2020/07/19(日) - 10:53
ジャイアントのオールラウンドレーサー、TCR。今年フルモデルチェンジを果たし、更なる重量剛性比の向上、エアロダイナミクスの強化などレーシングバイクとして正統進化を果たした新モデルから、セカンドグレードに位置付けられるTCR ADVANCED PRO 1 DISCをインプレッション。
世界最大の自転車メーカーとして、押しも押されぬ存在となったジャイアント。多くのブランドのOEM先として認知されていたのも今は昔、先進的な発想と設計によって次々と高性能なバイクを生み出し、レースの世界でも瞬く間にスターダムへと駆け上がった。
その原動力となったのが、1997年に登場したロードレーサー"TCR"。TCRはコンパクトなフレームデザインによって、軽量かつ優れた剛性を持ち、更には低重心化を実現。ローラン・ジャラベールらが所属する強豪チーム・ONCEによってその高性能を全世界に証明した。
それから20年以上の時が流れた今も、ジャイアントのレーシングバイクとしてTCRはラインアップされ続けている。そして今年、初代の登場から数えること9世代目にして最新のTCRが発表された。
初代から受け継がれるコンパクトなスローピングデザインはそのままに、TCRはジャイアントの最高峰オールラウンドレーサーとして、各所にアップデートを施すことで第一線級のレーシングマシンであり続けてきた。
新型TCRも、その系譜に連なるモデルとして正統進化を果たしている。代々掲げてきた「トータルレースバイク」というコンセプトを更に推し進めるために、ジャイアントは重量剛性比の強化を軸に新型TCRの開発を進めたという。
より軽く、より硬いバイクは優れた反応性と登坂性能をもたらす。そのシンプルな解を求め、ジャイアントはカーボンフレームの素材をアップデートするとともに、製造プロセスを更に高精度なものへと刷新した。
カーボンシートを任意の形状へと切り抜く際、従来用いられてきたカッティング方式に変わり、最先端のレーザーカットマシンを導入。より精密かつ自由度の高い形状のカーボンシートの作成によって、無駄な積層を削減し大幅な軽量化を実現したという。更に、カーボンシートの積層過程を機械化することで、より均一な品質を担保している。
これらの努力の結果、新型TCRのフレームとフォークを合わせた剛性は149.76N/mmをマーク。重量剛性比は118と、ライバルブランドたちの競合モデルに対して15%以上高い数値を示したという。
だが、軽量で高剛性であるだけでは、最新のオールラウンドバイクの水準には到達しえない。登りだけでなく、平地や下りで勝負が決することも多い近年のレースにおいては、優れたエアロダイナミクスを備えていなくては、オールラウンドバイクとは名乗れない。
ジャイアントもその点は知悉しており、新型TCRは前作と比較して大幅に空気抵抗を削減している。各チューブの断面形状を最適化し、空気の流れを整えることで高速域での伸びが飛躍的に向上している。その差は先代との比較において、200Wで40kmの距離を走行した際に34秒ものアドバンテージという形で表れているという。
また、エアロダイナミクスの向上によって高速化した下りでも、意のままにバイクを操ることのできるコントロール性も確保されている。大きな役割を果たすのは、前作比35%ものねじれ剛性向上を果たしたフロントフォークだ。ディスクブレーキの制動力に対し、左右のブレード形状を非対称にすることなく積層の変更によって対応することで、コーナーリング時の左右差を解消した。
登り、平坦、下り、次々に変化するコースのどのセクションにおいても、アドバンテージをもたらしてくれる最優の一台として開発された新型TCR。今回インプレッションするのは、セカンドグレードとなるTCR ADVANCED PRO 1 DISC。上位グレードのADVANCED SLとは異なり調整式のエアロシートポストを採用し、より扱いやすさに重点を置いた一台だ。
アセンブルされるのは機械式のシマノULTEGRA、そしてジャイアントが新たに開発した42mmハイトのフックレスカーボンホイール"SLR1 42"。ハンドルやステムなどもジャイアントでまとめられる他、サドルも新作のショートノーズモデル"FLEET SL"を組み合わせた隙の無い一台だ。それではさっそくインプレッションへ移ろう。
― インプレッション
