世界最高峰の舞台、ツール・ド・フランスは、機材メーカーにとっても頂点をかけた戦いの場だ。新型バイクに、新型パーツ、スペシャルペイント。各社がしのぎを削る機材戦争の場で、ひときわ採用率の高いブランドがある。それがFSA、そしてヴィジョンだ。実に8チームが同社のプロダクトを採用するというこの事実が、彼らの信頼される理由を物語っている。現地からのレポートでお伝えしたい。

ツール第2週でマイヨジョーヌを着たベン・ヒーリー(アイルランド、EFエデュケーション・イージーポスト)。彼のバイクにはヴィジョンのMetron RSホイールとFSAのK-FORCEクランクが搭載される photo:CorVos
プロユースという甘美な響きに我々一般ライダーはつい惹かれてしまう。世界のトップライダーと同じ機材が手に入ることは、自転車界のロマンある一面。彼らがこぞって使うギアたちは、とかく一目置かれるものだ。
現在開催されているツール・ド・フランスは、選手たちの熱戦の傍らで、シーズンを通して最も機材戦争に火がつく舞台だ。各メーカーは1年を通して最も注目が集まる世界最大の自転車レースに向けてニューモデルやスペシャルペイントのバイクを投入し、世界各国から集まったメディア陣がその写真や映像を通して世界に発信する。

今年発表され、ストラーデビアンケから実戦投入されたMetron RSホイール。カーボンスポークを採用し、60mmハイトでペア1300g台をマークする photo:Yufta Omata 
パワーメーターを装備したPOWERTBOX K-FORCEクランク。実に5チームが採用している photo:Yufta Omata 
METRONシリーズに代表されるハンドルバー。TTを含めれば5チームが採用する photo:Yufta Omata

第3ステージ。フィニッシュまで残り2km地点の集団先頭。位置取り争いが激化しているが、よく見るとどのチームもFSA/ヴィジョン採用チームだ photo:Yufta Omata
そんなパドックで存在感を放っているのがFSA、そしてヴィジョンのコンポーネントたちだ。メタリックロゴが光るカーボンスポーク採用の新型ホイール「Metron RS」は実に4チームが採用し、パワーメーターを搭載したPOWERBOX K-FORCEクランクは5チームが、METRON 5Dに代表されるハンドルバーは5チームが採用するという人気っぷりを誇っている。
トップチームを支えるFSAとヴィジョンのプロダクト

プロユースという甘美な響きに我々一般ライダーはつい惹かれてしまう。世界のトップライダーと同じ機材が手に入ることは、自転車界のロマンある一面。彼らがこぞって使うギアたちは、とかく一目置かれるものだ。
現在開催されているツール・ド・フランスは、選手たちの熱戦の傍らで、シーズンを通して最も機材戦争に火がつく舞台だ。各メーカーは1年を通して最も注目が集まる世界最大の自転車レースに向けてニューモデルやスペシャルペイントのバイクを投入し、世界各国から集まったメディア陣がその写真や映像を通して世界に発信する。




そんなパドックで存在感を放っているのがFSA、そしてヴィジョンのコンポーネントたちだ。メタリックロゴが光るカーボンスポーク採用の新型ホイール「Metron RS」は実に4チームが採用し、パワーメーターを搭載したPOWERBOX K-FORCEクランクは5チームが、METRON 5Dに代表されるハンドルバーは5チームが採用するという人気っぷりを誇っている。
ツール・ド・フランス2025出場チーム FSA/ヴィジョン使用実績
ツール2025出場チーム | クランク | ホイール | ハンドルバー |
---|---|---|---|
EFエデュケーション・イージーポスト | ◯ | ◯ | ◯ |
アルケア・B&Bホテルズ | ◯ | ◯ | - |
バーレーン・ヴィクトリアス | - | ◯ | ◯ |
XDSアスタナ | - | ◯ | ◯ |
イスラエル・プレミアテック | ◯ | - | - |
ロット | ◯ | - | ◯ |
ウノエックスモビリティ | ◯ | - | - |
ヴィスマ・リースアバイク | - | - | ◯ |
上のリストからも読み取れるように、FSAとヴィジョンは紛れもなくワールドクラスのコンポーネントブランドであり、そんな両ブランドのストーリーにスポットライトを当てるのが、本稿の役目である。まずは、開催中のツール・ド・フランスで、いかに同社製プロダクトが信頼され、使用されているのかを取り上げようと思う。

