UCI(国際自転車競技連盟)は10月22日に、ヴィーニザブKTMに所属するマッテオ・スプレアフィコ(イタリア)のドーピング検査で採取されたサンプルから禁止薬物の陽性反応が出たと発表した。UCIはジロに出場していた同選手に対して暫定的な出場停止処分を課している。



ジロ・デ・イタリアに出場していたマッテオ・スプレアフィコ(イタリア、ヴィーニザブKTM)ジロ・デ・イタリアに出場していたマッテオ・スプレアフィコ(イタリア、ヴィーニザブKTM) photo:CorVos
UCIによると、ジロ・デ・イタリア第12ステージと第13ステージが行われた10月15日、16日に採取されたマッテオ・スプレアフィコ(イタリア、ヴィーニザブKTM)の2つの検体から、WADA(世界アンチドーピング機構)が禁止薬物に指定しているエノボサルム(オスタリン)が検出されたと発表した。

UCIのアンチドーピング規約に則い、スプレアフィコは暫定的な出場停止処分によってジロ第18ステージでレースを去っている。また同選手はBサンプルの再検査を要請する権利、またはその検査に立ち会う権利を有している。

スプレアフィコは2017年にアンドローニ・ シデルメク・ボッテキア(現アンドローニジョカトリ・シデルメク)でプロ入りした27歳。レース中断期間が明けた2020年7月31日より同じプロチームであるヴィーニザブKTMに移籍し、ジロ・デ・イタリアの出場メンバーに選出された。

現在までにチームやスプレアフィコ本人からの正式なコメントは出されていない。

text:Sotaro.Arakawa

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