2年振りの開催となった第40回クラシカ・サンセバスティアンは、残り40kmで飛び出した小集団によるスプリント勝負に。ツールから好調を維持するマテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス)を下したニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・NIPPO)がプロ初勝利を飾った。



曇り空のサンセバスティアンの市街地をスタートしていく曇り空のサンセバスティアンの市街地をスタートしていく (c)Clasica San Sebastian
クラシカ・サンセバスティアン2021コースマップクラシカ・サンセバスティアン2021コースマップ (c)Clasica San Sebastianクラシカ・サンセバスティアン2021コースプロフィールクラシカ・サンセバスティアン2021コースプロフィール (c)Clasica San Sebastian

東京五輪男子ロードレースの熱戦から1週間後の土曜日に開催された第40回クラシカ・サンセバスティアン。熱狂的な自転車人気で知られるスペイン・バスク地方を舞台としたワンデーレースは、ビスケー湾に面した港湾都市サンセバスティアンを発着する223.5kmで争われた。

サンセバスティアンの中心街から山岳に向かうコースは、3級、2級、3級、2級、1級、2級とカテゴリーのついた6つの峠を越え、獲得標高差が3800mを超えるタフなレース。勝負所となるのは最大勾配が20%に及ぶ2級山岳ムルギル・トントラ(距離2.1km/平均10%)で、この山頂を越えると5kmの下りの後に3kmの平坦がフィニッシュまで続いていく。

昨年はコロナ禍で中止されたため2年振りの開催となったレースには、ディフェンディングチャンピオンのレムコ・エヴェネプール(ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ)は不出場ながらも、2018年王者のジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップや、ツール・ド・フランスを湧かせたヨナス・ヴィンゲゴー(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)、ジロ・デ・イタリアの覇者エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)などがラインアップ。その他にも東京五輪組のゴルカ・イサギレ(スペイン、アスタナ・プレミアテック)やバウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード)も参戦した。

予想に反しワールドチームが多く乗った16名の逃げ集団予想に反しワールドチームが多く乗った16名の逃げ集団 photo:CorVos
2カ月振りのレースで積極的な動きを見せたミケル・ランダ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)2カ月振りのレースで積極的な動きを見せたミケル・ランダ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos
先頭で逃げ集団を形成したのはブルゴスBHやエウスカルテル・エウスカディなどスペインのプロチームだけではなく、モビスターやバイクエクスチェンジといったワールドチームも揃う16名。しかし逃げ切りを警戒するトレック・セガフレードやイネオス・グレナディアーズが牽引するメイン集団は、タイム差を3分以内とタイトにコントロールした。

最後まで粘り強く逃げていたハビエル・ロモ(スペイン、アスタナ・プレミアテック)が1級山岳エライツ峠(距離3.9km/平均10.6%)でメイン集団に吸収されると、ジロの落車から復帰したミケル・ランダ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)とサイモン・カー(イギリス、EFエデュケーション・NIPPO) が飛び出す。そのまま加速したカーがランダを置き去りにし、単独で山頂を越えると、降り出した雨に濡れならが下りで後続との差を広げていった。

その後方ではミッケルフレーリク・ホノレ(デンマーク、ドゥクーニンク・クイックステップ)、ニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・NIPPO)、マテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス)、ロレンツォ・ロータ(イタリア、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)の4人が集団で追走。カーに残り22km地点で追いつくと、メイン集団との差を徐々に拡大していく。

2018年大会の覇者ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)2018年大会の覇者ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) photo:CorVos
先行する集団に選手を送り込めなかったトレック・セガフレードや、18歳のフアン・アユソ(スペイン)がエースナンバーをつけるUAEチームエミレーツがメイン集団を牽引するものの、タイム差が1分縮まらない。一方、下りの得意なモホリッチからリードを奪いたいポーレスが、最終山岳ムルギル・トントラで仕掛けるが不発に終わり、役割を果たし遅れていくカーを除く4人でフィニッシュまで続く下りに突入した。

残り5kmの鋭角な右コーナーに先頭で入ったモホリッチがまだら模様に濡れた路面でバランスを崩すと、その動きに煽られるように後方のホノレがフェンスに衝突。空中に浮き上がったホノレのバイクにロータの前輪が接触し落車してしまう。すぐさま立ちあがったホノレは先行する2人に追いつくが、復帰に時間がかかったロータはここで勝機を逸しまう。

モホリッチ、ポーレス、そして残り2kmで追いついたホノレの順で最終ストレートに入ると、残り200mからモホリッチがスプリントを開始。しかし、その右側からポーレスが上半身を動かさない独特なスプリントフォームで加速すると、バイクを投げ出したモホリッチとその更に右から来たホノレを抑え、ポーレスがプロ4年目にして初めとなる勝利を挙げた。

モホリッチとホノレをスプリントで下したニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・NIPPO)モホリッチとホノレをスプリントで下したニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・NIPPO) photo:CorVos
プロ初勝利を掴み取ったニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・NIPPO)プロ初勝利を掴み取ったニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・NIPPO) photo:CorVos
「プロ初勝利を素晴らしいファンのいるバスクで挙げることができ本当に嬉しい。チームには優勝候補となる選手がいなかったので、賢い走りをしなければ勝てないと思っていた」と、クラシカ・サンセバスティアン初制覇を果たしたポーレス。

勝負を決める分岐点となった残り5kmのコーナーについて「他の選手たちがお互いの動きに集中していたのに対し、僕はずっとガーミン(サイクルコンピュータ)の地図でコースを確認していた。鋭角コーナーがくると分かっていたのが落車を回避できた理由だろう。可能な限りフレッシュな状態で最後のスプリントに挑めるよう力を溜めていた」と語った。

また1分遅れでやってきたメイン集団では、アレッサンドロ・コーヴィ(イタリア、UAEチームエミレーツ)がスプリントでアラフィリップやヴィンゲゴーに先着。22歳の若手クライマーが歴代の優勝者有たちを抑え5位入賞を果たした。

表彰台でベレー帽を被り喜ぶニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・NIPPO)表彰台でベレー帽を被り喜ぶニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・NIPPO) photo:CorVos
クラシカ・サンセバスティアン2021結果
1位ニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・NIPPO)5:34:31
2位マテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス)
3位ミッケルフレーリク・ホノレ(デンマーク、ドゥクーニンク・クイックステップ)
4位ロレンツォ・ロータ(イタリア、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)
5位アレッサンドロ・コーヴィ(イタリア、UAEチームエミレーツ)1:04
6位ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)
7位オドクリスティアン・エイキング(ノルウェー、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)
8位ヨナス・ヴィンゲゴー(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)
9位ジャンニ・モスコン(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)
10位バウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード)
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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