23チーム中、実に8チームがFSA/ヴィジョンの製品を採用している。パドックでその様子を見て回った photo:Yufta Omata
過去にステージ優勝を経験しているカスパー・アスグリーン(EFエデュケーション・イージーポスト)をして、「ツールのレベルはどんどん上がっている」と語る2025年のツール・ド・フランス。第10ステージまで続いた長い第1週目には、ほとんど山岳ステージは設定されず、クラシックレースのような日々が続いたことが印象に残る。
この世界最高峰のレースに臨んだのは、23のワールドチーム&プロチーム。そのうち、FSA/ヴィジョンのプロダクトをエキップメントに採用しているのは8チームにのぼった。ハンドルバー・クランクセット・ホイールといずれも走りに直結するパーツを、全体の1/3を超えるチームがこぞって使用していることに、ブランドへの信頼がうかがえる。
2025年ツールの現場から、FSA/ヴィジョン製品を採用しているチームを、選手のコメントを交えながら紹介しよう。

第6ステージで優勝し、第10ステージではマイヨジョーヌを獲得したベン・ヒーリー(EFエデュケーション・イージーポスト) photo:CorVos
プロトンに新たなカルチャーを持ち込むEF。今年のツールでは第6ステージでベン・ヒーリー(アイルランド)がステージ優勝、第10ステージではマイヨジョーヌを獲得するという大活躍を見せている。休息日を経て第11ステージには真っ黄色のキャノンデールがプレゼントされ、黄色いロゴになったMetron RSもレースを彩った。
ツール現地パドックレポート
全出場チームの1/3がFSA+ヴィジョン製品を使う

過去にステージ優勝を経験しているカスパー・アスグリーン(EFエデュケーション・イージーポスト)をして、「ツールのレベルはどんどん上がっている」と語る2025年のツール・ド・フランス。第10ステージまで続いた長い第1週目には、ほとんど山岳ステージは設定されず、クラシックレースのような日々が続いたことが印象に残る。
この世界最高峰のレースに臨んだのは、23のワールドチーム&プロチーム。そのうち、FSA/ヴィジョンのプロダクトをエキップメントに採用しているのは8チームにのぼった。ハンドルバー・クランクセット・ホイールといずれも走りに直結するパーツを、全体の1/3を超えるチームがこぞって使用していることに、ブランドへの信頼がうかがえる。
2025年ツールの現場から、FSA/ヴィジョン製品を採用しているチームを、選手のコメントを交えながら紹介しよう。
EFエデュケーション・イージーポスト:ホイール、クランク

プロトンに新たなカルチャーを持ち込むEF。今年のツールでは第6ステージでベン・ヒーリー(アイルランド)がステージ優勝、第10ステージではマイヨジョーヌを獲得するという大活躍を見せている。休息日を経て第11ステージには真っ黄色のキャノンデールがプレゼントされ、黄色いロゴになったMetron RSもレースを彩った。
チームきっての「機材オタク」であるカスパー・アスグリーン(デンマーク)は新しくなったMetron RSホイールが気に入っているようだ。
「Metron RS 45はここ数ヶ月乗っていて、前モデルのSLよりも大きなアップデートがされていると感じています。軽量になり、そしてワイドになりましたが、これによりコーナーでタイヤの性能を存分に活かせます。そしてこのツールから60も使い始めましたが、これもまた好感触です。前モデルと比べて加速の掛かりがいいんです」と新型ホイールに満足げな様子。

