コンポーネントだけでなく、ウエアやシューズといったエキップメントも展開するシマノより、新作シューズが続々登場。ミドルグレードのグラベルモデル"RX6"やツーリングからトレッキング、シティライドまで幅広く使えるマルチユースな"EX"シリーズがラインアップに加わった。



シマノ RX6
シマノ RX6(グリーン)シマノ RX6(グリーン) (c)シマノ
ロードシューズの軽量性とパワー伝達性を失うことなく、グラベルを苦も無く歩ける歩行性を確保した一足として、シマノ初のグラベルシューズとして登場した"RX8"。ハイエンドなレーシングモデルに位置づけられるRX8の高い評価を受け、シマノはその性能をより身近に感じられるミドルグレードを用意することに。

RX6はまさしくRX8の直系モデルで、足を包み込むようなサラウンドラップアッパー構造や、1つのBoaダイヤルとつま先部のベルクロというクロージャ―構成など、多くの要素を受け継いでいる。

ウォークパッドには幅広かつ耐久性に優れたポリウレタン素材を採用ウォークパッドには幅広かつ耐久性に優れたポリウレタン素材を採用 (c)シマノ
一方で、より多くのサイクリストにマッチするようにリファインされている部分もあり、その最たる部分がアウトソールとなっている。フルカーボンソールを使用していたRX8に対し、RX6ではカーボン強化ナイロンソールを採用。剛性指数も8と、十分なペダリング効率を確保しつつ、足あたりの強すぎない剛性感に調整されている。

より歩きやすいように、ウォークパッドも幅広かつ耐久性に優れたポリウレタン素材を採用。ソールを覆う面積も増加しているため、岩場などでのグリップ力も増しているだろう。RX8がグラベルレースにフォーカスしたモデルとするなら、RX6はレースはもちろんのことアドベンチャーライドにも対応するバーサタイルな一足となっている。

シマノ RX6(ブラック)シマノ RX6(ブラック) (c)シマノシマノ RX6(グリーン)シマノ RX6(グリーン) (c)シマノ


BOAダイヤルはクリアカラーが特徴のL6Kモデルを採用。迅速かつ正確なフィッティングを可能としつつ、コストダウンにも寄与している。重量は274gとRX8比で9gの差に抑えているのもポイントだ。カラーはブラックおよびグリーンの2色展開で、価格は24,200円(税込)。

シマノ RX6
重量:274g
カラー:ブラック、グリーン
素材:アッパー:シンセティックレザー+メッシュ
   ソール:カーボンファイバー&強化ナイロン+ポリウレタン
価格:24,200円(税込)



シマノ EX7
シマノ EX7(ブラック)シマノ EX7(ブラック) (c)シマノ
新たにシマノのシューズラインアップに加わったのが、エクスプローラーカテゴリーに位置づけられる"EX"シリーズだ。スニーカーライクなデザインと歩行時の安定性とトラクションを重視した設計が特徴で、ツーリングやトレッキングからシティライドまで一足でカバーするマルチユースSPDシューズとなっている。

EX7はシリーズの中でもスポーティーなモデル。手軽に脱ぎ履きできる1Boaダイヤルクロージャ―がトレッキングシューズライクなデザインとマッチしている。アッパーはメッシュ素材とTPUを組合せ、夏場でも快適な靴内環境を保ちつつ、しっかりとした保護性能も確保。

歩行性能を向上させるため、新しくなったULTREAD EXソールを採用歩行性能を向上させるため、新しくなったULTREAD EXソールを採用 (c)シマノ
ソールには剛性指数5とされたグラスファイバー&強化ナイロンを採用し、ペダリング効率と歩きやすさを両立させている。また、歩行性能を向上させるため、新しくなったULTREAD EXソールを採用。つま先部分は50%広く、スタッドもサイズアップが図られた。

歩行時に最も力がかかる部分を避けてクリート位置が後方に配置され、不快なクリートのチャタリングを低減。また、歩行時の疲労を軽減するためにミッドソールとヒールのクッション性も大幅にアップするなど、歩きやすさの追求には余念がない。アッパーのメッシュ素材とミッドソールのクッション部の約2割にリサイクル素材を使用していることも特徴だ。カラーはブラックのみで、価格は22,440円(税込)。

シマノ EX7
重量:353g
カラー:ブラック
素材:アッパー:メッシュ+TPU
   ソール:グラスファイバー&強化ナイロン
価格:22,440円(税込)



シマノ EX3/EX3W
シマノ EX3(ネイビー)シマノ EX3(ネイビー) (c)シマノ
EX7と同時に発表されたもう一つのEXシリーズが、シューレースを採用することで歩きやすく街中に溶け込むデザインのEX3だ。よりカジュアルなデザインで、通勤や通学といったデイリーユースから街中を巡るようなシティライドにもぴったりな一足だ。

通気性に優れたメッシュアッパーをベースに要所をシンセティックレザーで補強することで、毎日履いても疲れない快適な履き心地とスタイルを実現。シュータン部にはシューレースをまとめるループが用意されており、ペダリング時にも邪魔にならない工夫がなされている。

衝撃吸収性に優れた多層式のEVAミッドソールにより歩きやすさを実現衝撃吸収性に優れた多層式のEVAミッドソールにより歩きやすさを実現 (c)シマノ
剛性指数4のグラスファイバー強化ナイロンのソールを衝撃吸収性に優れた多層式のEVAミッドソールで包み、路面と接するアウトソールにはEVAとラバーを組み合わせることで、軽さと歩きやすさを両立したシティーツーリングパターンが採用されている。

EX7同様、クリート位置は従来よりも後方に配置され、路面とクリートが接することが少ないような設計に。また、ミッドフットクリートはケイデンスがそれほど高くならないカジュアルなライドにおいては、より快適なポジションを実現してくれるという。

シマノ EX3(ブラック)シマノ EX3(ブラック) (c)シマノシマノ EX3W(グレーミント)シマノ EX3W(グレーミント) (c)シマノ


男性用のEX3に加え、女性用のEX3Wも同時に用意される。カラーはEX3がネイビーとブラックの2種類、EX3Wがグレーミントの1種類。価格はどちらも16,900円(税込)。

シマノ EX3
重量:354g
カラー:ネイビー、ブラック
素材:アッパー:メッシュ+シンセティックレザー
   ソール:グラスファイバー&強化ナイロン
価格:16,900円(税込)

シマノ EX3W
重量:291g
カラー:グレーミント
素材:アッパー:メッシュ+シンセティックレザー
   ソール:グラスファイバー&強化ナイロン
価格:16,900円(税込)



エントリーグレードの継続モデルにニューカラー登場

シマノ RC3W(ホワイト)シマノ RC3W(ホワイト) (c)シマノ
シマノ XC3(ホワイト)シマノ XC3(ホワイト) (c)シマノシマノ ET3(ブラック)シマノ ET3(ブラック) (c)シマノ


今回紹介した新製品の他に、継続モデルとなるエントリーラインのシューズにニューカラーが登場している。ロード用の女性用SPD-SLシューズの"RC3W"と、クロスカントリーMTB向けSPDシューズの"XC3"にホワイトが、ツーリング向けフラットシューズ"ET3"にブラックが、それぞれ追加されている。

シマノ RC3W
カラー:ホワイト
重量:226g
価格:15,400円(税込)

シマノ XC3
カラー:オリーブ, ホワイト, ブラック
重量:332g
価格:16,500円(税込)

シマノ ET3
カラー:ブラック
重量:332g
価格:9,350円(税込)
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