コフィディスをサポートするイタリアン・ホイールブランドのフルクラム。チューブレスタイヤにも対応するエアロ形状のWINDシリーズに75mmハイトのモデルが登場した。タイムトライアルやトライアスロンのようなスピードと巡航性を求める場面に最適なモデルだ。



フルクラム WIND 75 DBフルクラム WIND 75 DB (c)カワシマサイクルサプライ
フルクラムのレーシングホイール"SPEED"シリーズと並ぶハイパフォーマンスモデルの"WIND"シリーズ。エアロダイナミクスにフォーカスしたWINDは、ワイドなリム幅、従来型よりも空気抵抗が少ないリムシェイプが与えられ、高速巡航時でのスピード維持と伸びに期待できるモデルだ。

2020年モデルとしてラインアップに追加された当初は40mmハイト、50mmハイトという2種類の展開だったが、今回75mmハイトのモデルが追加されることに。3種類のリムハイトが揃えられたWINDは、これでシリーズのフルラインアップとなるという。75mmというディープなリムは外見から想像できる通り、高速巡航が必要な平坦レースやタイムトライアル、トライアスロンと言った場面で活躍してくれるだろう。

フリーハブはHG11、XDRが用意されているフリーハブはHG11、XDRが用意されている (c)カワシマサイクルサプライフリーハブはHG11、XDRが用意されているフリーハブはHG11、XDRが用意されている (c)カワシマサイクルサプライ


リムは外幅27mm、内幅19mmとワイドな設計で、2WAY-FIT(チューブレス対応)仕様となっている。Mo-Magテクノロジーが使用されているためリムベッドにはニップルホールは存在せず、ホイールの耐久性や剛性が向上している。加えて、クリンチャーとチューブレスどちらのタイヤを装着する際にもリムテープが不要なことも大きなメリットだ。

今回のモデルはフリーハブにアップデートが加えられている。新たに36Tのラチェットを使用することで、噛合の角度が従来の12°から10°に変更されており、漕ぎ出しでよりクイックな反応性を感じられるだろう。フリーボディはHG11とXDRがそれぞれ用意されている。

フルクラムの空力研究の結晶であるWINDシリーズフルクラムの空力研究の結晶であるWINDシリーズ (c)カワシマサイクルサプライ
エアロダイナミクスを煮詰めたリムシェイプを採用するエアロダイナミクスを煮詰めたリムシェイプを採用する (c)カワシマサイクルサプライ
WINDシリーズにはディスクブレーキ版とリムブレーキ版どちらも揃えられてきたが、WIND 75に関してはディスクブレーキバージョンのみがラインアップされる。ブレーキローター台座の規格はAFS。価格はHG11版が174,000円、XDR版が175,000円(税抜)とSPEEDシリーズよりも手頃な設定だ。

フルクラム WIND 75 DBフルクラム WIND 75 DB (c)カワシマサイクルサプライ


フルクラム WIND75 DB
タイヤタイプ:2WAY-FIT
タイヤサイズ:700C
ブレーキタイプ:ディスクブレーキ
ASTMカテゴリー:1
リム:UDフルカーボン、ハイト75mm、リム幅27mm、リム内幅19mm
適合タイヤ幅:23~32mm(700C)
ブレーキ規格:AFS(センターロック)
フロントアクスル:HH12/15-100
リアアクスル:HH12-142
スポーク:ステンレスダブルバテッド ラウンド、ストレート・プル F/24 R/24
ニップル:アルミ
ハブ:アルミ、アルミフランジ
重量:1,820g
重量制限:120Kg(ライダー、バイク、アクセサリーの総重量)
税抜定価:174,000円(HG11)、175,000円(XDR)


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