アルケア・B&BホテルズはFSA/ヴィジョンのホイールとクランクセットを使用する photo:Yufta Omata
フランスのワールドチーム、アルケア・B&Bホテルズもこのツールの第1週目を成功裏に終えたチームと言えるだろう。なんといってもチームのエース、ケヴィン・ヴォークランのマイヨ・ブラン着用と総合上位は、フランス国民の注目を集めた。地元を走った第1週目ではツール全参加選手中、最も応援が多かったのが彼だと言っても過言ではない。
チームはMetron RSホイールセットとクランクセットを採用。ヴォークランのようなパンチャーからアルノー・デマール(フランス)のようなスプリンターまで、強大なパワーを着実に伝達する足回りを担う。

バーレーン・ヴィクトリアスはヴィジョンのハンドル&ホイールを採用 photo:Yufta Omata
フランス期待のクライマーであり、第1週目の終わりに見事マイヨ・ブランアポワルージュを獲得したレニー・マルティネスを擁するバーレーン・ヴィクトリアスはハンドルとホイールにヴィジョン製品を採用。チームバイクのメリダはFSA/ヴィジョンとの結び付きも強く、市販バイクにも多く同社製品を使用している。
集団スプリントとなった第3ステージでメルリール、ミランの2大巨頭に次いで3位に入ったのがスプリンターのフィル・バウハウス(ドイツ)だ。
「このツールから新しいホイール(RS)を使い始めましたが、速さを感じます。前モデルも良かったですが、このホイールではトラブル知らずだったので信頼しています。ハンドルバーもすごく気に入っていますよ」と言う。空力を重視するスプリンターらしくハンドルは380mmをチョイスしていた。

クレマン・シャンプッサン(フランス)は別体式のハンドル&ステムが好みとのこと photo:Yufta Omata
今シーズン前半の話題をさらったXDSアスタナ。コンスタントな上位入賞リザルトを支えるのがFSA/ヴィジョンのエキップメントで、チームはハンドルバーとホイールを使用する。今ツールではステージトップ10入りが数度とまだ大きな成績を挙げられていないが、経験豊富な選手が揃うチームは後半戦に巻き返してくるだろう。
「自分向きのステージでいい逃げに入って結果を出したい」と語るのはチームのパンチャーであるクレマン・シャンプッサン(フランス)。チームの中では唯一メトロンの一体型ハンドルを使わず、ハンドル・ステムのコンビネーションを用いている選手だが、「今はこっちのほうが好きなんだ。特別な理由があるわけじゃないけど、具合がいいからね」とちょっとしたこだわりも。

スラエル・プレミアテックはFSAのクランクセットを採用 photo:Yufta Omata
トラックバイクのようなファクターのプロトバイクが話題をさらうイスラエル・プレミアテックだが、クランクセットは信頼の置けるFSA製品を採用する。第8ステージではエーススプリンターのパスカル・アッカーマン(ドイツ)がステージ4位に食い込んだ。チームにとっては新生ジョセフ・ブラックモアは難関山岳ステージ(第10ステージ)で6位に食い込んだのはいい知らせ。次代のマイヨ・ブラン候補だ。

メインのクランクセットはFSAのPowerbox K-Force Team Edition photo:Yufta Omata
ベルギーのプロチーム、ロットはFSAのクランクセットをメインに使用。アルノー・ドゥリー(ベルギー)が第9ステージでメルリール、ミランに次いで3位入賞を果たした。こうしてみるとスプリンターチームによく採用されている印象があるが、それだけパワフルなスプリントを受け止める剛性に富んだクランクだということでもあろう。