「キレのある加速感が身上、一歩抜きん出たパッケージングも魅力」藤野智一(なるしまフレンド)
非常にバランスに優れていて、乗りやすさが際立つ一台です。適度な剛性感と軽い車重が相まって、加速のキレが素晴らしい。しなやかなフレームですので脚にも負担がきにくいですから、登りでのアタック合戦などはこのバイクの主戦場でしょう。
ケイデンス高めで回していく人も、低めでトルクを掛けていく人でもしっかり受け止めてくれるので、どんなタイプの人にもマッチしやすいバイクです。ただ、スプリンターにとっては少し物足りないかもしれません。高速域での伸びは他のバイクに一歩譲るような印象です。
一方で振動吸収性も良いですし、バイク自体のリズム感も掴みやすいので、ロングライドでも体力の消耗を抑えながら走れそうです。ヒルクライムからアップダウンが多めのレース、ロングライドまで、幅広い用途で活躍してくれるオールラウンドなバイクだと思います。
今回のモデルチェンジでエアロ化も実現したとのことですが、フレーム形状的にも明らかなエアロ感というのは薄い印象でした。フロントフォークからダウンチューブ、チェーンステーという最も剛性が必要となる部分はしっかりとボリュームが与えられているというイメージですね。
どちらかというと、リムハイト高めのホイールによるエアロ効果が大きいのではないかと感じます。空力性能に優れつつも、ヒルクライムでも違和感は全くない。ジャイアントオリジナルのホイールとのことですが、かなり高性能な一本だと思います。
ホイールもそうですし、サドルにしても専業メーカー顔負けの完成度ですよね。更に、クランクはパワーメーターを搭載しているんですから驚きです。あとはGPSサイクルコンピューターさえ付けてしまえば、このままのスペックで何も不満な点は無いですよね。
開発力があって、自社製品でアセンブルすることが出来るのはジャイアントの強みです。価格に対して圧倒的なパフォーマンスを発揮してくれます。峠が好きなヒルクライマーやロングライダーにとっては、非常に魅力的な一台ですね。
「リムブレーキバイクと遜色ない軽快なヒルクライム性能」川原建太郎(ワイズロード東大和)
この走りで45万円?いや、さすがジャイアントですね。もう完売しててもおかしくない。どこのお店でも取り合いになるんじゃないですか?と、いきなり生々しい話をしちゃって申し訳ない(笑)。でもちょっとこのバイクの出来には驚かされましたね。自分の走りにとてもフィットしていて、自分の愛車とブラインドテストしても正直見分けられる自信がありません。
正直、ディスクブレーキロードに対しては少しくらい挙動が重くとも、『まあそういうもんだよね』という諦めのようなものを感じていたんですけれども、このバイクに関してはそういった感覚は一切なかったですね。
リムブレーキのヒルクライムバイクに遜色がないレベルで軽やかに登れるのにはびっくりしました。もちろん、極限まで軽量化を求めるのであればリムブレーキバイクが有利なのは事実ですが、ディスクブレーキバイクにはそのわずかな重量差を補って余りあるメリットがあります。登ったら下らないといけないですし、急に雨が降ってきても安心です。そういった意味で、ピュアクライマーではなくトータルレースバイクというべきなのかもしれないですね。
とにかく軽さと剛性感のバランスに優れていてついついダンシングしたくなるんですよ。非常に乗りやすくて、重心移動が容易なのも大きな武器になりそうです。例えば下りをエアロポジションでスピードを上げてクリアした後に、登り返しをアウターのままダンシングでクリアするようなシーンでも、非常にスムーズに走り抜けられる。
単純に剛性面だけで言えば、もっと硬いバイクはあるんですが、一般的な日本人の体格や出力レベルでちょうどいい硬さなんだと思います。体重で言うと60~65kgくらいのレーサーで、登りも下りもこなしたい、そんな人にドンピシャですね。
ワイヤリングも、あえてフル内装にしていないというのも面白いポイントですよね。PROPELではフル内装にしているので、やろうと思えば出来るはずなんですが、そこをあえてやらないというところに哲学を感じます。軽さもあるでしょうし、ポジション出しのしやすさといった面も考慮に入れているんだと思います。その一方で、シートチューブやピラーなど、エアロ形状を採用している部分はあるので、やれるところはちゃんとやっているという印象です。
