世界的にトレンドとなっているグラベルというジャンルのためにシマノが用意したコンポーネンツシリーズのGRX。そのラインアップにカーボンホイールWH-RX870が加わる。グラベルのトレンドでもある50Cまでのタイヤ装着に最適化した内幅25mmのワイドリムホイールだ。



シマノ GRX:WH-RX870シマノ GRX:WH-RX870 photo:Makoto AYANO / cyclowired.jp
世界的にトレンドとなり、楽しむサイクリストが増えているグラベルライド。非日常的なアドベンチャーやキャンプライドなど自由に気ままに楽しむ遊び方もあれば、超長距離のレースイベントでコンペティションにフォーカスしたり、お祭りを満喫したりと多様な楽しみ方が広がるジャンルだ。

グラベルライドのフィールドが多様になるにつれて、場所やシチュエーションごとに適したパフォーマンスでライドを楽しめるようにタイヤのバリエーションも同じように豊富となっている。今ではマウンテンバイク用のタイヤかと思わせるほど太い物も登場している。

カーボンリムを採用し軽量性を確保したカーボンリムを採用し軽量性を確保した
シマノはそのようなタイヤ幅の拡大と走るフィールドの変化に着目し、GRXシリーズに新たなホイール"WH-RX870"を開発した。機材とフィールドの変化に適応させ、「より速く、より遠く、より楽しく走るためのホイール」というコンセプトを実現するために、シマノはリム幅とタイヤ幅、空気圧、タイヤ横剛性の関係を研究を行ったという。

結果としてシマノはトレンドとなっているタイヤ幅32〜50Cに適したリム幅(内幅25mm、外幅30.7mm)を導き出し、WH-RX870に与えられた。この設計によってワイドタイヤを低圧で使用する際もタイヤの横剛性を確保することができ、グラベルでタイヤのパフォーマンスを引き出せるホイールを実現している。

ストレートプルのスポークを採用しているストレートプルのスポークを採用している
フリーボディはHGスプラインが採用されるフリーボディはHGスプラインが採用される
さらに、超長距離を走り続ける時にアドバンテージとなるリムの軽量性を獲得するために、WH-RX870ではGRXシリーズ初となるカーボンリムを採用した。リムハイトとのバランスを追求し、リム高さは32mmに設定されており、外周重量が軽量なホイールに仕上げられる。

もちろんチューブレス対応で、エンド幅は前100mm、後ろ142mm。スポークは前後ともに24本で、ストレートプルのスポークで構成される。フリーボディはHGスプライン(ロード12/11速対応)がアセンブルされる。平均重量は639g(フロント)、822g(リア)。税込価格は80,960円(フロント)、84,755円(リア)。

幅広のタイヤに適したリム幅が採用された。装着しているタイヤは45C幅広のタイヤに適したリム幅が採用された。装着しているタイヤは45C photo:Makoto AYANO / cyclowired.jp
シマノ GRX:WH-RX870シマノ GRX:WH-RX870 photo:Makoto AYANO / cyclowired.jp


シマノ GRX:WH-RX870
リム:高さ32mm、内幅25mm、外幅30.7mm
素材:カーボン
スポーク:24本、ストレートスポーク、寸法2.0-1.6-2.0
OLD:フロント100mm、リア142mm E-THRU
フリーボディ:HGスプライン(ROAD12/11速対応) ポールラチェット
タイヤ:チューブレス対応
推奨タイヤ幅:32-622(32C) ~ 50-622(50C)
平均重量:フロント639g、リア822g(クイックリリース、リムテープ、チューブレステープ、バルブ、ロックリング無し)
税込価格:フロント/80,960円、リア/84,755円
発売日:7月初旬予定
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