルバオに追いつく。
アルメイダの猛追を確認したブイトラゴは、ビルバオも抜き去り、ステージ優勝を飾った。そしてビルバオが9秒遅れの2位に入ったため、バーレーンはワンツーフィニッシュを達成した。

「今シーズンを勝利でスタートできてとても嬉しい。僕個人はもちろん、チームとしても価値ある勝利だ。チーム全員が素晴らしい走りをしたおかげ。この結果は残りのシーズンに向けた自信になる」と喜んだブイトラゴ。今年は新加入のレニー・マルティネス(フランス)と共にツール・ド・フランスへの出場が内定している。
ヴァチェクは57秒遅れの13位でフィニッシュし、2秒差で辛うじて総合首位キープに成功。翌日も終盤に1級山岳を越える山岳ステージのため、ステージ優勝と共に総合争いが注目される。
ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ2025第2ステージ結果
1位 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) | 4:07:54 |
2位 | ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:09 |
3位 | ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG) | +0:13 |
4位 | ジェフェルソン・セペダ(エクアドル、モビスター) | +0:21 |
5位 | テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) | +0:24 |
6位 | イバン・ソーサ(コロンビア、エキポ・ケルンファルマ) | +0:25 |
7位 | ブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG) | +0:34 |
8位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | |
9位 | レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:39 |
10位 | イバン・ロメオ(スペイン、モビスター) | |
13位 | マティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック) | +0:57 |
個人総合成績
1位 | マティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック) | 4:48:10 |
2位 | ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG) | +0:02 |
3位 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:05 |
4位 | ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:16 |
5位 | テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) | +0:19 |
6位 | ブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG) | +0:27 |
7位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | +0:28 |
8位 | ジェフェルソン・セペダ(エクアドル、モビスター) | +0:30 |
9位 | イバン・ロメオ(スペイン、モビスター) | +0:48 |
10位 | レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:54 |
その他の特別賞
ポイント賞 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) |
山岳賞 | ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) |
ヤングライダー賞 | マティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック) |
チーム総合成績 | バーレーン・ヴィクトリアス |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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