新作のショートノーズサドルや、カーボンホイールの出来も良いですし、パワーメーターが最初から付いてくるというのも驚きです。スマートトレーナーを買わずともZWIFTができる、というのも大きいですよね。これだけの性能のフレームに、このパッケージングで45万円。リムブレーキバイクからディスクブレーキロードに乗り換えを検討している人にとっては、選択肢から外せない一台でしょう。
ジャイアント TCR ADVANCED PRO 1 DISC
フレーム:Advanced-Grade Composite OLD142mm
コンポーネント:Shimano ULTEGRA
ホイール:GIANT SLR1 42 DISC Hookless Carbon
タイヤ:GIANT GAVIA COURSE 1 700x25C Tubeless Ready
サイズ:425(XS),445(S),470(M),500(ML)mm
カラー:マットローズウッド
価格:450,000円(税抜)
インプレッションライダーのプロフィール
藤野智一(なるしまフレンド)
92年のバルセロナ五輪ロードレースでの21位を皮切りに、94/97年にツール・ド・おきなわ優勝、98/99年は2年連続で全日本選手権優勝など輝かしい戦歴を持つ。引退してからはチームブリヂストンアンカーで若手育成に取り組み同チームの監督を務めた。2012年より出身チームのなるしまフレンドに勤務し店長を務める。ブリヂストン時代にはフレームやタイヤの開発ライダーも務め、機材に対して非常に繊細な感覚を持つ。
なるしまフレンド
CWレコメンドショップページ
川原建太郎(ワイズロード東大和)
ワイズロード東大和店の副店長であり、同社実業団チームのキャプテンも務める。JBCFのE1クラスで走っていた経験を持つ実力派スタッフで、速く走りたいというホビーレーサーへのアドバイスを得意とする。バイオレーサー1級の資格を持ち、ライダーのパフォーマンスを引き出すフィッティングに定評がある。東大和店はワイズロードの中でも関東最大級の店舗で、各ジャンルに精通したスタッフと豊富な品揃えが特徴だ。
ワイズロード東大和
CWレコメンドショップページ
ウェア協力:カステリ
text:Naoki.Yasuoka
photo:Makoto.AYANO
世界最大の自転車メーカーとして、押しも押されぬ存在となったジャイアント。多くのブランドのOEM先として認知されていたのも今は昔、先進的な発想と設計によって次々と高性能なバイクを生み出し、レースの世界でも瞬く間にスターダムへと駆け上がった。
その原動力となったのが、1997年に登場したロードレーサー"TCR"。TCRはコンパクトなフレームデザインによって、軽量かつ優れた剛性を持ち、更には低重心化を実現。ローラン・ジャラベールらが所属する強豪チーム・ONCEによってその高性能を全世界に証明した。
それから20年以上の時が流れた今も、ジャイアントのレーシングバイクとしてTCRはラインアップされ続けている。そして今年、初代の登場から数えること9世代目にして最新のTCRが発表された。
初代から受け継がれるコンパクトなスローピングデザインはそのままに、TCRはジャイアントの最高峰オールラウンドレーサーとして、各所にアップデートを施すことで第一線級のレーシングマシンであり続けてきた。
新型TCRも、その系譜に連なるモデルとして正統進化を果たしている。代々掲げてきた「トータルレースバイク」というコンセプトを更に推し進めるために、ジャイアントは重量剛性比の強化を軸に新型TCRの開発を進めたという。
より軽く、より硬いバイクは優れた反応性と登坂性能をもたらす。そのシンプルな解を求め、ジャイアントはカーボンフレームの素材をアップデートするとともに、製造プロセスを更に高精度なものへと刷新した。
カーボンシートを任意の形状へと切り抜く際、従来用いられてきたカッティング方式に変わり、最先端のレーザーカットマシンを導入。より精密かつ自由度の高い形状のカーボンシートの作成によって、無駄な積層を削減し大幅な軽量化を実現したという。更に、カーボンシートの積層過程を機械化することで、より均一な品質を担保している。
これらの努力の結果、新型TCRのフレームとフォークを合わせた剛性は149.76N/mmをマーク。重量剛性比は118と、ライバルブランドたちの競合モデルに対して15%以上高い数値を示したという。