ウノエックスモビリティはクランクセットを使用。スピードマン揃いだけにチェーンリングもエアロ仕様 photo:Yufta Omata
ノルウェーのプロチーム、ウノエックスモビリティはスピードマンを揃えるチーム。セーアン・ヴァーレンショルト(ノルウェー)が大会序盤に好調さを見せ、第1ステージ3位、第3ステージ4位と勝利まであと一歩のところに迫った。そして11ステージ、たった29日前の鎖骨骨折から復活したヨナス・アブラハムセン(ノルウェー)が逃げ切り勝利を挙げ、ついにチーム創設史上初となるグランツールのステージ優勝をかっさらった。
チームが使うのはFSAのクランクセット。スピードマン中心のチームゆえに、超エアロ形状が目立つリドレーのNOAH FASTを使い、チェーンリングもロゴの目立つ「Aero chainring」が多く使われている模様。ほか機材も全てエアロ重視と、非常にユニークなマシンセットアップだ。

ヴィスマ・リースアバイクはヴィジョンのハンドルバーを使用。マッテオ・ジョーゲンソンはメトロンTFEプロ P5で第5ステージの個人TTを走った photo:Yufta Omata
FSA/ヴィジョンは今年も2年前の総合優勝チームであるヴィスマ・リースアバイクをサポートする。
チームは未発表の新型クライミングバイク「P5」をこのツールに投入しているが、このバイクにはサーヴェロの一体型ハンドルが装備されていることが確認済みだ。しかしヴィンゲゴーは旧型のR5をこのツールに持ち込んでおり、そこにはメトロンが装着されていた。

セカンドバイクとしてチームカーに積まれているヴィンゲゴーのR5にはヴィジョンのハンドルがアッセンブルされる photo:Yufta Omata
険しい山岳ステージでタイムを稼ぎたいヴィンゲゴーにとって重要なバイクにヴィジョンのハンドルが装備されていることの意味は小さくない。また、サーヴェロのタイムトライアルバイクP5の専用設計となるTTエアロバー「メトロンTFEプロ P5」が装備される。
機材という視点からツール・ド・フランスを見れば、FSA/ヴィジョンの存在感はもはや無視できないものとなっている。だが、彼らがここまで多くのプロチームから支持される理由は、単なる性能やデザインだけではない。
続く後編では、FSA本社のキーパーソンへのインタビューを通じて、ブランドの哲学や開発の裏側に迫る。彼らは何を思い、どこを目指しているのか。その言葉を聞いた。
「Metron RS 45はここ数ヶ月乗っていて、前モデルのSLよりも大きなアップデートがされていると感じています。軽量になり、そしてワイドになりましたが、これによりコーナーでタイヤの性能を存分に活かせます。そしてこのツールから60も使い始めましたが、これもまた好感触です。前モデルと比べて加速の掛かりがいいんです」と新型ホイールに満足げな様子。
アルケア・B&Bホテルズ:ホイール、クランク

フランスのワールドチーム、アルケア・B&Bホテルズもこのツールの第1週目を成功裏に終えたチームと言えるだろう。なんといってもチームのエース、ケヴィン・ヴォークランのマイヨ・ブラン着用と総合上位は、フランス国民の注目を集めた。地元を走った第1週目ではツール全参加選手中、最も応援が多かったのが彼だと言っても過言ではない。
チームはMetron RSホイールセットとクランクセットを採用。ヴォークランのようなパンチャーからアルノー・デマール(フランス)のようなスプリンターまで、強大なパワーを着実に伝達する足回りを担う。
バーレーン・ヴィクトリアス:ハンドルバー、ホイール

フランス期待のクライマーであり、第1週目の終わりに見事マイヨ・ブランアポワルージュを獲得したレニー・マルティネスを擁するバーレーン・ヴィクトリアスはハンドルとホイールにヴィジョン製品を採用。チームバイクのメリダはFSA/ヴィジョンとの結び付きも強く、市販バイクにも多く同社製品を使用している。
集団スプリントとなった第3ステージでメルリール、ミランの2大巨頭に次いで3位に入ったのがスプリンターのフィル・バウハウス(ドイツ)だ。
「このツールから新しいホイール(RS)を使い始めましたが、速さを感じます。前モデルも良かったですが、このホイールではトラブル知らずだったので信頼しています。ハンドルバーもすごく気に入っていますよ」と言う。空力を重視するスプリンターらしくハンドルは380mmをチョイスしていた。
XDSアスタナ:ハンドルバー、ホイール

