5月6日(月・祝)に栃木県のモビリティリゾートもてぎで耐久レース“もてぎエンデューロ春”が開催される。速さを競うだけではなく、ビギナーからキッズまでどんな人もウェルカムなホビーイベントだ。仲間と共に春のモビリティリゾートもてぎを満喫しては?



もてぎエンデューロが春に帰ってきた

MotoGP日本グランプリを筆頭に、数々のモータースポーツイベントが開催されてきたサーキット、モビリティリゾートもてぎ。そのメインコースとなる全長4.8kmのヨーロピアンスタイルのロードコースを舞台として開催される自転車耐久レースが「もてぎエンデューロ」だ。

ここ数年はコロナ禍の影響もあり、中止もしくは秋大会のみの開催となっていたもてぎエンデューロだが、遂に今年春大会が復活することとなった。5月の大型連休最終日となる5月6日(月・祝)に、秋大会同様に最長6時間の耐久レースとして開催される。

もてぎ名物の直登区間。セレクションのかかる難所だ

万が一に備えてサーキットの救急車もスタンバイ
本物のサーキットピットでメンバーと交代


舞台となるモビリティリゾートもてぎは国際的なサーキットだけあり、コース幅も12m以上と広くレース初心者でも安全な走行を楽しめるのが大きな魅力。一方で、高速コーナーからヘアピンまで、バラエティに富む14ヶ所のコーナーが配置されたテクニカルなコースレイアウトは、レース慣れしたベテランにとっても楽しめるサーキットとなっている。

さらに、着替えや売店、お手洗いといった基本的な施設も充実しているため、レース準備やピットで待機の時間も快適に過ごすことができる。また、近年はモビリティリゾートの名の通り、グランピング施設なども充実。レースだけではない楽しみ方も広がっている。

広大なサーキットを駆け抜けよう

用意されるのは最長種目となる6時間エンデューロを筆頭に、4時間、2時間という3クラスのエンデューロレース、そして子供たちを対象としたキッズ&ひよこレースが開催される。そして、今年の目玉となるのが「フルマラソンライド」。自転車界No.1 YouTuber まさ/高倉正善がプロデュースするということで注目集まるこの新種目は、その名の通り42.195kmの完走を目指す初心者向けのイベントとなる。

周回数としては9周回(3.795km+8周)で、42.195km地点通過時(9周回目)のタイムを計測。表彰対象とはならないものの、完走者にはオリジナルの完走メダルが用意されている。制限時間は現在のフルマラソン世界記録となる「2時間00分35秒」。自転車で世界記録を目指す、ユニークな種目となっている。

ダイナミックな下りを行く

また、6時間と4時間エンデューロに参加するチームの中で、会社や職場単位のチームで参加する方は「企業対抗賞」へ、同じサイクルショップのスタッフやショップチームで参加する方は「ショップ対抗賞」へのエントリーも可能に。優勝チームはチャンピオンジャージが贈呈されるほか、次回の大会ゼッケンに会社のロゴが掲載されたり、オフィシャルサイトで企業PRやショップのPRが行えたりと、様々な特典が用意されている。

一方、レース未経験のライダーでも安心して楽しむことができるよう、ビギナー向けのクラスとして設定されるのが2時間エンデューロだ。こちらのカテゴリではエンデューロに参加する前に、プロによるバイクチェック、集団走行の方法や追い越し、声かけといった実践クリニック、そして模擬レースを体験してから、実際のサーキットデビューと、まさに初レースにはうってつけ。

ビギナー向けに集団走行に慣れるための事前講習が開かれる

完走者向けに用意されたメダル。かなり凝ったデザインです

2時間エンデューロはソロのみの種目となっている。ビギナークラス向けの回以外にも、プロライダーによる無料クリニックをはじめ、初心者が安心して参加できるような工夫がされているのがもてぎエンデューロの特徴だ。

エンデューロ種目に参加した方には、完走タイムに応じて色分けされたピンバッチが用意される"Honor of Enduro"、そして完走者全員にもてぎエンデューロのロゴを模した完走メダルの授与も行われる。仲間と力を合わせて走った記憶を、形あるものとして残せるのは嬉しいハズだ。

スタート前からやる気まんまんの子供たち

更に、ビギナーだけではなく、子供達にも広く門戸を開いているのもこの大会の魅力。エンデューロ種目には小学生から参加できるようになっている。更に、大人と混じっての走行に不安を感じる子供は保護者による伴走ができることも安心材料。伴走する保護者向けには専用の伴走ゼッケンが用意されるので、親子で安心してエンデューロを楽しむことができる。

そこに加えて、子供だけのキッズレースも開催される。小学校低学年までのキッズレース3kmと小学校高学年までのキッズレース4.8kmの2クラスに加え、4歳から参加できる1.5kmのひよこレースも用意される。高学年のレースはエンデューロと同じロードコースを、低学年とひよこレースは登りをショートカットした西コース1.5kmをそれぞれ2周と1周することになる。

家族全員で楽しめるひよこレース

見事な勝利を飾ったキッズには、もちろんメダルが贈られます!

各レースとも、先頭にはプロライダーが先導車として共に走ってくれるほか、最後尾から追走する形で保護者の方の付き添いも可能となっており、子供のレースデビューにもうってつけ。こどもの日(の振替休日)の開催ということもあり、もてぎエンデューロ春の主役は彼らに違いない。

家族や仲間との思い出づくりに参加する人、競技として記録にチャレンジするライダーやチーム、トレーニングとして参加するライダー。職場や学校、地域の仲間に誘われてレクリエーションとして参加する人もいれば、コスプレでとにかく目立ちたい人だって大丈夫!子どもから大人、ビギナーからベテランまで、とにかく誰でも楽しめるイベントがもてぎエンデューロだ。

エントリー受付中! 4月9日(火)まで

春のサーキットを楽しむ1日。ぜひ参加してみては。

さて、そんな魅力いっぱいのもてぎエンデューロ春のエントリーは既に開始されており、締切は10月28日(金)(※JTBは10月23日(日)まで)となっている。申込方法はスポーツエントリー内の申込みページより。駐車場についても、併せて必要台数を申し込もう。



第10回もてぎエンデューロ春
開催日:2024年5月6日(月・祝)
場所:栃木県モビリティリゾートもてぎ
参加資格:6才以上の健康な男女
種目:2・4・7時間エンデューロ、キッズレース、ひよこレース
参加費:3,000円(ひよこレース)~60,000円
申込締切:4月9日(火)