だが、軽量で高剛性であるだけでは、最新のオールラウンドバイクの水準には到達しえない。登りだけでなく、平地や下りで勝負が決することも多い近年のレースにおいては、優れたエアロダイナミクスを備えていなくては、オールラウンドバイクとは名乗れない。
ジャイアントもその点は知悉しており、新型TCRは前作と比較して大幅に空気抵抗を削減している。各チューブの断面形状を最適化し、空気の流れを整えることで高速域での伸びが飛躍的に向上している。その差は先代との比較において、200Wで40kmの距離を走行した際に34秒ものアドバンテージという形で表れているという。
また、エアロダイナミクスの向上によって高速化した下りでも、意のままにバイクを操ることのできるコントロール性も確保されている。大きな役割を果たすのは、前作比35%ものねじれ剛性向上を果たしたフロントフォークだ。ディスクブレーキの制動力に対し、左右のブレード形状を非対称にすることなく積層の変更によって対応することで、コーナーリング時の左右差を解消した。
登り、平坦、下り、次々に変化するコースのどのセクションにおいても、アドバンテージをもたらしてくれる最優の一台として開発された新型TCR。今回インプレッションするのは、セカンドグレードとなるTCR ADVANCED PRO 1 DISC。上位グレードのADVANCED SLとは異なり調整式のエアロシートポストを採用し、より扱いやすさに重点を置いた一台だ。
アセンブルされるのは機械式のシマノULTEGRA、そしてジャイアントが新たに開発した42mmハイトのフックレスカーボンホイール"SLR1 42"。ハンドルやステムなどもジャイアントでまとめられる他、サドルも新作のショートノーズモデル"FLEET SL"を組み合わせた隙の無い一台だ。それではさっそくインプレッションへ移ろう。
― インプレッション
「キレのある加速感が身上、一歩抜きん出たパッケージングも魅力」藤野智一(なるしまフレンド)
非常にバランスに優れていて、乗りやすさが際立つ一台です。適度な剛性感と軽い車重が相まって、加速のキレが素晴らしい。しなやかなフレームですので脚にも負担がきにくいですから、登りでのアタック合戦などはこのバイクの主戦場でしょう。
ケイデンス高めで回していく人も、低めでトルクを掛けていく人でもしっかり受け止めてくれるので、どんなタイプの人にもマッチしやすいバイクです。ただ、スプリンターにとっては少し物足りないかもしれません。高速域での伸びは他のバイクに一歩譲るような印象です。
一方で振動吸収性も良いですし、バイク自体のリズム感も掴みやすいので、ロングライドでも体力の消耗を抑えながら走れそうです。ヒルクライムからアップダウンが多めのレース、ロングライドまで、幅広い用途で活躍してくれるオールラウンドなバイクだと思います。
今回のモデルチェンジでエアロ化も実現したとのことですが、フレーム形状的にも明らかなエアロ感というのは薄い印象でした。フロントフォークからダウンチューブ、チェーンステーという最も剛性が必要となる部分はしっかりとボリュームが与えられているというイメージですね。
どちらかというと、リムハイト高めのホイールによるエアロ効果が大きいのではないかと感じます。空力性能に優れつつも、ヒルクライムでも違和感は全くない。ジャイアントオリジナルのホイールとのことですが、かなり高性能な一本だと思います。
ホイールもそうですし、サドルにしても専業メーカー顔負けの完成度ですよね。更に、クランクはパワーメーターを搭載しているんですから驚きです。あとはGPSサイクルコンピューターさえ付けてしまえば、このままのスペックで何も不満な点は無いですよね。
開発力があって、自社製品でアセンブルすることが出来るのはジャイアントの強みです。価格に対して圧倒的なパフォーマンスを発揮してくれます。峠が好きなヒルクライマーやロングライダーにとっては、非常に魅力的な一台ですね。
「リムブレーキバイクと遜色ない軽快なヒルクライム性能」川原建太郎(ワイズロード東大和)
この走りで45万円?いや、さすがジャイアントですね。もう完売しててもおかしくない。どこのお店でも取り合いになるんじゃないですか?と、いきなり生々しい話をしちゃって申し訳ない(笑)。でもちょっとこのバイクの出来には驚かされましたね。自分の走りにとてもフィットしていて、自分の愛車とブラインドテストしても正直見分けられる自信がありません。
