プレミアムパーツブランドのカデックスがグラベル向けのドロップハンドル"GX"をリリース。ホイールの開発で培ったカーボン技術を駆使し達成した190gという重量や、ショートリーチ、バックスイープ、大きくフレアした設計、握りやすいD型断面の形状など、グラベルライドを快適に過ごせる設計が魅力だ。



カデックス GX HANDLEBARカデックス GX HANDLEBAR (c)カデックス
世界選手権も開催されるようになり、年々人気が高まるグラベル。スチールのビスポークバイクを徹底的にカスタマイズしアドベンチャー的に遊んだり、ロードのように最新の技術を駆使したハイエンドカーボンバイクで順位を競ったりと様々な遊び方ができるカテゴリーとして、幅広い層のサイクリスト、ブランドから注目を集めている。

ロードレースやトライアスロンのパーツからスタートしたプレミアムブランドのカデックスもその一つであり、高性能ホイールのAR35やタイヤを揃え、そのラインアップに今回カーボンハンドル"GX"を加える。カーボンハンドルは軽量ロード向けのRace、オールロード向けのARに次ぐ第3弾であり、ARよりもオフロードに適した設計が施されたことがGXの特徴だ。

大きなフレアとアウトスイープ、バックスイープが与えられている大きなフレアとアウトスイープ、バックスイープが与えられている (c)カデックス
ショートリーチとコンパクトなシャロードロップでポジションの切り替えが行いやすくなっているショートリーチとコンパクトなシャロードロップでポジションの切り替えが行いやすくなっている (c)カデックス
特に際立つ設計はARの倍である16°のフレア角。アウトスイープも5°と大きくとることで、ドロップ部をワイドなスタンスで握ることを可能とした。さらにバーエンドが40mmも延長されており、握れるエリアが広くなっていることもポイントだ。荒れた路面でのダウンヒルでも高いコントロール性を発揮するハンドルバーに仕上げられている。

ハンドルのトップ部はD型断面とし、バックスイープを5°に設定。握り込みやすく、かつ手首が自然な角度となる作りによって快適性が向上しているという。また、リーチは70mm、ドロップは115mmとコンパクトに作られ、ライディングポジションを素早く切り替えられることも特徴の一つだ。

また、カーボンのワンピース構造もGXの魅力。通常のハンドルバーはトップ部とドロップ部を接着剤で接合しているが、GXではハンドルバー全体をT800とT1000というカーボンを緻密にレイアップし一体成形することで、引っ張り強度を高めながらも420mm幅で190gという重量を実現させた。絶え間なく路面から衝撃が加わるグラベルライドにおいて、軽量にもかかわらず高い強度のハンドルはアドバンテージとなる。バーエンドはシマノDI2のバーエンド型ジャンクション(EW-RS910)に対応。価格は60,500円(税込)。

フレアとアウトスイープによってコントロール性を高めているフレアとアウトスイープによってコントロール性を高めている (c)カデックス
アグレッシブなダウンヒルでも優れたコントロール性を発揮するカデックス GXアグレッシブなダウンヒルでも優れたコントロール性を発揮するカデックス GX (c)カデックス


カデックス GX HANDLEBAR
クランプ径:31.8mm
トップ幅:400mm、420mm、440mm
エンド幅:466mm、486mm、506mm
フレア角:16°
アウトスイープ:5°
バックスイープ:5°
ドロップ:115mm
リーチ:70mm
重量:185g (400mm)、190g (420mm)、195g (440mm)
価格:60,500円(税込)

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