ミズタニ自転車がサドルブランド「リフォルム」の取り扱いを開始する。競技スキーにおける熱成型ブーツの快適性を求めサドルの一部を熱成形可能とした、唯一無二のフィットを実現するHeat-Moldable Saddleを紹介しよう。



リフォルム SEYMOUR (c)ミズタニ自転車

スケートボードブランドLandyachtz(ランドヨッズ)を立ち上げた創業者の一人、Mike Perretenが立ち上げたサドルブランド”REFORM(リフォルム)”。彼がロードバイクで追い込んだ時に最も痛みが発生した場所がサドル周りで、そのストレスからサイクリストを解放するために立ち上げられたブランドだ。

サドルの快適性を向上するために、Perretenは競技スキーの経験から熱成型ブーツの快適性とパフォーマンス向上に着目。これらの知識と経験をもとに開発を進め、5年以上もの月日を要しリフォルムが追い求めるサドルを実現した。そしてこの度ミズタニ自転車が取り扱いを開始し、日本に届ける。

熱成型前(左)はピンポイントで圧力がかかっているが、熱成型後(右)は圧力が分散されている (c)ミズタニ自転車

リフォルムサドルでは荷重が集中するサドル後方のフレーム内部に電熱線を配置。左右の座骨が当たり体重が集中する部分を熱成型することで、既存サドルでは解消することが難しかった座面荷重を分散させ、快適性を向上させようという狙いだ。

熱成型の方法は、ACアダプタ(別売)をサドルに繋ぎ予熱を行ったのちローラー台の上でペダリングを行う。ACアダプタを外した後もペダリングを続けることで、理想のサドルが形作られていく。プロショップでポジションを相談しながら、成型を行うのがおすすめだ。

座面後方をワイドかつフラットに作り上げたショートノーズモデル (c)ミズタニ自転車

ラインアップはSEYMOUR(シーモア)とTANTALUS(タンタロス)の二種類。いずれもベースの形やレール素材が異なっており、ライディングスタイルに合わせたチョイスが可能となっている。

SEYMOURは荷重のかかる座面後方をワイドかつフラットに作り上げたショートノーズモデルだ。サドルにしっかりと体重をのせるペダリングスタイルのライダーに適しており、熱成型によって使いこんだレザーサドルのように体に馴染むフィット性の高さが魅力となっている。レールは継ぎ目のないループデザインのカーボン製で、高い剛性と重量197gという軽量性を実現した。価格は49,500円(税込)。

リフォルム TANTALUS (c)ミズタニ自転車

トラディショナルな形状なショートノーズサドル (c)ミズタニ自転車

リフォルム TANTALUS (c)ミズタニ自転車

TANTALUSは高いホールド性と安定したペダリングを実現するトラディショナルな形状なショートノーズサドル。不安定な路面でもスムースな体重移動が可能となっている。レールタイプは一般的な形式で、陽極酸化被膜処理とRAWタイプの2色が用意されている。価格は37,400円(税込)。

リフォルム AC Power supply (c)ミズタニ自転車



リフォルム SEYMOUR
サイズ:252 x 142mm
フレーム:カーボンファイバー/ナイロン
レール:カーボンファイバー 7×10mm ※
表皮:マイクロファイバー
パッド:ポリウレタン
重量:197g
価格:49,500円(税込)

リフォルム TANTALUS
サイズ:245 x 142mm
フレーム:カーボンファイバー/ナイロン
レール:チタニウム合金(陽極酸化被膜処理、RAW)
表皮:マイクロファイバー
パッド:ポリウレタン
重量:235g
価格:37,400円(税込)

リフォルム AC Power supply
入力:AC 100V-240V 50/60Hz 0.8A
出力:DC 20V 1.5A
サイズ:幅44mm×高さ72mm×厚さ29mm/34m(ACプラグ、DCケーブル除く)
コード長:約210cm(スイッチ部分含む)
価格:6,270円(税込)