日本から4名が出場したアジア選手権ロードレース女子エリート。ティタット・グエン(ベトナム)が2連覇を達成し、樫木が日本人最上位の30位、川口は40位、植竹は60位、岩元は66位で完走を果たした。



女子エリートに出場した樫木祥子(オーエンス)や川口うらら(TEAM TATSUNO)ら4名 photo:JCF

最終日を翌日に控えた6月12日(月)、タイのラヨーンで2023年アジア選手権の女子エリートロードレースが行われた。平坦路の109kmで争われたレースを集団スプリントで制したのはティタット・グエン(ベトナム)だった。

グエンは今年ワールドチームであるイスラエル・プレミアテック・ローランドに加入した30歳。2018年のドワルス・ドール・デ・ウェストフーク(UCI1.1)では若きロレーナ・ウィーベス(オランダ、現SDワークス)とエリーザ・バルサモ(イタリア、現トレック・セガフレード)を退け勝利を挙げたアジア屈指のスプリンターだ。グエンにとってこれが2018年、22年に続く、2年連続3度目のアジア王座獲得となった。

日本人最高位となる30位でフィニッシュした樫木祥子(オーエンス) photo:JCF
出場した全員が完走を果たした女子の日本選手団 photo:JCF


日本人最高位はタイム差ゼロでフィニッシュした樫木祥子(オーエンス)の30位で、川口うらら(TEAM TATSUNO)は40位、植竹海貴(Y’s Road)は60位、岩元杏奈(宮崎県スポーツ協会/PEARL iZUMi)は66位で完走を果たしている。

本日6月13日(火)は男子エリートのロードレースが行われ、これが5年振りとなる新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)や、JCL TEAM UKYOの山本大喜、岡篤志、小石祐馬、留目夕陽(EFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチーム)の5名が出場する。
アジア選手権ロードレース2023女子エリート結果
1位 ティタット・グエン(ベトナム) 2:51:41
2位 ジアジュン・サン(中国)
3位 ジュタティップ・マネーファン(タイ)
30位 樫木祥子(オーエンス)
40位 川口うらら(TEAM TATSUNO)
60位 植竹海貴(Y’s Road) +0:11
66位 岩元杏奈(宮崎県スポーツ協会/PEARL iZUMi) +1:25
text:Sotaro.Arakawa
photo:JCF