今シーズン前半の話題をさらったXDSアスタナ。コンスタントな上位入賞リザルトを支えるのがFSA/ヴィジョンのエキップメントで、チームはハンドルバーとホイールを使用する。今ツールではステージトップ10入りが数度とまだ大きな成績を挙げられていないが、経験豊富な選手が揃うチームは後半戦に巻き返してくるだろう。
「自分向きのステージでいい逃げに入って結果を出したい」と語るのはチームのパンチャーであるクレマン・シャンプッサン(フランス)。チームの中では唯一メトロンの一体型ハンドルを使わず、ハンドル・ステムのコンビネーションを用いている選手だが、「今はこっちのほうが好きなんだ。特別な理由があるわけじゃないけど、具合がいいからね」とちょっとしたこだわりも。
イスラエル・プレミアテック:クランクセット

トラックバイクのようなファクターのプロトバイクが話題をさらうイスラエル・プレミアテックだが、クランクセットは信頼の置けるFSA製品を採用する。第8ステージではエーススプリンターのパスカル・アッカーマン(ドイツ)がステージ4位に食い込んだ。チームにとっては新生ジョセフ・ブラックモアは難関山岳ステージ(第10ステージ)で6位に食い込んだのはいい知らせ。次代のマイヨ・ブラン候補だ。
ロット:クランクセット、ハンドルバー

ベルギーのプロチーム、ロットはFSAのクランクセットをメインに使用。アルノー・ドゥリー(ベルギー)が第9ステージでメルリール、ミランに次いで3位入賞を果たした。こうしてみるとスプリンターチームによく採用されている印象があるが、それだけパワフルなスプリントを受け止める剛性に富んだクランクだということでもあろう。
ウノエックスモビリティ:クランクセット

ノルウェーのプロチーム、ウノエックスモビリティはスピードマンを揃えるチーム。セーアン・ヴァーレンショルト(ノルウェー)が大会序盤に好調さを見せ、第1ステージ3位、第3ステージ4位と勝利まであと一歩のところに迫った。そして11ステージ、たった29日前の鎖骨骨折から復活したヨナス・アブラハムセン(ノルウェー)が逃げ切り勝利を挙げ、ついにチーム創設史上初となるグランツールのステージ優勝をかっさらった。
チームが使うのはFSAのクランクセット。スピードマン中心のチームゆえに、超エアロ形状が目立つリドレーのNOAH FASTを使い、チェーンリングもロゴの目立つ「Aero chainring」が多く使われている模様。ほか機材も全てエアロ重視と、非常にユニークなマシンセットアップだ。
ヴィスマ・リースアバイク:ハンドルバー

FSA/ヴィジョンは今年も2年前の総合優勝チームであるヴィスマ・リースアバイクをサポートする。
チームは未発表の新型クライミングバイク「P5」をこのツールに投入しているが、このバイクにはサーヴェロの一体型ハンドルが装備されていることが確認済みだ。しかしヴィンゲゴーは旧型のR5をこのツールに持ち込んでおり、そこにはメトロンが装着されていた。

険しい山岳ステージでタイムを稼ぎたいヴィンゲゴーにとって重要なバイクにヴィジョンのハンドルが装備されていることの意味は小さくない。また、サーヴェロのタイムトライアルバイクP5の専用設計となるTTエアロバー「メトロンTFEプロ P5」が装備される。
機材という視点からツール・ド・フランスを見れば、FSA/ヴィジョンの存在感はもはや無視できないものとなっている。だが、彼らがここまで多くのプロチームから支持される理由は、単なる性能やデザインだけではない。
続く後編では、FSA本社のキーパーソンへのインタビューを通じて、ブランドの哲学や開発の裏側に迫る。彼らは何を思い、どこを目指しているのか。その言葉を聞いた。
提供:ポディウム | text&photo:Yufta Omata