正直、ディスクブレーキロードに対しては少しくらい挙動が重くとも、『まあそういうもんだよね』という諦めのようなものを感じていたんですけれども、このバイクに関してはそういった感覚は一切なかったですね。
リムブレーキのヒルクライムバイクに遜色がないレベルで軽やかに登れるのにはびっくりしました。もちろん、極限まで軽量化を求めるのであればリムブレーキバイクが有利なのは事実ですが、ディスクブレーキバイクにはそのわずかな重量差を補って余りあるメリットがあります。登ったら下らないといけないですし、急に雨が降ってきても安心です。そういった意味で、ピュアクライマーではなくトータルレースバイクというべきなのかもしれないですね。
とにかく軽さと剛性感のバランスに優れていてついついダンシングしたくなるんですよ。非常に乗りやすくて、重心移動が容易なのも大きな武器になりそうです。例えば下りをエアロポジションでスピードを上げてクリアした後に、登り返しをアウターのままダンシングでクリアするようなシーンでも、非常にスムーズに走り抜けられる。
単純に剛性面だけで言えば、もっと硬いバイクはあるんですが、一般的な日本人の体格や出力レベルでちょうどいい硬さなんだと思います。体重で言うと60~65kgくらいのレーサーで、登りも下りもこなしたい、そんな人にドンピシャですね。
ワイヤリングも、あえてフル内装にしていないというのも面白いポイントですよね。PROPELではフル内装にしているので、やろうと思えば出来るはずなんですが、そこをあえてやらないというところに哲学を感じます。軽さもあるでしょうし、ポジション出しのしやすさといった面も考慮に入れているんだと思います。その一方で、シートチューブやピラーなど、エアロ形状を採用している部分はあるので、やれるところはちゃんとやっているという印象です。
新作のショートノーズサドルや、カーボンホイールの出来も良いですし、パワーメーターが最初から付いてくるというのも驚きです。スマートトレーナーを買わずともZWIFTができる、というのも大きいですよね。これだけの性能のフレームに、このパッケージングで45万円。リムブレーキバイクからディスクブレーキロードに乗り換えを検討している人にとっては、選択肢から外せない一台でしょう。
ジャイアント TCR ADVANCED PRO 1 DISC
フレーム:Advanced-Grade Composite OLD142mm
コンポーネント:Shimano ULTEGRA
ホイール:GIANT SLR1 42 DISC Hookless Carbon
タイヤ:GIANT GAVIA COURSE 1 700x25C Tubeless Ready
サイズ:425(XS),445(S),470(M),500(ML)mm
カラー:マットローズウッド
価格:450,000円(税抜)
インプレッションライダーのプロフィール
藤野智一(なるしまフレンド)
92年のバルセロナ五輪ロードレースでの21位を皮切りに、94/97年にツール・ド・おきなわ優勝、98/99年は2年連続で全日本選手権優勝など輝かしい戦歴を持つ。引退してからはチームブリヂストンアンカーで若手育成に取り組み同チームの監督を務めた。2012年より出身チームのなるしまフレンドに勤務し店長を務める。ブリヂストン時代にはフレームやタイヤの開発ライダーも務め、機材に対して非常に繊細な感覚を持つ。
なるしまフレンド
CWレコメンドショップページ
川原建太郎(ワイズロード東大和)
ワイズロード東大和店の副店長であり、同社実業団チームのキャプテンも務める。JBCFのE1クラスで走っていた経験を持つ実力派スタッフで、速く走りたいというホビーレーサーへのアドバイスを得意とする。バイオレーサー1級の資格を持ち、ライダーのパフォーマンスを引き出すフィッティングに定評がある。東大和店はワイズロードの中でも関東最大級の店舗で、各ジャンルに精通したスタッフと豊富な品揃えが特徴だ。
ワイズロード東大和
CWレコメンドショップページ
ウェア協力:カステリ
text:Naoki.Yasuoka
photo:Makoto.AYANO
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